TOTO、発達障害者が公共トイレで困ることを調査

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画像出典元:UD Style https://jp.toto.com/ud/

TOTO株式会社のユニバーサルデザインについての特設サイト「UD Style」において、発達障害当事者や保護者が公共のトイレを利用する際に戸惑うことについて、課題と解決策を伺う座談会形式のコラムが掲載されています。

座談会企画:発達障がいを“手がかり”として、すべての人に使いやすいトイレを考える | UD Style TOTOのユニバーサルデザイン | TOTO
 

座談会では、国立重度知的障害者総合施設「のぞみの園」の日詰正文氏、一般社団法人日本発達障害ネットワーク(JDDnet) 元事務局長の橋口亜希子氏が、インタビュアーからの質問に答える形式です。

発達障害という用語の意味からはじめ、初めて行くトイレの使用方法が分からずパニックになってしまうことに対し、事前に中の様子を教えることなど、具体的な課題と解決案を紹介していきます。

TOTOが日本発達障害ネットワークの協力のもと、当事者および保護者59名に公共トイレを利用する際の困りごとを訊ねたところ、約60%が何らかで「困っている」ことがわかったとのことで、当該ページの末尾にはその詳細なアンケート結果がPDFファイル形式で公開されています。

今回このコラムを知ったのはTOTOのメールマガジン COM-ET通信を仕事で購読していたからなのですが、恥ずかしながら内装業で働きながら、特に国内では発達障害者や家族に配慮した空間をどう実現していくかという動きを、ほとんどまったく身近に聞くことがないまま悶々と日々働いていたところで、大変心強い思いです。

TOTO株式会社は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」オフィシャルパートナー(水回り備品)です。 発達障害やそのほかの少数派への配慮はもちろんのこと、最高の環境を選手や観客に提供し、後世の発展に役立つレガシーとなることを心から期待いたします。

また私も、内装業に携わる一人として、微力ながら良いものを作っていきたく思いました。
 
 
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