計算の宇宙、ライフゲーム

shine
S = シャイン(輝き)

テントントさんの持つちょっと変わった好奇心にスポットを当てます。
 
 
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画像出典元:Wikipedia 様 http://ja.wikipedia.org/

テントントの僕らの目が輝くもの 第2回

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

このコーナーでは、ASDとADHDを持つ私ユミズが感動したもののうち、同じようにASDやADHDを持つ友人たちに紹介して評判が良かった情報をお伝えしていきます。

第2回に取り上げるのは、ライフゲーム。イギリス出身のプリンストン大学教授、ジョン・ホートン・コンウェイさんが1970年に考案した、セル・オートマトンという種類の計算モデルです。日本語版のウィキペディアに、ライフゲームやセル・オートマトンに関する詳しい説明が載っていますので、まずこちらをご覧下さい。

Wikipedia – ライフゲーム
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%95%e3%82%b2%e3%83%bc%e3%83%a0

Wikipedia – セル・オートマトン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e3%82%bb%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%9e%e3%83%88%e3%83%b3

ライフゲームのいきものがかり

この計算モデルの最大の魅力は、マス目に指定した単純なルールによる計算にもかかわらず、生態系によく似た複雑で多様な様相が出現する点です。一定の大きさのマス目の白と黒の位置関係には特徴的な動きをするものがあり、生物図鑑のように、発見者により命名された物体名、特徴、発見年、発見者名などが記録されているLifeWikiというサイトまであります。

http://www.conwaylife.com/wiki/Main_Page

のめりこめるだけ、のめりこめます

もともと生命の誕生や進化、淘汰などの過程を数学的に研究するために考案された計算モデルなので、白と黒の四角しかない世界にもかかわらず、その複雑さによりまるで顕微鏡で水槽の水を覗いているときのような気分になれます。パソコンではライフゲームのできるフリーソフト、iPadやiPhoneではライフゲームで遊んだり眺めたりするアプリが多数登場しています。私はこの白と黒の物体が動き回るのを、夏の打ち上げ花火をみるように見守って楽しんでいます。このとき非常にリラックスできますので、私のようなタイプの感覚をお持ちの方向けに、ライフゲームはセンサリーデザインとして応用できるかもしれません。

最後に、日本人のはむくんさんが制作された『ライフゲームの世界』という動画シリーズをご紹介します。とてもよくまとめられた素晴らしい動画で、ライフゲームの歴史や奥深さ、美しさをきっと感じていただけると思います。ぜひご覧になって下さい。

http://www.nicovideo.jp/mylist/34610498
 
 
 

~こちらは2015/02/12公開の記事の再掲載です~