フリーペーパーTENTONTOno.6で、Radioheadの新曲Daydreamingのミュージックビデオを紹介した。Mark Pritchardの世界でも、またしてもThom Yorkeはさすらうことになるようだ。孤独な旅、何かを探し求めるサイエンス・フィクションは、たしかに私の自閉的感覚を刺激する。
ユミズタキス
バップ(幅広い自閉症の表現型)とは、自閉症スペクトラム症状の一部分のみをもつ人たちのこと。そんなバップたちの共通して好むものから、スペクトラムへの理解が深められるかもしれない。
Yutani
Photo: よういちらく
人間という生き物は、鏡を見るまで自分が物体だということを認識できていないという話を聞いたことがあります。鏡を見るまでは、手や足、目などが自分についているかどうかも分からないようです。
いまの自分の気持ちとか置かれている状況が分からなくなったとき、わたしは鏡を見ることがあります。鏡にうつる自分はすごく他人に思えるためです。その他人から得られる情報を吸収します。
自分が人間だということはもちろんわかっています。鏡越しに見えるのは、申し訳なさそうについている目や口、ちょっぴり上品な鼻の穴、他者と比較しても少し出過ぎているであろう頬骨。なんど鏡を覗いてもこれが自分なのか、本当のところはやはり分からないです。
わ田かまり
O = オーダー(秩序)
なかなか理解されない「自分ルール」にも、なにかヒントがあるかも。
画像出典元:BBC 様 http://www.bbc.com/
ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。このコーナーでは、多くの人と感覚の違いを持って暮らす人=テントントさんのうち、感覚の違いを多くの人へ伝える活動をされている方々をご紹介していきます。
今回は、このコーナー第2回でご紹介したアスペルガー症候群を持つニュージーランドのポップ・シンガーソングライター、レディホークさんへの別のインタビュー記事を見つけましたので、ご紹介させて頂きます。普段の生活や理想の彼氏、音楽とは、アスペを持った人たちへのアドバイスなどの質問に、とても素直に答える彼女の言葉をご覧ください。
ジャズトランペットの音色と、ずらりとならんだ毛糸を映し出す光。
音が、波が、光が、瞳の中で混ざり合って、わたしの感覚を刺激する。
marf
【関連記事】
コラム:見えないがうれしい
「橋ガール」をみてしまう
バップ=幅広い自閉症の表現型。それは自閉症スペクトラム症状の一部をもつ人たちの総称。ASD者からも定型発達者からもちょっと違う、不思議でありふれた存在。彼らの共通して好むものから、私はスペクトラムについて理解を深められている。
ユミズタキス
Y = ユース(青春)
熱い思いを胸に活動する、テントントさんのハートフルなチャレンジ。
TENTONTOメンバーのYutaniです。多くの人と感覚の違いを持って暮らす人=テントントさんのうち、感覚の違いからの問題に立ち向かう活動をされている方々をご紹介しているこのコーナー。第13回では、自閉症スペクトラム障害(ASD)をもつイギリスの庭師・Alan Gardnerさんをご紹介します。
Alanさんはイギリスに住む55歳の男性です。庭師としての評価は大変高く、イギリス王立園芸協会(RHS)主催のChelsea Flower Show 2013 では銀賞を受賞。イギリスのTV局Channel 4によりレギュラー出演の番組も制作され、「The Autistic Gardener(自閉的な庭師)」のタイトルで放送されました。
今回は、イギリスのメディアThe TelegraphによるAlanさんへのインタビュー記事の内容を日本語訳でお届けします。