数をイメージで捉えると?

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テントントの僕らの目が輝くもの 第1回

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

このコーナーでは、ASDとADHDを持つ私ユミズが感動したもののうち、同じようにASDやADHDを持つ友人たちに紹介して評判が良かった情報をお伝えしていきます。

第1回に取り上げるのは、ファクター・コンガ。素因数分解を表すインタラクティブ・ダイアグラム(動く図)です。百聞は一見にしかず、ということで、こちらをご覧ください。

http://www.datapointed.net/visualizations/math/factorization/animated-diagrams/

ペンシルベニア大学博士課程の学生ブレント・ヨルゲイさんと、カリフォルニアにお住まいのエンジニア、スティーブン・フォン・ワーレイさんの共作のようです。このファクター・コンガについての情報がありましたのでご覧ください。

http://www.datapointed.net/2012/10/animated-factorization-diagrams/

私なりに和訳してみましたので、もし宜しければこちらもお読み下さい。

ダンス、因数、ダンス
ヨルゲイの因数分解図の変化
スティーブン・フォン・ワーレイ

ブレント・ヨルゲイさんの素晴らしい因数分解図をみたとき、私はかわいい小さな点たちをダンスさせたい衝動に駆られました。私達が最初に考えたのはデジタル時計から発想したダンスで、時分秒それぞれの図を示すものでした。

ある夜、慎重に準備したプログラムを動かすと、ひっついては離れを繰り返す面白い動きをしました。しかし、もっといいものにできると思いました。単純に言って、ダイナミックさがない、見栄えがしない。時間は23までしか無いし、分と秒は59までしかありません。3桁の数字に達しないと、この図の素晴らしさを本当の意味で伝えられない。それに踊りとしても、0を表す図では何も動かない空白になり、自然数としても不自然なので不格好にみえました。

その代わりに、私達は時計じかけの仕組み(リズミカルな動きやキビキビした移り変わり)のいい練習が出来ました。そして、このエッセンスを踏まえた上で作り変えました。

そんなわけで、このファクター・コンガは生まれました。ヨルゲイのルールに従って秒刻みで移り変わる、美しく調律された動きの踊りです。どうぞ触れて、数を進めてみて下さい。早回しボタンを押すと早くなります。

これはまるでアルファ・ケンタウリのダンスクラブみたいですね。

眺めるだけで愉快な数のダンス

ファクター・コンガを初めてみたとき、今までぼんやり捉えていた素数と合成数の関係が、すっきりと表されていて感動しました。そして、時計じかけに規則正しく動く演出、ひたすら数が多くなっていく途方も無い感じがとても心地良かったです。数の意味を好きなだけ噛み締められます。ASDを持つ方は幼少期にものを並べたがりますが、これを見たあとなら私もこんなふうに並べたかも。地学が好きな私としては、数のダンスを三重連星アルファ・ケンタウリに喩えたのもグッと来ました。

さて、先ほどの説明文の最後に、スティーブンさんはこう書いています。

先ほど紹介したものは諸事情で10000までで止まってしまうのですが、無制限バージョンも用意しました。デバイスが錆びつくまで、バッテリーが火を噴くまで、使って下さい!

無制限バージョンは、こちらです。

http://www.datapointed.net/visualizations/math/factorization/animated-diagrams/?infinity