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tentonto meeting Vol.2 〜文フリに向けて〜

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先月末、ことし11月の文学フリマを目指して作成中の発達障害者向け本について、メンバー5名で第二回のmeetingを行いました。第一回では「発達障害者向けの手帳術」という題材で進めていこうか、という話が出ていましたが、今回の話し合いでは手帳にこだわらず、当事者各々で実施している「感情整理、不安解消法」に焦点をあてた本にしていくのはどうか、という話になりました。メンバーからも実体験や意見を積極的に話してもらえたので、視野が広がりました。

私事ですが、実は最近新しい仕事を始めました(や、やったー!)(でもやっぱり人、怖い…)(あぁ…大丈夫かな…)。数ヶ月前からすると環境が一気に変わったこともあり、いろいろ思っていることがありますが、できることなら長く続けてみたい。それを叶えるためには、自分に合った”ライフハック”を取り入れることや、自身の生活スタイルを再考することが必要な気がしています。(が、がんばるぞ!)

感情の整理をすることは、生活を送っていく上でも何かにチャレンジする上でもプラスになることが多いと感じています。ただ私自身に関しては、整理をやりすぎてしまう傾向が災いして、臆病になったりニヒリズムに陥ってしまうケースも多発しがちだったり。……人間は不完全な生き物だということを、忘れてはいけませんね。

今月のmeetingでは、いよいよ申し込みができるように内容をまとめていきたいと思います。

余談

わ田かまりという活動名を、加間 衣記(かま いき)という活動名に変更しました。わ田かまりという文字列は大して面白くもないのに変に奇抜で、単純にこれからもやっていける自信がなくなったからです。こんなところにも神経質さが出ていて恥ずかしいかぎり。しょぼい人間ですが、メンバーと一緒になんとか頑張っていい本を作っていきたいです。

発達障害者向け手帳術についてのmeeting

 
先日、編集長ユミズタキスさんと都内の某ファミリーレストランにてミーティングを行いました。その内容は、私の提案した「発達障害者向けの手帳術」に関する本作りについて。まだまだ動き出したばかりですが、形にするべく動いていきたいと思っています。

以前TENTONTOでも記事にてご紹介しましたが(→自閉症スペクトラム者、痛みの感覚が鋭いから人付き合いを避ける?驚きの研究結果)、ASD傾向のある当事者の方はとても繊細なところがあると言われています。これは私にも当てはまり、ほとんど人と会わない生活を送っているのにも関わらず、本当に些細なことで傷つきます。そのとき要因は、私の場合は他人の言動や表情であることがほとんどです。いとも簡単にガラスのハートは粉砕されます。崩れる音が相手に聞こえちゃうかもというくらいのショック具合。しかし、そんな自分の心の動きを冷静に見ている自分もいるような気がします。不思議ですね。
 
 
話は変わって、私のADHD傾向について。ADHDをもつ男性は実際の行動での多動傾向(多動/衝動性傾向)が強く、ADHDをもつ女性は脳内の多動傾向(不注意傾向)が強く出やすい、とされています。一応私も女のようで、いつもいつもあーだこーだ脳内で理屈や不安なことをこねくり回して過ごしています。そしてこの脳内でこねくり回す行為によって、自分が傷つくこともしばしばあります。脳内は密室で行き止まりです。こねた理屈と理屈がぶつかって日々行き場を失っています。

そんなガラスのハートと、かたいのかやわらかいのかよく分からない不可解な脳みそを持ちながらも、なんとか生きなくてはなりません。私はそんな自分の生活を支えるべく、日々の感情管理の術として手帳を活用しています。手帳の活用方法は様々ですが、この本では何かヒントになるようなものを提供できたらな…なんてことを考えています。いい風にこねくり回していきたいな…。いい風に。

長くなりましたが、ひとまずは11月の文学フリマを目標に動いていきます。ちょっとだけ暖かく見守ってくださったらそれはもう、とても嬉しいです。
 
 
わ田かまり