ASDの女性シンガーソングライター

youth
(土) Y = ユース(青春)

熱い思いを胸に活動する、テントントさんのハートフルなチャレンジ。
 
 
Ladyhawke

画像出典元:BBC 様 http://www.bbc.com/

テントントさんがやってみたコト 第2回

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

このコーナーでは、多くの人と感覚の違いを持って暮らす人=テントントさんのうち、感覚の違いを多くの方へ伝える活動をされている方々をご紹介していきます。

第2回はBBCに掲載されたアスペルガー症候群を持つニュージーランドのポップ・シンガーソングライター、レディホークさんの記事をご紹介させて頂きます。

http://news.bbc.co.uk/newsbeat/hi/music/newsid_7745000/7745453.stm

私なりに和訳をしてみましたので、もし宜しければこちらもご参照下さい。

レディホーク、アスペルガーについて語る

グレッグ・コクラン
ニュースビート・ミュージック・レポーター

ピップ・ブラウンとしても知られるレディホークは、デビューアルバム『レディホーク』を今年(訳注:2008年)リリースした。

ときどきそれは診断未確定になる。ときどきそれは無視されていく。ときどきそれは気づかれずにいく。

アスペルガー症候群―人間間と社会的な状況におけるふるまいの困難に特徴付けられる自閉症の一形態―は、イギリスにおいておよそ100人に1人に影響を及ぼしている。

イギリスの50万人の人々がこの状態にあり、障害に対する現在のイメージが暗示するよりも、それはより一般的だ。

「アスペルガー症候群の人々はよく個性的な方法で世界を経験している。」とマーク・レバー、英国自閉症協会(NAS)の最高運営責任者は説明する。「多くは創造性と芸術を通じて大成功でこれを表す。」

「適切な援助と支援無しでは、人々の人生に深い影響を及ぼす。」

『人前に出たがらない人』

ひとりの脚光を浴びている受難者はニュージーランドの歌姫、ピップ・ブラウンとしても知られるレディホークだ―彼女の最新シングル”My Delirium”は現在放送中。

ピップは2年前にアスペルガー症候群と診断された。彼女は、無理もない話だが、まだこのテーマについて話すことに少し慎重だ。

「私の人に対する自己開示は自然じゃないと自分自身思う、そして私はとても曝されたように感じる。」

「私はとても人前に出たがらない人―外出することはほとんどない。」彼女は言う。「公の前で必要以上に自己開示することを後悔する。」

「もうひとつの側面として、同じような状況で人と話せたとき嬉しく思う。」

実際、彼女は診断が出て以来、アドバイスのために他者から定期的にコンタクトを受けた。

「アスペルガーを持った沢山の人々からマイスペースを通じて連絡があった。沢山の人々は私に自分自身についてのメッセージや話を書く。」

「私はそれの非常に軽度の形態を持っています。私にさえメッセージを書くことが難しい、とても重度の人がいる。―私はそのような人々と話して心を通わせることができることを愛している。」

『見えない障害』

この状態そのものはしばしば完全に診断未確定になることができる。「見えない障害」とされ、診断の代わりに内気、社会的なぎこちなさ、うつのせいとされる。

「人々はこのような存在について怯えるべきではない。」とピップは説明する。

「一部の人々は彼らがそれを持つとさえ理解しない。私はずっとそのような頭の中で援助を得ることが必要だったにも関わらず、数年前までそのことについて知らない人生を過ごした。」

初期のレディホークのライブパフォーマンスのレビューでは彼女の素直さと観客と触れ合うことに気乗りしていなかったことが記されていた。

しかし彼女は、自分の状態をどのようにうまく処理するかを学び続けている。ツアーをする生活スタイルにおける彼女の責任は、彼女が日々チャレンジに直面し続けることを意味する。

「よくサウンドチェックのとき、自分がパフォーマンスができると感じられなくなる。私にはそんな瞬間がある。」と彼女は認める。

「自分が歌える気がしなくなる。なんてざまだ、私にはできない、そんな声が頭にある。」

「一方では、不満を言うのはもうやめろ、やるんだと言ってる。そしてもう一方では、誰もがお前を見てる、彼らはお前を裁くと言ってる。」

「ミスのできないショーでそれは毎回起こる、そう、私はそれに慣れている。」

沢山の感覚においてその状態そのものは目に見えない。全てにおいて顕著であるほど、症状はしばしば捉えづらい。例えばそれに影響される人々は決まりきった仕事に快適さを見出したり、特別な関心事に独特の集中を持っている。

「私はゲームのような何かの上で動いていて、そして私は長い間それに没頭してしまってる。」とピップは締めくくる。

「そう、最近Wiiのレゴ バットマンで遊んでいて。夢の中でも叩き壊したり、レゴのお金を使って金儲けしたりするほどやりこんでる。」

この記事では、レディホークさんのASD由来の心の葛藤や興味、感覚について記載されています。感覚の違いから生じる特別な捉え方や集中力は、しばしば芸術表現という形で追体感できるパッケージになります。レディホークさんの曲はシンプルで素直なポップミュージックで、私は聴き良いと感じました。ぜひ聴いてみてください。レディホークさんのミュージック・ビデオが見られるYouTubeページはこちらになります。

 https://www.youtube.com/user/ladyhawkeforyou
 
 
 

~こちらは2015/03/15公開の記事の再掲載です~