コラム:なんでもない日のテントン会
ゴールデンウィーク最終日。テントントのメンバー4人で新宿某所の居酒屋へ行った。一緒に飲んだことのないメンバーだったので、一度飲んでみようということになったからだ。
一緒に飲んだメンバー3人とも、TENTONTOで2年以上の付き合いになる。発行している冊子やweb記事で打ち合わせをする以外に、こうして交流が持てるようになったのを嬉しく思う。
メンバーのひとりは、インターネット上の個人アカウントで発達障害の相談を受けることがあると言っていた。その人のこれまでがわからないのに、中々的確なアドバイスは難しいという話になった。TENTONTOにも相談の問い合わせがたまにあるが、やり取りが少ない中で答えることの難しさ、を度々感じている。
個人個人の趣味の話もした。趣味のことをとっておきにして他人と共有したがらない、普段から物静かなメンバーもいた。自分のことを上手に話せる当事者は少ないし、口をつぐんでしまうことが多いことも間違いない。けれどこの場ではざっくばらんに話ができていたから、いい空気だったんだと思う。
愚痴の話もできた。メンバー間でも思うところが生じないわけじゃない。もともとコミュ障の人が多いわけだし、人と人との付き合いが文句のひとつもなく進んでいくこともない。話題にできることがある種の健全さを保つ上で大事だと思っているから、メンバー間のSlack(掲示板アプリ)も書き込み内容に特に制限は設けていなかったりする。
そういったことをあけすけに話せたり、その場で出てきた面白いアイデアに、みんなが和気藹々と乗っかれたりする。そういう場が持てていることが、本当にうれしい。
ユミズタキス