厚生労働省配布の布マスクを手にして。

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ライターの青いロクです。

厚労省からマスクが来ました。自閉症スペクトラム当事者としての観点からなにかしら伝わることもあるかと、自分なりに印象と感想を述べてみたいと思います。

どのような順序で配布しているかわかりませんが、少し後になる地域もあるようなので、参考になれば幸いです。


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厚生労働省 医政局経済課(マスク等物資対策班)より、自宅に布マスク2枚が届きました。

布マスクはこれまで使ったことはないので、使い捨てマスクとの比較となります。

※複数のメーカーで生産しているとのことで、多少仕様が異なるものが配布される場合もあるかもしれません。

外見と寸法

届いた状態の実測で、W135*H95だった。(洗濯すると多少縮むとのこと)

手元の使い捨てマスクは、W175*H95と表示があり、さらに蛇腹状に折り込まれているので、比較すると確かにこの布マスクは小さい。

しかしながら、後述するようにこのマスクの役割は、自分が感染するのを防ぐことではなく、すでに自分が感染している可能性がある前提で、他人に広げないために使われるものなので、飛沫を防ぐのには十分な大きさ。
 
 
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ガーゼ

5枚重ねで、2ミリピッチで縫われており丈夫そうに見える。見る限り、裏表および上下の区別はない。

ゴム紐

実測で直径2ミリ程度。固定されていないので、もし破損しても補修はしやすいだろう。きつさも調整できると思われる。ただ手芸用ゴム紐は品薄状態なので、肌触りにこだわる場合は自分で用意する必要がありそうと思う。

案内書

このマスクは、自分から他人に感染させないために着用するものだということが書かれている。国の文書としては平易だが、まだ漢字や文章はかたくるしい感じがあるとは思った。

洗浄方法について、毎回の洗浄で推奨される衣類用洗剤については希釈濃度が書かれているが、汚れが取れない場合に使用する塩素系漂白剤についてははっきり書かれてない。製品ごとの推奨濃度を守るべきだろう。

装着した感想

上述のとおり、マスクの意図は装着者の飛沫を防ぐことなので、外から入ってくるものを防ぐ能力は使い捨てマスクより低いように思う。

鼻側の部分はぴったりしている感じで、鼻呼吸している場合はある程度ガーゼを通して呼吸できる印象。

口の左右部分はフィットさせるのが少し難しい。静かに呼吸している分にはガーゼ越しに呼吸できるが、大きく口やあごを動かして会話した場合はガーゼに隙間ができてしまうだろう。ゴム紐のきつさで調整できるかもしれないが、会話の際には十分な距離をとる等の対応が必要そうだ。

装着者の飛沫を防ぐ性能自体については、いまのところ咳やくしゃみがないのではっきりしかねるが、マスクなしの場合に比べれば差があると思える。

まとめ

自分の地域では感染者が多く発生しており、近所だけを見れば警戒はかなり強いように思われます。しかしながら、日常の買い物を行う範囲でも、場所によってはまるで警戒感が異なってきます。

洗濯や装着のしかたなど、留意すべき点がありますが、使い捨てマスクに加えて布マスクも問題なく使えるようにして、感染拡大防止のために気を付けたく思っています。
 
 
 
青いロク