コラム:ノってる時のハイジャンプ
いつの間にか調子に乗ってること、あるある。思い当たる節がありすぎて頭も心も体も痛いような気がしてきた。バランスをとるために楽しいことを考えよう。昨晩「MC Yutaniのradio情報デスク」を聴いて、寝て、起きて、現実逃避がてら「良い意味で乗(ノ)ってるときっていつ?」というのをつらつら考えている。
その1
いわゆる「ノってるかーい?」みたいなコールアンドレスポンス。
音楽ライブ特有の一体感や高揚感は「ノってる」うちでも代表的だ。
でもちょっとパーリィーピーポーっぽくて私からは遠い気がする。
その2
例えばマラソンしている時に訪れる「ランナーズハイ」。
どうでもいいことだが、私は線路沿いに歩き続けるのが好きだ。
走らずに早歩きしていても似たような感覚になったことがある。
でも最近は暑すぎて、とんと歩けていない。
その3
いやいや、もっと日常的に体験してるやつがあるではないか。
それは「料理」だ!
なぜ料理をしているとき、「ノれる」のか
以下、料理にまつわるポジティブな10の理由
①作ったら食べられる
②時間が限られているからこそ集中できる(空腹を我慢できる間)
③思いついたアイディアをすぐに試せる
④主菜、副菜、汁物といった3つくらいの調理を同時進行するためのフローを組み立てるのがおもしろい
⑤作っていなくても今までに食事してきた経験が生かせる
⑥「美味しそうだった」、「安かった」、「すすめられた」などの理由で新しい食材に出会える
⑦単純に何かをつくるのはたのしい
⑧誰かが一緒に食べてくれるとたのしい
⑨色がきれい
⑩よいにおいがする
若干こじつけの感もあるが、勢いでポジティブな理由を10も思いついた。こういう1つだけでもポジティブな要素が、料理の過程でいくつも連鎖していく。
きれいな野菜を買ってきた、家にあった調味料を使ったらおいしいかも、いつもは蒸しちゃうけど今日は炒めてみよう、これをやっている間にあれのアク抜きをしよう、蓋をして加熱している間に別の下ごしらえをしよう…
なんだか文字に起こすと仰々しいが、いくつものアイディアが頭を駆け巡り、私の手がどんどん実行していく。すると、私の中にあると思われるモーターのようなものがすごい速さで回り出す。
たぶんこれが私が料理をして「ノってる」状態になるときの仕組みだ。「考える」「思う」と「できる」がほぼ同時に起きている。いつもは届かないところへもジャンプできる気がする。
普段、自分の感覚が自分のコントロールから遠いところにあると感じるのは、私がASCを持っているからだろう。そんな私が「ノってる」時間は、自分の感覚を本当に自分のものにできたと思えるかけがえのないセンサリーな体験をしているのだと思う。
marf
人呼んで「菩薩系クソヤロー」、仏頂面のお絵描きピーポー。
カフェオレが好きだがインスタントコーヒーでモーマンタイ。
昨日食べたアサガオ菜が美味しかった。今度は明日葉が食べたい。
島寿司も食べたいし、久しぶりにまた八丈島に行きたい。