フリーペーパーTENTONTOのアイドル、んとんとちゃん成長記
TENTONTOメンバーでイラストレーターのmarfです。今日はこのサイトをご覧の皆さんに、最新号にひっそり登場するキャラクター「んとんとちゃん」のことをご紹介します。
2014年秋に、ASD&ADHD Magazine TENTONTOは生まれました。編集部では、発達障害についてポジティブな情報を提供する明るい冊子にしたい、という希望のもと、マスコットキャラクターが居たらいいね、という話になりました。そこで、ASDの特徴をもった女の子のキャラクター「んとんとちゃん」が誕生しました。
「んと…んと…」と、話し下手なんとんとちゃん。作者の私に似て内気なキャラクターです。カーテンにくるまったり、ゴロゴロしたりと自由奔放なところもありますが、口はへの字のまま。そんなんとんとちゃんですが、最新号no.6ではなんと、スマイル、そしてウィンクを披露しています。お手元の冊子の最後のページをご覧ください!ほら、わらってる!
きっかけとなったのは、たぶんno.5で特集したセンサリーゲーム「プリパラ」のせい。TENTONTOメンバーのライターYutaniくんが、若い感性で見つけてきてくれたこのゲーム。リカちゃんのきせかえ遊びと、カラオケで歌う気持ちよさを足したような不思議なゲームなんです。私もすっかりハマって、んとんとちゃんそっくりのキャラクターをプリパラで作ってしまいました。
んとんとちゃんをプリパラのゲーム筐体で眺めていると、いつも不思議な感覚になります。あの引っ込み思案だったんとんとちゃんが、プリパラの中で笑顔でライブしている様子を見ていると、なぜだか励まされました。今まで所在なさげだった彼女に、明るくポジティブになれる場所を作ってあげられたような気がしました。
明るい冊子を目指して、あれやこれやと活動を続けて2年弱。んとんとちゃんの成長は、TENTONTOの、そして私自身の成長だと思います。
marf
人呼んで「菩薩系クソヤロー」、仏頂面のお絵描きピーポー。
「カフェオレ=リラックスできるもの」だという盲信を続けて数年。
集中力がないな、と感じると一点を注視する癖がある。
そして一歩も歩かずにどこかへ行けるようになってしまった。