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ディスプレイ業大手 乃村工藝社、センサリールームの調査・研究を開始

ライターの青いロクです。昨月28日のニュースリリースによると、大手ディスプレイデザイン会社の乃村工藝社が、筑波大学・佐々木准教授と協力して福岡PayPayドームにて「センサリールーム」の利用環境を調査したようです。国内のディスプレイ業大手がセンサリールームを研究テーマとして公表するのは、おそらく初めてのことです。

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画像出典元:乃村工藝社 https://www.nomurakougei.co.jp/
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センサリーを聴く:Axel Boman feat. Man Tear & Inre Frid – Out Sailing

Axel Boman

Axel Boman feat. Man Tear & Inre Frid『Out Sailing』

自閉症スペクトラム者にとっての愛は、等速移動に詰まっている。
電車から、船から、車から。ソリから、スキー板から、歩く脚から。
閉じた自分の中に無い、流れる景色が与えてくれる刺激すべてへの恋慕。
 
 
ユミズタキス

 
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プログラミング事始め、白黒思考知り始め

 
最近、人に勧められてプログラミングを学び始めた。理性、理性、理性…。プログラミングはどこまでも理性の世界だった。入力を受け取り、適切な処理をして、求められた結果を出力する。段取りと場合分けが大切のようだ。

段取りは、料理やプラモデルを作るときを想像するとイメージしやすかった。場合分けの方は、「もしxが0以上2以下だったら」みたいなやつだ。わたしは算数や数学がとても苦手で、いまこの場合分けに苦戦している。全部が連続して見えてしまって、ここを境に考え方を変えなければならないという、いわゆる境界条件を見定めるのが難しい。
 
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YURENIKUIランニングポーチは運動するADHDに必須かもしれない

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画像出典元:YURENIKUI http://yurenikui.jp/

センサリーデザイン最前線 第68回

代表のユミズです。熱暑が続いている昨今、夏に屋内にこもりがちなのは仕方ないなと思う反面、やっぱり外で身体が動かしたくなるのも運動好きADHDのサガ。明け方ごろに近所の公園や裏山へ行って運動欲を満たす私ですが、それでも相当な暑さです。

発達障害を持っていると、一次障害的に痛みや苦しさに鈍感(ハイポ)なために、自分の感じているよりも身体の方がピンチに陥りやすい傾向がある人々がいます。私はもともと遺伝的に暑さに比較的強い面はあれど、ただでさえADHDで気が散りやすいので、なるべく体調管理を意識していないと危険なタイプと自己認識しています。

ただ、私の運動するときのポリシーとして「格好から入らない」というのがあります。身体を余計なものを揃えず持たずで、道具を揃えて満足するのではなく、身体の方を鍛える、実力を上げることに優先順位をもっていけるようにするための考えです。

そのため着のみ着のままで運動することが多いのですが、春ごろにウェアの胸ポケットが破れ(入れていたスマホが重かった)、今度はジャージの尻ポケットにスマホを入れると下着の衣擦れがひどく、さすがに何かしらの対策がいるなと感じました。
 
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クワイエットアワー、さいたま水族館で試験導入―県内各施設で導入検討も

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画像出典元:東京すくすく https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/

今月中旬、さいたま水族館にて試験的に「クワイエットアワー」が開催されました。これまでもTENTONTOでは「クワイエットアワー」に関する国内外の事例をご紹介してきましたが、日本各地で導入の動きが少しずつ盛んになっています。今回実施された際の利用者の反応など、詳細についてはこちらをご覧ください。

さいたま水族館で「クワイエットアワー」 感覚過敏の子どもに配慮して音声なし、照明も調整 – 東京すくすく

光や音量抑える「クワイエットアワー」埼玉で試験導入 – 日本経済新聞

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パナソニック 「センサリールーム」で親子のコミュニケーションを助ける

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画像出典元:URAGAWA-Knowledge https://note.com/uragawa_note/

センサリーデザイン最前線 第67回

ライターの青いロクです。パナソニックは、親子向けのセンサリールームでコミュニケーションをしやすい環境を作ることを提案し、また、事業化を目指しています。この記事では、自閉症スペクトラム児向けに日本でも設置が進む、競技場の観戦室としてのセンサリールームなどとも比較しつつ紹介したいと思います。

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イギリスの美大生、自身の経験をもとに自閉症児向け学習椅子をデザイン

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画像出典元:University for the Creative Arts https://www.uca.ac.uk/

センサリーデザイン最前線 第66回

感覚の違いによって、環境からくるストレスに苛まれやすい発達障害の当事者は、普通の人よりも多くの状況下で、集中してミスを減らすことの難しさに常に直面している人生を送っています。

そんな疲労・体調不良によって生じる学習障害をセンサリーデザインで解決する試みが広がっていますが、本日ご紹介するのは、イギリスの国立大学、クリエイティブアーツ大学の卒業生であり、自身も発達障害者であるネイサン・スパイヤーズさんによる小学生向けの学習椅子の作品です。

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コラム:電卓速打ちと緊張せずに集中すること

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画像出典元:電卓早打ち練習 http://harukomugi.sakura.ne.jp/apps/ct/

 
 

某試験で電卓を使う機会があったので、近ごろは電卓速打ちを練習して過ごす日々でした。
このレシピ、発達障害でコントロールしにくい過集中があっても、やれば絶対速く楽に打てるようになります。

【用意するもの】(1人分)
電卓 1台
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画像出典元:シャープ https://jp.sharp/

ブドウ糖 適量
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画像出典元:Amazon https://www.amazon.co.jp/

「電卓早打ち練習」のサイトを表示できるPC
 
 

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自閉症者に機会を提供、NASAのニューロダイバーシティ・プロジェクト

今年初め、アメリカの研究者が星が最期を迎えて爆発する様子を観測したというニュースがありました。ASD者が宇宙に関心を持つ傾向がある、というのは映画「シンプル・シモン」で題材にされるように、一般にも知られています。わたしもこのニュースに単純にワクワクして、最近のASDと宇宙関連のニュースを探していたところ、こんなものを見つけました。
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画像出典元:Science – NASA
https://science.nasa.gov/

NASAが昨年から実施しているニューロダイバーシティネットワーク(N3)というプロジェクトです。

N3のWEBサイト
https://n3.sonoma.edu/

概要を説明した短い動画がありましたので、翻訳してみました。
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マインクラフトで世界一になった話 ~発達障害と「やりこみ」の歓び~

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画像出典元:speedrun.com https://www.speedrun.com/

テントントの僕らの目が輝くもの 第20回

皆さんには、自分にとって居心地のいい、大好きな場所はありますでしょうか?
誰しもに最も必要なのは、安息できる場所があること。多くの人との感覚の違いやズレによって疲弊しやすい、発達障害をもつ当事者なら尚更、必要なのがそういった場所です。
TENTONTOではそういった、個人個人の感覚にとって居心地のいい場所をデザインする、センサリーデザインという欧米で生まれた考え方を広めるため、活動してきています。

さて、ASD(自閉症スペクトラム障害)とADHD(注意欠陥多動性障害)をもつ私にとって居心地のいい場所といえば、自分でアレコレ試して心地良さを作った自室はもちろんですが、もっと頭の中のイメージの世界まで含めるのなら、ゲーム『マインクラフト』の中に広がる自動生成された自然の景色が思い浮かびます。
これまでもTENTONTOでは、発達障害とマインクラフトの癒しについて記事にて紹介してきました。大学院の学生さんに、この類まれなゲームに関する研究の協力をしたこともあります。もしプレイされたことのない当事者の方がいれば、一度は触れていただきたいゲームです。
 
 
 
2021年大晦日、今年もうまくメンバーと一緒にやれる記事企画を組めなかった私は、せめても年末年始の時間を使って、ひとりで企画をやることにしました。その名も、マインクラフトで世界一をめざしてみよう!企画。
好きこそものの上手なれ、これだけ色々なところでマインクラフトの良さを伝えてきて、世界一このゲームの癒しの良さをわかっているつもりの私が、実際に世界一のゲームプレイを目指すことで、なにかマインクラフトに触れてもらうきっかけにならないか、と考えました。
さっそく調べると、マインクラフトRTA(リアルタイムアタック)という遊び方を見つけました。

RTAというのは、現実の時間を基準に、どれだけはやくゲームをクリアできるかを競う人気の遊び方です。といっても、ひたすらに広がる1mのブロックを使って、なんでも好きにできるマインクラフトは、決まった遊び方のあるゲームではないので、クリアの基準を色々とRTAを楽しむファンたちが決めて、参加したいルールで遊ぶ文化があります。
今回挑戦してみたのは、2019年に公開された、誰でもインターネットで無料でプレイできる『マインクラフトクラシック』。その中の『オールボーダーズ(ノーマル)』という競技種目になります。きのうに記録を出すことができ、きょう、SPEEDRUN.COMにて記録が承認されて、世界一となることができましたので、どんな体験だったのか記事にしてみたいと思います。

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