ASD、Aro-spec …。「スペクトラム」の理解されづらさとAI時代の可能性
Tentonto代表のユミズです。本日はコラムとして、発達障害・感覚過敏の理解において切っても切れない関係にある「スペクトラム」という概念について、私なりに掘り下げて説明してみたいと思います。
Tentonto代表のユミズです。本日はコラムとして、発達障害・感覚過敏の理解において切っても切れない関係にある「スペクトラム」という概念について、私なりに掘り下げて説明してみたいと思います。
発達障害という精神の障害。趣味嗜好の偏りや強迫性、感覚の過敏がみられることも多い当事者の思考回路に、もし非当事者がダイブできるのなら。その特異な精神世界を伝えるような芸術表現を探すコーナー
* * *
ちゃちさは、かわいらしさでもあり、冷静さでもある。小さくすることで扱いやすくなるし、扱いやすいということは、落ち着けるということでもある。一瞬ですべてが消費されてしまう今の世界。だからこそ、感覚の鋭い人種は、ゆっくり過ごすために、よりちゃちく。一瞬で平らげる目、耳、口では分からないほどに。
ユミズ タキス
【関連記事】
休息に最適、Spirittea(スピリットティー)の世界
コラム:自閉症と馬 その1
最終的に発達障害者の身を助くのは自らの○○○○
画像出典元:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/
TENTONTOのmarfです。本日は、シンガポールの「セラピーガーデン」についてのニュースをご紹介します。
発達障害を緩和する観光施設、先進国シンガポールに学ぶ(ナショナル ジオグラフィック) – 日本経済新聞
こちらの記事によると、シンガポールには、自閉症、ADHDなどの人も過ごしやすいよう配慮された展望台などの施設が現状16施設あり、今後科学者の助言を得て30の無料ガーデンをそろえる予定もあります。学術誌で発表された研究によると、セラピーガーデンを訪れた人たちの脳の活動を調べたところ、気分の改善、感情の制御、ストレスの低下、炎症の軽減に役立つことがわかったそうです。
続きを読む »
画像出典元:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/
今から5年前の記事、センサリーデザイン最前線 第58回にて紹介しておりましたアメリカのADHDデジタル療法ゲームアプリ『エンデバーライド』。今月18日、塩野義製薬株式会社によって国内製造販売承認が取得されました。日本国内での発達障害児向けデジタル療法ゲームアプリ普及の先駆けとなるニュースになります。
続きを読む »
こんにちは、Tentontoのユミズです。たまにはZINEらしいテーマのコラムを自分も書きたいと思い題材を探していたところ、気になる事件が。
時折チェックしていたとある芸事のX界隈で、自閉症スペクトラム(ASD)傾向のある方が炎上、というかいい歳していじめっ子らがいじめられっ子的なその人をいじめている構造を見かけました。
これについて、システム化指数(SQ)高めな発達障害当事者として、その仕組みに感じたところを述べてみたいと思います。
続きを読む »
パリオリンピック・パラリンピックで世間の盛り上がる中、ASD&ADHDマガジンとして私達が関心を持つのはフランスでのセンサリールーム事情でした。
パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会として利用されている新設の「アディダスアレーナ(ポルト・ド・ラ・シャペル・アレーナ)」には、センサリールームが競技場としてフランス国内で初めて設置されたとのこと。オープンが2024年2月11日なので、つい半年前からセンサリールーム設置完成の動きがあることになります。
続きを読む »
画像出典元:レゴランド・ジャパン https://www.legoland.jp/
日本・名古屋の遊園地「レゴランド・ジャパン」に、自閉症スペクトラム児向けに感覚ガイドおよびクールダウンスペースが用意されるとのニュースです。感覚ガイドは設置済み、クールダウンスペースは明日よりの実施です。
画像出典元:中国新聞デジタル
昨月1日より開業したサッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」に、スタジアムの設計段階から発達障害者の利用を想定して制作された新設のセンサリールーム、およびカームダウンスペースが完成しました。センサリールーム内外の様子は、こちらの動画の4:41から紹介されています。
画像出典元:株式会社 ヤマダホールディングス https://www.yamada-holdings.jp/
ヤマダデンキでこのたび、相模原店で昨年から実施していたクワイエットアワーを神奈川県の18店舗に拡大する試みが始まります。一部店舗除き、2月13日よりスタートします。
先々月お伝えした、アメリカ・ウォルマートでの「センサリーフレンドリーな時間帯」の全店舗実施をはじめ、店内のBGMや館内放送のカット、店内照明の部分的な消灯、展示家電製品の消音といった形で感覚に配慮した店舗環境づくりを取り入れることが活発になっています。日本での試みの広がりを頼もしく感じます。