パリオリンピック・パラリンピック ~フランスでのセンサリールーム事情~
パリオリンピック・パラリンピックで世間の盛り上がる中、ASD&ADHDマガジンとして私達が関心を持つのはフランスでのセンサリールーム事情でした。
パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会として利用されている新設の「アディダスアレーナ(ポルト・ド・ラ・シャペル・アレーナ)」には、センサリールームが競技場としてフランス国内で初めて設置されたとのこと。オープンが2024年2月11日なので、つい半年前からセンサリールーム設置完成の動きがあることになります。
パリ2024、夏季オリンピックの5か月前に市内で唯一の専用オリンピック会場を公開 – AP News
また、FCメスのホームスタジアム「スタッド・サン=サンフォリアン」も、今年の世界自閉症啓発デー(2024年4月2日)に合わせてセンサリールームの開設を発表(冒頭の動画)。年末まで無料で試験的に運用され、2024-2025シーズンから本格運用、「自閉症スペクトラム障害を持つ多くのファンが最高のコンディションで試合を体験できるようになる」とのことです。
FC メッツ: 自閉症サポーターのためのセンサリールーム – Handicap.fr
「スタッド・サン=サンフォリアン」の記事によれば、フランスはイギリス、アメリカと比べて競技場でのセンサリールーム設置が遅れているようで、今年3月にご紹介した「エディオンピースウイング広島」の例のように、日本と近しい普及具合、これから広がっていく流れにあると言えそうです。
ユミズタキス
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