映画『ぼくは写真で世界とつながる』
ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。本日は自閉症のアマチュア写真家・米田祐二さんのドキュメンタリー映画をご紹介します。
15歳でデジタルカメラでの撮影をスタートした、自閉症のアマチュアカメラマン米田祐二さんの姿に迫るドキュメンタリー。他者とのコミュニケーションが苦手な青年が家族の元を離れ、飛行機にも初搭乗する沖縄3日間の旅に密着する。『ゴンドラ』のプロデューサーなどを務めてきた貞末麻哉子が制作や撮影や構成を担当し、母の米田千鶴さんや兄の米田宏平さんらが登場。数々の素晴らしい写真はもとより、たくましく生きる家族の姿に心打たれる。
http://www.cinematoday.jp/movie/T0020145
製作・著作・配給: マザーバード
http://www.motherbird.net/~bokutuna/
撮影:米田祐二
米田祐二さんは伝統的自閉症と呼ばれる、知的障害(ID)との合併のあるタイプの自閉症スペクトラムをお持ちのようです。アスペルガーを持つ私も鬱の酷かった20歳の頃に写真を嗜み、撮ることで自分にとって大切にしたい価値を確かめたことがあります。写真はアウトサイダー・アーティストにとっての真理を写す道具として、優れているものなのかもしれません。米田さんを映したこの映画は、米田さんと支援者の方々の活動を記録した貴重なものだと思います。2015年6月27日より京都・イオンシネマ久御山にて公開されるそうですので、お近くの方は鑑賞されてみてはいかがでしょうか。