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CATEGORY: コラム

コラム:世の中の「裏ワザ」

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O = オーダー(秩序)

なかなか理解されない「自分ルール」にも、なにかヒントがあるかも。
 
テレビゲームが好きな人は、「裏ワザ」という言葉をご存知だろう。説明書やプレイ画面には明確に示されていないけれど、ふとしたきっかけで手に入る便利なアイテムや、自分のステータスを強化できる隠し要素のことだ。

世の中には「裏ワザ」がたくさんあると思う。つまり、「明文化されていたり、誰かがキチンと教えてくれたりする訳ではないけれど、それを知っていると生活が便利になったり、むしろ知らないとものすごく不便なこと」。いわゆる不文律と言い換えても良いだろう。

僕にとってのそれは、コンビニやビデオ店のポイントカードだった。なぜか。まず、ポイントという概念がよくわからなかった。景品と交換できたり、お金として使えたり。溜めたポイントがどう使えるかはお店によって違う。後者の場合、払ったお金(円)が何ポイントになって返ってくるかというルールも決まっていたりする。還元率というやつだ。最近ではクレジット機能が加わった「便利な」ポイントカードが増えているけれど、カードごとに登録している口座が違ったりするととてもヤヤコシイ。「ヤヤコシイこと」がねずみ算式に増えてきている気がする。

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コラム:テントントさん、みんなであそぶ。

コミュニケーションのうまくいかなさ。ASDであれ、ADHDであれ、発達障害をもつひとの大半は抱えている、ひとりでないときに生じるこの手の困難は、たとえ息抜きであそぶにしたって関係してくる。

発達障害者やグレーの人は相対的に、ひとりあそびのうまいひとが多いと思う。どこから見つけてきたのというような趣味にハマっていたり、やりこんでいたりする。それ自体はいいことだけど、ひとつの遊びで得られる豊かさには限りがあって、晴らしたい気の種類によっては、有効でないこともありそうだ。

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“些細なこと”と自分―『汝自らを知れ』のセンサリー

些細なことに苦しめられるからこそ、われわれは些細なことに慰められる。(パスカル『パンセ(上)』塩見徹也訳57p・岩波文庫)

少し前に書いたコラムで、パスカルの考える葦の話をしました。思考する自己があることの価値を伝える言葉ですが、圧倒的な存在を知って打ちひしがれたとき、私はこの言葉が頭のなかに度々よぎります。

考える葦の言葉が書かれた『パンセ』には、感覚と思考についての洞察が散見されます。虫が一匹耳元でぶんぶん飛び回っているだけで、世界最高の頭脳ですらその能力が発揮できなくなる、といった洞察です(同書p72)。これは私がTENTONTOを通して伝えたいセンサリーデザインが、どれだけ大切かを理解するきっかけに良い例えだと思います。

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コラム:私も僕も俺もみんなアニマル

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S = シャイン(輝き)

テントントさんの持つちょっと変わった好奇心にスポットを当てます。
 
 
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Photo: 傘子

皆さんいかがお過ごしでしょうか、わ田かまりです。少し肌寒くなりましたね。秋を所々で感じています、とびきりのサツマイモを食したいです。

さて、月のほとんどは閉塞的な生活を送っているのですが、五日くらい驚く程開放的になれる日というのが変則的に存在しまして(あるいは意図的に開放的にする)、今月はその一日に動物園を当てました。特別、動物を見るのが好きという訳ではなかったのですが、以前から人間以外の動物を少し知っておきたいという欲があり、機会を設けて行くことにしました。

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コラム:失敗しても、創造的な日々

みなさん、こんばんは。TENTONTOメンバーのmarfです。

しんどいな、できないなと感じたとき、どうやってやり過ごすのか、人によってさまざまな方法があると思います。やり過ごすことは、逃げること。そういった、ともすれば否定的なイメージがあることなのかもしれませんが、私は最近、それは実は創造的なことなのかもしれない、と、思うようになりました。

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地球への反抗、ちっぽけな抗いの巻

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O = オーダー(秩序)

なかなか理解されない「自分ルール」にも、なにかヒントがあるかも。
 
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Photo: 

私はほとんどの事柄、物、人に興味、好奇心が薄い。

私は音楽がとても好きだ。興味があるかはまた別の話になってしまうが兎にも角にも好きだ。クラシックやロック、ジャズなど様々なジャンルを聴くのだが、主に海外のインディーズをよく聴く。ジャンルで言えばポストロックやマスロック、エモにあたる音楽だ。非常にイカしており私はハマった曲をリピート再生する。飽きるまで聴くことをやめられないのだ。イントロからサビまでの間が気に入ればその区間だけ繰り返し止めて巻き戻してという動作をしたりして快楽を得る。

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ゆるぢえさんインタビュー・後日談

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ゆるぢえさんインタビュー・後日談

昨日公開していただきました、フリーペーパーTENTONTOへのインタビュー。Twitterでのお気に入りやリツイート、ご感想のコメントなど、大変大きな反響をいただき、ありがとうございます。本日の更新では、インタビューを受けた編集長ユミズタキスとライターYutaniの二人が、後日談という形で軽くお酒を飲みつつ話した内容をお届けしたいと思います。

Yutani(以下Y):今回のインタビュー、大反響ですよね。こういう言い方も変かも知れないんですけど、僕がメンバーになったときは、TENTONTOがここまで大きな反響をもらえるようになるとはとても思っていなくて。

タキス(以下タ):そうだよね。その時は創刊号を500部、頑張って出したばかりで、フリーペーパーのことも全然まだ分かってなかったし。

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コラム:なんでもない日のテントン会

ゴールデンウィーク最終日。テントントのメンバー4人で新宿某所の居酒屋へ行った。一緒に飲んだことのないメンバーだったので、一度飲んでみようということになったからだ。

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コラム:栗原類さんの告白

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Y = ユース(青春)

熱い思いを胸に活動する、テントントさんのハートフルなチャレンジ。
 
 
モデルの栗原類さんがテレビで発達障害をカミングアウトされて、もうすぐ2年になりますね。TENTONTOno.7でも取り上げた、栗原さんの言葉。発達障害の本質的な部分の認知と理解は、この2年でどれだけ広まったでしょうか。カミングアウト当時のテントントの記事をご紹介します。
 
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コラム:こだわり過ぎて疲れる

先日読んだ、ASD者のこだわりに関する本(注)で、興味深い記述をみつけた。『傍から見てASD児は好きでこだわり続けているように見えるが、そうとは限らない。彼らは、こだわり過ぎてウンザリしていてもこだわりをなかなかやめられないことがあるのだ』…というような内容だった。私も狭く深く何かにハマったとき、ウンザリしてもハマり続けてしまうな、と、読んでハッとした。(ところで、Twitterでよくみる『○○(アニメ作品名)沼にハマる』、という表現も似たような感じなのだろうか)

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