今回もBuzzFeedより、自閉症者のドローイング画集『Drawing Autism』を特集した以下の記事から1枚を紹介。前回の397種の鳥を描いた絵に引き続き、今回も18歳のASD者、デビット・バースの作品。
http://www.buzzfeed.com/alanwhite/13-extraordinary-pictures-by-autistic-artists#.nf8G8aqRB3
“Underground” デビット・バース
評:地下には「悪夢」が暮らしている。私も彼と似たような夢に取り憑かれて、多くの「生きている奇形」の絵を描いたことがある。私の憶測だが、このような夢を見るのは、ASD者特有の「nitpick」な心の表れではないかと思う。つまり、もし手のところに足があったらどう使うんだろう、目が飛び出していたらどう見えるんだろう、と、自分の持っている感覚器のレアケースを、全てのパターン考えてみたくなるわけだ。あらゆるケースの「自分」が、彼の足元で生き生きと蠢いている。このような体性感覚を描いた図は、脳の中の小人「ホムンクルス」と呼ぶに相応しい。
ユミズタキス
2006年よりニューヨークからソーシャルニュースを届けるBuzzFeed。今日、日本語版がオープンした。BuzzFeedには、Autismというタグがある。
本日はBuzzFeedより、自閉症者のドローイング画集『Drawing Autism』を特集した以下の記事から1枚を紹介する。
http://www.buzzfeed.com/alanwhite/13-extraordinary-pictures-by-autistic-artists#.nf8G8aqRB3
“Birds” デビット・バース
視覚に基づく分類学(訳注:野鳥分類のこと)は不変のものだ。デビット・バース(1998年生まれ、18歳)による397種の鳥たちのリストが、それを示している。
評:野鳥図鑑を1ページ1ページめくりながら、かぶりついて描いたであろう絵。美しい鳥達が暮らす地球にいる事実を確かめながら、いつか全種と出会える日を夢見て。
ユミズタキス
TENTONTOメンバーのYutaniです。多くの人と感覚の違いを持って暮らす人=テントントさんのうち、感覚の違いからの問題に立ち向かう活動をされている方々をご紹介しているこのコーナー。第13回では、自閉症スペクトラム障害(ASD)をもつイギリスの庭師・Alan Gardnerさんをご紹介します。
Alanさんはイギリスに住む55歳の男性です。庭師としての評価は大変高く、イギリス王立園芸協会(RHS)主催のChelsea Flower Show 2013 では銀賞を受賞。イギリスのTV局Channel 4によりレギュラー出演の番組も制作され、「The Autistic Gardener(自閉的な庭師)」のタイトルで放送されました。
今回は、イギリスのメディアThe TelegraphによるAlanさんへのインタビュー記事の内容を日本語訳でお届けします。