名古屋の遊園地「レゴランド・ジャパン」、感覚ガイドの設置およびクールダウングッズを貸出開始

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画像出典元:レゴランド・ジャパン https://www.legoland.jp/

日本・名古屋の遊園地「レゴランド・ジャパン」に、自閉症スペクトラム児向けに感覚ガイドおよびクールダウンスペースが用意されるとのニュースです。感覚ガイドは設置済み、クールダウンスペースは明日よりの実施です。

アメリカ・フロリダ州の認定団体「IBCCES」より、自閉症スペクトラム者への配慮についての監修および認証を受けているようで、センサリーに関するサインなどもIBCCESに倣った日本語版のものとなっています。こういった米国の団体の認定を受けた施設は日本初とのこと。詳細は下記のITmediaの記事をご覧ください。

レゴランド・ジャパン、認定自閉症センターに 日本初 – ITmedia

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画像出典元:レゴランド・ジャパン https://www.legoland.jp/

クールダウンスペースにおいては、公式サイトには「応接室またはファーストエイドを提供」とありますので、専用の部屋というよりは状況に応じて利用の案内をする形のようです。イヤーマフやクールダウングッズの貸出サービスは、IBCCESの基準なのか公式サイトには上記のようなアイテムが用意されているとのこと。

LEGOが店舗に“感覚過敏”対策セットを設置。自閉症の子の買い物ストレスを軽減 – IDEAS FOR GOOD

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画像出典元:LEGO.com https://www.lego.com/

アメリカ、カナダのレゴストアには、アメリカ・アラバマ州の認定団体「KultureCity」のクールダウングッズが全店配備されているということなので、レゴストアとレゴランドで認定団体を分けているか、北米と日本で分けているか、どちらもアメリカ南部の認定団体なのでそこまで団体としての違いが無いのか、など詳細は不明ですが、アイテム自体は少し違うようです。

いずれにしろ、センサリーフレンドリーなデザイン・サービスの実施の広がりが、欧米圏だけでなく、世界展開している企業を中心に日本にもやってきているという流れの、ひとつの節目ではありそうです。こういった流れもカーブカット効果による一般層の集客増を主だって期待したものではあると当事者として感じてはいますが、感覚過敏についての認知の広がりは歓迎すべきことですので、認定に縛られずともこういった試みが日本各地で広がっていくことを期待しています。

 
 
ユミズタキス