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CATEGORY: コラム

コラム:栗原類さんの告白

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。本日はファッションモデルの栗原類さんが自身の発達障害を告白されたことについて、TENTONTO編集長として感じたことを述べてみたいと思います。詳細はこちらの記事をご参照下さい。

ライブドアニュース:栗原類 「あさイチ」で発達障害の一つADDであると告白
http://news.livedoor.com/article/detail/10150848/

また自身のブログでも思いの丈を伝えられています。

栗原類のブログ:改めて
http://ameblo.jp/louiskurihara-ege/entry-12031046422.html

芸能に疎い私は今日朝の栗原さんのニュースを受け、友人に尋ねたり栗原さんの出演された番組をみたりして、栗原さんのことを知りました。栗原さんの振る舞いや、告白された感覚過敏や意思疎通の困難から、注意欠陥障害(ADD)のオーバーラップのあるアスペルガーを持つ方と私には感じられました。感覚統合障害(SID)や感覚処理障害(SPD)ともされる感覚過敏・鈍麻は、注意欠陥多動性障害(ADHD)やADDのみを持つタイプの方にはあまり現れることはないとされています。

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マンガ:自閉症・アスペをこう捉えてませんか

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画像出典元:Fuchskind 様 http://fuchskind.blogspot.com/

今日はドイツ・ベルリンでアスペ漫画家として活躍する女性、Fuchskindさんのマンガをご紹介。

http://fuchskind.blogspot.jp/2012/02/asperger-autismus.html

一番上 アスペルガー-自閉症を
左上 社会はこのように捉えています
中上 私達の定型発達の友人はこのように捉えています
右上 私達の両親はこのように捉えています
左下 メディアはこのように捉えています(社会的インタラクション?さほど興味はない…)
中下 私達はこのように捉えています(母星が恋しい…)
右下 実際の私達はこんな感じです

ユミズ タキス

コラム:人を応援したいという気持ち

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自分と同じASDやADHDを持つ人たちへ何かできないか、と始めたTENTONTOの活動も、思い立ってから一年が過ぎました。

私はASDの傾向からか、人そのものにあまり興味がありません。人と話したり、友だちと遊ぶとき、人そのものよりも人の持つ能力で、その人を捉えていると思います。

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コラム:アスペが好きなモノの共通点 その1

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似たもの同士趣味が似てくるということはよくあることですが、アスペにもそのような傾向があるのではないでしょうか。

サイモン・バロン=コーエン著『自閉症スペクトラム入門』には、ASDの特徴のひとつとしてSFを好む傾向があるという記述があります。一般的にASD(自閉症スペクトラム)の方はサイエンス・フィクションを好むということは、TENTONTO no.2でも寄生獣を話題に挙げてお伝えしました。ASD傾向がある人がSFを好むのには理由があります。

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コラム:ステーキ屋に行けない

僕はステーキ屋に行けない。ビーフステーキが苦手だからだ。牛肉にアレルギーがあるとか、脂っこいのが嫌いとかではない。ビーフステーキを切ることができないのだ。ナイフとフォークを使うことはできる。けれど、ビーフステーキにフォークを刺し、ナイフを入れて切り分けることがどうしてもできない。

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コラム:冬好きの春バテ

先日は4月にもなって雪が降った。たぶん多くの人は戸惑ったと思うけど、私は寒いことをひそかに喜んでいた。というのも、私は春が来るのがあまり待ち遠しくないタイプの人間だから。

桜の花が咲き始めるこの時期、心なしか街は華やぎ、道行く人々も新生活が始まって嬉しそうな表情になる気がする。まあ最近は花粉症人口が増加の一途を辿っているらしいから、浮かれているひとも意外と少ないのかもしれない。でもとりあえず冬よりは、街も人々も活発に動き出している。
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コラム:アスペをいっそ文脈盲と呼んでみる

カエテクスティア(caetextia)と言う言葉があります。カエクス(盲)とコンテクスタス(文脈)を合わせた造語で、文脈盲を意味します。アイルランド人の心理学者のジョー・グリフィンとイギリス人の心療内科医のイワン・ティレルが2007年よりこの概念を提唱し、この文脈盲という言葉でASD、特にアスペルガーの特徴を表現、認知を広めていく活動をしています。
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コラム:かくれんぼの修行

私は人に声をかけられたり、見られたりするのがニガテだ。名前を呼ばれるとびっくりして心臓が跳ねる。私は背景に溶けていたい。誰にも見つけて欲しくない。ドラえもんの秘密道具の石ころ帽子を被っていたい。

誰にも自分の気配を悟られたくないという願いは幼稚園生の頃から強かった。同い年の子達は鬼ごっこやサッカーなどの活発に体を動かす遊びが好きだったように見えた。だけど、私はかくれんぼが大好きだった。じっとして自分の気配を消し、鬼の子が探しに来てくれるのをひたすら待っているのが楽しかった。待つ時間が長くても全く退屈には感じなかった。
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コラム:時間感覚とオンタイムと時事性

センサリーデザイン最前線 第7回でも取り上げました時間感覚における感覚の違いは、ASDやADHDを持つ人の日常生活にとって実はとても大きなものなのかもしれません。

ASDとADHDを持つ私は時間通りに集合するのがとても苦手です。幾多の失敗や練習を重ねても、過度に体力を使ったぎこちない形でしか、時間通りに動く自分を作り出せません。友人からは、私は集合時間のすごく前に着くか、ぎりぎり遅れてくるかのどちらかだ、と言われたことがあります。自分の分析では、時間通りに間に合う必要性が高く、それに対して集中し過ぎると前者の状態になる。逆に過集中の疲労で疲れてしまうのがまずい場合、電車が遅れたり信号が変わらなかったりといった外部要因に楽観的、注意欠陥になりすぎて、後者の状態になるのだと思います。
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コラム:跳びはねることがしあわせな理由

どこまでも続いていそうな青空の下、敷石が敷き詰められたような茶色い地面の上に、小柄なおじさんが立ち尽くしているという奇妙な風景。有名なテレビゲーム『スーパーマリオブラザーズ』のスタート画面です。左手は十字キー、右手はダッシュボタンとジャンプボタン、たったこれだけで画面の中のおじさんを自在に操るこのゲームは、1985年以降に生きる世界中の沢山の人の心を捉えます。ASDとADHDを持つ幼い私も、その中のひとりでした。
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