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シンガポール、ASDやADHDに配慮したセラピーガーデンの効果

 

画像出典元:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/

センサリーデザイン最前線 第71回

TENTONTOのmarfです。本日は、シンガポールの「セラピーガーデン」についてのニュースをご紹介します。

 
発達障害を緩和する観光施設、先進国シンガポールに学ぶ(ナショナル ジオグラフィック) – 日本経済新聞
 
 
こちらの記事によると、シンガポールには、自閉症、ADHDなどの人も過ごしやすいよう配慮された展望台などの施設が現状16施設あり、今後科学者の助言を得て30の無料ガーデンをそろえる予定もあります。学術誌で発表された研究によると、セラピーガーデンを訪れた人たちの脳の活動を調べたところ、気分の改善、感情の制御、ストレスの低下、炎症の軽減に役立つことがわかったそうです。
 
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ADHDデジタル療法ゲームアプリ、年内にも国内で普及開始

 
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画像出典元:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/

センサリーデザイン最前線 第70回

今から5年前の記事、センサリーデザイン最前線 第58回にて紹介しておりましたアメリカのADHDデジタル療法ゲームアプリ『エンデバーライド』。今月18日、塩野義製薬株式会社によって国内製造販売承認が取得されました。日本国内での発達障害児向けデジタル療法ゲームアプリ普及の先駆けとなるニュースになります。
 
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センサリーを聴く:Current Joys – Amateur (Official Video)

Current Joys
 
 
ユミズ タキス

信じる者は救われない?発達障害当事者が考える「いじめられる3条件」

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こんにちは、Tentontoのユミズです。たまにはZINEらしいテーマのコラムを自分も書きたいと思い題材を探していたところ、気になる事件が。
時折チェックしていたとある芸事のX界隈で、自閉症スペクトラム(ASD)傾向のある方が炎上、というかいい歳していじめっ子らがいじめられっ子的なその人をいじめている構造を見かけました。
これについて、システム化指数(SQ)高めな発達障害当事者として、その仕組みに感じたところを述べてみたいと思います。
 
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パリオリンピック・パラリンピック ~フランスでのセンサリールーム事情~

パリオリンピック・パラリンピックで世間の盛り上がる中、ASD&ADHDマガジンとして私達が関心を持つのはフランスでのセンサリールーム事情でした。

パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会として利用されている新設の「アディダスアレーナ(ポルト・ド・ラ・シャペル・アレーナ)」には、センサリールームが競技場としてフランス国内で初めて設置されたとのこと。オープンが2024年2月11日なので、つい半年前からセンサリールーム設置完成の動きがあることになります。
 
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名古屋の遊園地「レゴランド・ジャパン」、感覚ガイドの設置およびクールダウングッズを貸出開始

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画像出典元:レゴランド・ジャパン https://www.legoland.jp/

日本・名古屋の遊園地「レゴランド・ジャパン」に、自閉症スペクトラム児向けに感覚ガイドおよびクールダウンスペースが用意されるとのニュースです。感覚ガイドは設置済み、クールダウンスペースは明日よりの実施です。

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新サッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」、施設内に新設センサリールームが完成

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画像出典元:中国新聞デジタル

昨月1日より開業したサッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」に、スタジアムの設計段階から発達障害者の利用を想定して制作された新設のセンサリールーム、およびカームダウンスペースが完成しました。センサリールーム内外の様子は、こちらの動画の4:41から紹介されています。

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ヤマダデンキ、神奈川県18店舗にクワイエットアワー実施を拡大

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画像出典元:株式会社 ヤマダホールディングス https://www.yamada-holdings.jp/

ヤマダデンキでこのたび、相模原店で昨年から実施していたクワイエットアワーを神奈川県の18店舗に拡大する試みが始まります。一部店舗除き、2月13日よりスタートします。

先々月お伝えした、アメリカ・ウォルマートでの「センサリーフレンドリーな時間帯」の全店舗実施をはじめ、店内のBGMや館内放送のカット、店内照明の部分的な消灯、展示家電製品の消音といった形で感覚に配慮した店舗環境づくりを取り入れることが活発になっています。日本での試みの広がりを頼もしく感じます。

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コラム:発達障害者も住みよい「暮らすプロダクト」のデザインについて考えてみた

 
この間、駅のホームで高級寝台列車が停まっているのを見かけました。見るからにお金のかかった外装のデザイン。きっと特別なときに乗るのでしょう。

そういう寝台列車ではないですが、私も寝台列車に乗ったことがあります。駅のホームから電車に乗って自分のコンパートメントに入ると、駅での雑踏から一転、こじんまりとして自分だけの空間という感じがします。そのときは造り付けの寝具でダニにくわれて大変な思いをしたのですが、空間としては好ましいなと感じたのを覚えています。
 
 
公共の場において個人的なスペースが得られることの価値も高いものがありますが、雑踏の感覚刺激に非常に疲れてしまいやすい発達障害の当事者としては、公共の場を通り過ぎずに個人的なスペースに居るまま移動できる自家用車は、かなり快適だったりします。

それの究極に快適な形、キャンピングカーのような空間プロダクトは、当事者として落ち着ける場所の代表なのかもしれない、とも思います。
 
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ウォルマート 米全店で毎日「センサリーフレンドリーな時間帯」がスタート

画像出典元:Walmart https://corporate.walmart.com/
 
ライターの青いロクです。これまでTENTONTOでは「クワイエットアワー」という、お店の照明のまぶしさを減らしたり、音楽を鳴らさなくしたりして、発達障害者が買い物しやすい環境にする取り組みを紹介してきました。音や光について感覚過敏がある子どもを連れた家族や、当事者が買い物しやすくなる時間帯を設けるものです。

先んじて取り組みが広がっていた海外では、クワイエットアワーと同等の「センサリーフレンドリーな時間帯」を、最大手企業 ウォルマート(Walmart)が、2023年11月から毎日行うようになりました。衣食住全般を扱う大規模店舗だけでも米国内で約3600店舗が対象であり、実施店舗数や頻度において、クワイエットアワーの取り組みとしては過去最大規模と思われます。今のところ終了期間は発表されておらず、今後継続して実施される見込みです。

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