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人の気持ちを想像できないなりに

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画像出典元:M’s PLUS http://www.ms-plus.com/

先日の編集長タキスの記事(コラム:有害、無害について考える)を読んで思い出したことがあり、それにまつわる事柄で自分なりに考えるところを今日は書いてみたいと思う。

思い出したというのは、10年ほど前に私がやっていたSNSでの話だ。そのSNSで繋がりのあった男性が、ある一つのニュースを取り上げて記事を書いていた。内容は、車椅子の方の転落事故のニュースを、ガンダムに出てくるロボ、ガンタンクが発進するシーンの画像とともに紹介するというもの。足がキャタピラで見た目が車椅子っぽいガンタンク。事故の状況とかけてふざけているその記事は、淡白な文章と相まって妙に笑いを誘うものに仕上がっていた。

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D.culture様にて『ユミズタキスの非定型忍法帖』を連載開始しました

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こんにちは、TENTONTO編集長のユミズタキスです。本日はWebメディア『D.culture』様にて私ユミズが新しく連載を持つことになりましたので、そのお知らせになります。

障害当事者とその家族のために、を掲げるWebメディア『D.culture』。発達障害に関するコラムニストとしてオファーをいただき、連載を受け持たせていただくことになりました。タイトルは『ユミズタキスの非定型忍法帖』。ユミズタキスが非定型の身で世を忍ぶ忍者となって、世の中の法則を解き明かしていくという趣旨のコラムになります。

ユミズタキスの非定型忍法帖[第1回]
http://disability-culture.jp/dd/1270

折角いただいた機会ですので、TENTONTOでの記事とは趣向を変えた書き口にこだわって、新鮮な気持ちで取り組んでみたいと考えています。少し長めのコラムになっていますが、定期的に新しい記事を書いていく予定です。皆様ぜひご一読ください。

【ツイキャス】MC Yutaniのradio情報デスク #48

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R = ラジオ(ラジオ)

ツイキャス番組「MC Yutaniのradio情報デスク」を配信します。

こんばんは。ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO メンバーのYutani(ユタニ)です。本日20時から、twitterと連動した配信サービス・twitcasting(ツイキャス)でラジオ番組「MC Yutaniのradio情報デスク」をお届けしました。

「ギャグ」をトークテーマにお送りした前回。今回もお笑い全般をテーマにとして、「投票用紙の手触り」「ダジャレの間とタイミング」などなどについてお話ししました。お聞きいただきありがとうございました。

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アスペル電波傍受:床を蹴らなくても椅子の上で向きを変えられる

むにむに教授

ユミズ タキス

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米・テキサス州にて自閉症スペクトラム者向けのセンサリー演劇プログラムがスタート

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N = ナビ(案内)

センサリーデザインに関する知識や、ビッグニュースをお届け。
 
 
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画像出典元:KENS 5 様 http://www.kens5.com/

センサリーデザイン最前線 第29回

こんにちは、編集長のユミズタキスです。このコーナーでは世界中で次々と生まれている、最新のセンサリーデザイン(発達障害当事者の感覚にやさしいデザイン)をご紹介します。

本日は米・テキサス州サンアントニオのローカルTV局KENS 5のウェブサイトより、今月より公演が始まった自閉症スペクトラム者向けの演劇プログラムをご紹介します。

http://www.kens5.com/features/magik-theatre-first-sensory-friendly-performance-of-season/336535708

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センサリーを聴く:Flying Lotus – Dilla’s Still Here Mix

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E = エモ(感動)

「体感できるセンサリー」をお届け。動画や音楽をご紹介します。
 
 

Flying Lotus

2016年。ディラの命日に、スティーブ・エリソン(フライングロータス)はdublabにてスペシャル・ライブ・ミックスを放送した。ミックスはヒップホップ、レア・グルーヴ(その内数点は、ディラとマッドリブがサンプリングに使用した)、エキゾチックなインターナショナル・ミュージック、そしてディラ自身の音源数点を含んでいる。賞賛に値する今回のプロデューサー、フライング・ロータス曰く、「一枚のレコードに、数多くの声」とのことである。安らかに眠れ。

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コラム:自販機の癒しについて

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画像出典元:Colossal http://www.thisiscolossal.com/

以前、TENTONTOメンバーのミーティングで「自動販売機のセンサリーさ」が話題に上ったことがあった。ちょうど1年前、「セーフモード」をテーマにしたno.7の制作時だったと記憶している。日常的に見かける自販機という機械だが、自分の身体の状況に応じた快適さを、あたたか〜い/つめた〜い飲み物という形で提供してくれる、言わばセーブポイントと言えるのかもしれない…そんな話の流れだったと思う。

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Dinah #23 「ダイナの『アスペ記念日』」

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O = オーダー(秩序)

なかなか理解されない「自分ルール」にも、なにかヒントがあるかも。
 
 
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TENTONTOエンタメ部 第34回

TENTONTOメンバーのYutaniです。世界中のポップカルチャー×テントントさんをご紹介するTENTONTOエンタメ部では、アスペ(aspie)恐竜の女の子・ダイナが活躍するイギリス発のWEBコミック「Dinah the aspie dinosaur」。作者のクロエ・アスパーさん公認のもと、日本語訳バージョンを毎週お届けしています。

インタビューでもお答えいただいた通り、2014年にASDの診断を受けたクロエさん。診断を受けたのはちょうど1年前。10月の第4週がクロエさんの「アスピーバーサリー」の週だったとのこと。和訳でお届けするのがちょっと遅れてしまいましたが、今回はダイナが、「アスペ記念日」を自分でお祝いするお話です。

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【お知らせ】web記事更新のペースダウンを検討中です

こんばんは、TENTONTO編集長のユミズタキスです。本日はTENTONTOの活動に関して皆さんにお伝えしたいことがあります。

2015年2月1日から本日まで987日間、当サイトでは毎日web記事の更新を行っておりました。内情を申し上げますと、今年4月のno.8発行後から現在まで、TENTONTOメンバー各人の多忙さが増し、また私ユミズの疲労の抜けなさからくる作業の低効率さが目立ってきております。イラスト制作や記事の材料になる取材等、TENTONTO本誌の制作を進めているものの、完成の目処がつかず、なんとかweb更新のみを齧り付いて続けていた状態です。

過去記事のアンコール企画も進めTwitterで好評もいただけていたのですが、TENTONTOとしても他団体様から助言や意見を求められる機会が少しずつ増えており、旧来の体制では対応が難しくなっています。状況が変わる可能性を期待しweb記事の毎日更新だけはと続けておりましたが、それも難しいところまできてしまっていると思います。またTENTONTO発の新企画の準備も進めておりますが、いまだ皆さんにお見せできる段階にありません。代表としての管理能力の不足が悔やまれますが、一旦やることを大きく減らして、すっきりした状態で活動に取り組めたらと考えるようになってきております。そして、一番最初に取り組むべきはTENTONTOwebの取り組み方の見直しだと感じています。

詳細はまだ決まっておりませんが、近日方針を決めて告知させていただく予定です。皆様からのご意見、ご感想もお待ちしております。メンバー一同、活動への意志は強く持っておりますので、どうか今後とも変わらず、TENTONTOをよろしくお願いいたします。

ユミズタキス

そのひとつひとつの感覚、心の動きを大切にする優しい心がリラックス

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E = エモ(感動)

「体感できるセンサリー」をお届け。動画や音楽をご紹介します。
 
 
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画像出典元:CreativeBloq 様 http://www.creativebloq.com/

編集長のユミズタキスです。今日は、昨日の記事でご紹介した、Honeyslug制作の異色のアクションゲーム「ホホクム」について、TENTONTO誌的な観点から解説をしてみます。

発達障害についての情報を発信する団体のサイトで、そもそもなぜこういったゲームを取り上げるのか。その疑問の答えは、発達障害をもつ人々の「癒し」につながるデザイン要素を模索する中で、ゲームの中にその答えを、当事者である私がまま見出してきたからです。

「ホホクム」もそのひとつです。虹色のヘビになって風変わりな世界を探検するこのゲーム。プレイするといつも私は、日々枯渇している「センサリー体験」の感動を、一気に得られるのです。

ASD者、とくにASDをもつ子どもを「はげます」装置として、日本ではスヌーズレンとしても知られる、幻想的な光のゆらめきによる知覚刺激があります。こういったものに当事者は感動を落ち着きを感じる傾向があるため、欧米、特にイギリスでの施設の導入事例が多いことは、これまでの記事でもご紹介してきました。

ではなんの要素に癒やされているのか。これは当事者である私にとっても、大きな謎のひとつです。街を彩るイルミネーションをはじめ、キレイなものをみると人は癒されるという一般則はありますが、なにをキレイと思うのかに、非ASD者とのズレを感じることが私は多々あります。

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