ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。このコーナーでは数回に分けて、現在制作中のフリーペーパーTENTONTOno.5の内容について少しずつご紹介していきます(前回はこちら)。
本日はTENTONTOno.5のティーザー画像を発表!な、なんと、TENTONTO公式キャラクター、んとんとちゃん、ぎゅぎゅちゃん、ふぁっふぁちゃんが、コーデチェンジでチーム結成?!
TENTONTOno.5は2016年3月末頃の発行予定となります。乞うご期待下さい!
————————————————————
冊子TENTONTOは、発達障害の当事者、または関係者のボランティアメンバーが集まって、生まれ持った感覚の違いゆえの困難があること、それを解決する未来をつくるデザイン、センサリーデザインについてお伝えしているフリーペーパーです。
毎号みなさまより、印刷費用のご協力を募集しております。最新号につきましても、みなさまのご協力を心よりお待ちしております。ご協賛は一口1,500円よりご応募いただけます。ご協賛についての詳細は、こちらをご覧ください。
no.5鋭意制作中のTENTONTOメンバーmarfです。本日はTENTONTOの公式キャラクター「んとんとちゃん」について、改めてご紹介いたします。
んとんとちゃんはテントントさんの女の子で、自閉症スペクトラム(ASD)を持っています。話すときの一人称は「ぼく」。はだしでいるのがすきで、ねこさんと仲良しです。
んとんとちゃんはテントンティアという世界で、自分のためのセンサリーなテントに住んでいます。ねこさんと一緒にお散歩をするのが毎日の日課です。お散歩の途中でお友達のぎゅぎゅちゃん(ASD+ADHDのがんばりやさんな女の子)やふぁっふぁちゃん(ADHDのおてんばな女の子)とお話しすることもありますが、んとんとちゃんはとってもマイペース。自分の決めた日課を大切にしているので、突然遊びに誘われても、いつものお散歩をやり通します。
んとんとちゃんは予定外のことがニガテです。突然知らない人に話しかけられたりするとびっくりしてしまいます。
んとんとちゃんのようにテントントさんはASDやADHD由来の感覚の違いを持っています。敏感すぎたり、鈍感すぎたり、「ふつう」のくくりで見ると、五感やからだの感覚のバランスがとれていないことがあります。そのため、外部からの刺激に過剰に反応してしまったり、逆に受け止め切れずに危険な目に遭うことがあるのです。
刺激を適切に処理し切れないために疲れてしまうテントントさんは多いと思います。んとんとちゃんは気持ちと体を落ち着けるため、安心な場所としてテントを使っています。
んとんとちゃんのマンガは ASD & ADHD Magazine TENTONTO | no.3 で見ることができます。
今後もんとんとちゃんの活躍にご期待ください。
marf 作
目の前に指があったら、数えずにはいられない。
物事の法則や構造を知りたいという気持ちは、システム化指数(SQ)の高さに関係しているかもしれません。
自閉症スペクトラム症状(ASC)を持つ人は、システム化指数(SQ)が高いという統計データがあります。
んとんとちゃんは、自分の体の動きすら無駄にならないように、集中して数えています。
marf 作
ASC由来の感覚の違いのひとつ、感覚感受性の”ハイパー”と”ハイポ”。
センサリーデザインとは? 第2回 → http://tentonto.jp/?p=89
肌で触って全身で圧力を感じると、モノがそこに”ある”んだなと思う。
んとんとちゃんは空気を感じてみたくて、風に向かってみています。