自閉症の男子学生が16歳にしてトップ・ファッションデザイナーになる
Y = ユース(青春)
熱い思いを胸に活動する、テントントさんのハートフルなチャレンジ。
画像出典元:Daily Star 様 http://www.dailystar.co.uk
テントントさんがやってみたコト 第20回
こんにちは、TENTONTOメンバーのmarfです。
本日はイギリスのニュースサイト、Daily Starより、アイザック・オリオーダンさんをご紹介します。
アイザックさんは5歳で織物を始め、12歳で既に自分のファッション・ラインをデザイン・製作していました。彼は自閉的であるためにいじめられている学校の仲間達をたくさん見てきました。でもその考えは幾度となく繰り返されるファッションショーを見ているうちに変わっていきます。彼はロンドンファッションショーで勝つ前から、最初のオートクチュールのラインを始めていました。それこそ彼のベッドルームからすべて始まっていたのです。
Autistic schoolboy becomes top fashion designer at just 16(2014.8.19)
自閉症の男子学生が16歳にしてトップ・ファッションデザイナーになる
(前略)
しかし才能ある若者は主張します。自分がアスペルガー症候群だからといって彼は躊躇わない、と。それが彼に違った視点で世界を見させることによって彼のユニークなデザインを生み出す助けになっているのです。アイザック:
「ファッションがアウトレット(自己を表現する方法)であると、私はわかります。」「それは私が自分自身でいられて、何かにおいて優れている方法です、そして、もしアスペルガーでなかったら、私はこうはならなかったでしょう。」
「私が思った方法で、私はこれらの服を作って、自分を表現できますー私はさらなるイマジネーションをもつことができるのです。」
レディ・ガガー奇抜なファッションで有名なーの2012年MTV賞でのパフォーマンスを見た後、アイザックは製作を整え始めようという気にさせられました。
彼の母メラニー(52)が彼の裁縫テクニックを磨くのを助ける間、彼の美術教師は彼のスケッチ技術を改善するのを手伝いました。
しかし、2、3ヵ月以内に、この少年は自分のベッドルームから衝撃的なキャットウォーク一式を急いで作り上げていました。そして、彼の母に新しい裁縫の技術を教えました。
2011年11月、彼の初めてのキャットウォーク・ショーは50人の友人と家族の前で行われました。しかし、2月の彼の最後のパフォーマンスでは何百人もの買い手を引きつけました。
彼はここまで6つのショーを組織して、それぞれ最高£80で売られる何百ものドレスを作りました。
ブライトンにある彼の家からの話、アイザック:「私がもっと幼かった時、私は常に自分が違っていると感じていました。私は違っているためにいじめられました。でも、私は他の子どもと同じような見た目にしたくなかったので仮装を着ました。」
「レディ・ガガを見た時、私は彼女が飛び抜けたテイストを持っていると思いました。そして、もし私が野生のような服を作れたなら見たいと思ったのです。」
「私は、すべての女性が美しい、そして私の作品が、彼女達を優美さと優雅さの別の次元に入ったような気持ちにさせるようデザインされていると思っています。」
創造的なアイザックは自然とSFからインスピレーションを得ます。ーこのラインはオズの魔法使いになぞらえて『オーバー・ザ・レインボー』と呼びました。
(後略)
ビビッときてから2、3ヶ月でコレクションを仕上げてしまう、その驚異的な集中力はやはりAS(アスペルガー症候群)ならではといったところでしょうか。アイザックさんのデザインの源は自然とSF。「オズの魔法使い」は私も大好きな作品ですし、じわじわとアスペル電波も感じます。(特に心臓の無いロボットと脳の無いカカシに)
周りと違っているという感覚は、いわゆる「浮いている」という言葉に当てはまるのかもしれません。なんだか馴染めないココロが見た目にも現れるといじめられることもありますが、自分を表現する方法につながることもあるのですね。
テントントな自分ですから、なかなか共感を得にくいとは思います。でも、私は私の感覚に自信を持っていこうと勇気づけられました。