ヤマダデンキ、神奈川県18店舗にクワイエットアワー実施を拡大

quiethour001

画像出典元:株式会社 ヤマダホールディングス https://www.yamada-holdings.jp/

ヤマダデンキでこのたび、相模原店で昨年から実施していたクワイエットアワーを神奈川県の18店舗に拡大する試みが始まります。一部店舗除き、2月13日よりスタートします。

先々月お伝えした、アメリカ・ウォルマートでの「センサリーフレンドリーな時間帯」の全店舗実施をはじめ、店内のBGMや館内放送のカット、店内照明の部分的な消灯、展示家電製品の消音といった形で感覚に配慮した店舗環境づくりを取り入れることが活発になっています。日本での試みの広がりを頼もしく感じます。

 
 quiethour003-1

一点、当事者として気になっていることとしては、ヤマダデンキのクワイエットアワーは「お静かに」のジェスチャーをする人物のイラストになっており、感覚過敏者に配慮する本来の環境である「発達障害者が過剰に気を遣わなくてもよい、ストレスレスな」環境をイメージできない点があります。「お静かに」のジェスチャーは、従業員向けのイラストとしては適切なのですが、来訪者の目のするところにはやや不適切に感じておりました。

実施拡大の決断をしていただき大変うれしいとともに、静かで立ち寄りやすい、リラックスした、というような本来のイメージが、日本の社会に広がっていくことを期待しています。
 
 
ユミズタキス