ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 公式サイト

TENTONTOweb

TAG: ASD

進むほど 達成 から遠ざかる

達成に近づくために物事を進めるものなのだと思う。

しかし達成の距離が遠すぎるのか

進めれば進めるほど、”達成”に逃げられる。

この前、私は掃除に逃げられた。

続きを読む »

アスペル電波傍受:Not Waving — I Know I Know I Know [OFFICIAL VIDEO]

Rubén Patiño

発達障害という精神の障害。趣味嗜好の偏りや強迫性、感覚の過敏がみられることも多い当事者の思考回路に、もし非当事者がダイブできるのなら。その特異な精神世界を伝えるような芸術表現を探すコーナー

ユミズタキス

【関連記事】
自閉症の感覚過敏って、どんな感じ?(動画)
センサリーを聴く:Without You | Danny L Harle | Sugary Pop Music Video By Kim Laughton | RANDOM ACTS

新メンバーを迎えてのテントン会in御茶ノ水

本日は都内御茶ノ水の喫茶店にて、TENTONTOの新メンバーを交えて久々のミーティングを行ないました。参加メンバーは8名、お店をはしごして合計4時間程度の会でした。

フリーペーパー発刊、ウェブ記事更新とも控えている現在のTENTONTO。現在の日本における流行や発達障害とセンサリーデザインの動向、そしてメンバー各人の今持っているモチベーションの形についてなど話し合いました。

発達障害の傾向をもっているメンバーですが、長年の付き合いということもあり和やかに話ができたと思います。それぞれ出た意見を元にして、ミーティングの後半では、今後どのような形でどのようなものをアウェアネスの鍵にできるのか、紙の上でアイデアをまとめてみたりしていました。

新メンバーのmegさんは女性の方で、ご友人からTENTONTO冊子を紹介されたことをきっかけに、このボランティア活動をしてみたいと思われたとのことです。和気藹々とした話もありながら、メンバー一同、あらためて活動への意識を確認できたような一日でした。

ユミズタキス

D.culture様に『ユミズタキスの非定型忍法帖 第2回』を寄稿しました

171017yumiztakis_title

こんにちは、TENTONTO編集長のユミズタキスです。本日はWebメディア『D.culture』様にて私ユミズが担当している連載『ユミズタキスの非定型忍法帖』の話題です。第2回分を寄稿し、掲載いただきましたのでご報告させていただきます。

ユミズタキスの非定型忍法帖[第2回]
http://disability-culture.jp/dd/1311

今回のタイトルは『オリジナルにやる気、みなぎらせ』。ジグソーパズルを例に出して、自閉症スペクトラム症状(ASC)の特徴についての説明を試みました。そして、落ち込みがちな当事者がやる気を出すため、ゲームを用いてモチベーションを取り戻し、自分を見つめるヒントにすることについても書いてみました。

テンプル・グランディンなど発達当事者のゲームプレイに否定的な意見を持った自閉症支援活動家もいますし、そういった言い分ももっともとも感じております。ですが、やはりゲームは人生において得るものも多い豊かなものだと、私は強く思っています。

【関連記事】
D.culture様にて『ユミズタキスの非定型忍法帖』を連載開始しました
パズルウイルスの脅威
「アスペのための」ゲーム、チェス
あまさず討論:ゲームばっかりやってるとバカになる?

本物の音楽こそが、センサリーなのかもしれない

tentonto_chillrenu

CHILLれぬ日々を過ごす 第17回

みなさんこんにちは、TENTONTO編集長のユミズタキスです。発達障害当事者の日常をテーマに、リラックス出来ないASD(自閉症スペクトラム)&ADHD(注意欠陥性・多動性)のココロを描くこのコーナー。これまでも津々浦々についてお話してきましたが、今日はみなさんに「音楽のせいでチルれない」というテーマで、お話をしたいと思います。

音楽とは一体どんなものでしょうか。流行りの曲を聴いて乗り遅れないようにしたり、当時の曲を聴いて懐かしむためのものだという意見は多数派だと思います。常識的に生きていればそういった性質の音楽は触れ合う機会の多いものですので、常識的な生き方を丸ごと美化するのであれば、必然音楽もそのような意識で捉えられるのだろうなと思います。しかし、私はこういった意見に賛同できません。

続きを読む »

左と右がわからない毎日

左と右。

誰が決めたのかはわからないが、この概念によってちょっぴり苦しむ人がいる。

  • とっさに左か右かを言われても判断できかねる
  • こちらが説明をする際に、左右を正確に案内できない

この症状には名前があり、”左右盲”と呼ばれているようだ。

続きを読む »

人の気持ちを想像できないなりに2

先週に続いて、ASD傾向がありながら少しそれともズレた私の道徳観念について、思索を深めながら書いてみたいと思う。

私の中では、してはいけないことの基準はある程度ハッキリとしている。それは、本人またはそのものの由来に責任がないところへの侵害、誹謗中傷といった類の暴力行為だ。ざっくり言うと国籍、人種、性差、障害、容姿、文化などへの差別や、不慮の事態、災害に見舞われた人の神経を逆撫でするような行為などが該当する。
 
続きを読む »

Dinah #60 「ダイナとダイナ」

snooze S = スヌーズ(うたた寝)
テントントさんのマイペースな日常を、コラムやマンガでつづります。
 
 
dinah-2-tentonto-head

TENTONTOエンタメ部 第74回

こんばんは。TENTONTOメンバーのYutaniです。

作者のクロエ・アスパー(Dinah)さん公認のもと、毎週、日本語訳バージョンをお届けしてきた「Dinah the aspie dinosaur」。アスペ(aspie)恐竜の女の子・ダイナが活躍するイギリス発のWEBコミックです。今週も、新しいエピソードの翻訳版を公開します。

今週は、ダイナが「友達」について考えるお話です。ベンチに座るふたりのダイナ。そこへ、モンキチョウが翔んできて。

続きを読む »

そごう千葉店ジュンヌ館16の小さな専門書店様に置かせていただきました

image

画像出典元:そごう千葉店JUNNU館 https://www.junnu.jp/

TENTONTO編集長のユミズタキスです。本日はフリーペーパー専門店『ONLY FREE PAPER』様のご協力により、そごう千葉店ジュンヌ館『16の小さな専門書店』様のフリーペーパーブースにTENTONTOのバックナンバーを設置させていただきましたので、そのお知らせです。

16の小さな専門書店
https://www.junnu.jp/shop/shop_detail.html?shop_id=48

諸事情により発刊が止まっているTENTONTOですが、比較的部数に余裕のあるバックナンバー『TENTONTOno.5』を配布させていただいています。お近くにお住まいの方はぜひお立ち寄りください。

続きを読む »

コラム:「臭いものに蓋」は、センサリー?

order
(金) O = オーダー(秩序)

なかなか理解されない「自分ルール」にも、なにかヒントがあるかも。
 
 
以前このサイトのコラムで、「否定の言葉は、魚の小骨?」と題して記事を書きました。簡単に説明すると、ASD者は文脈が”見えない”ゆえに、言葉そのものの凹凸につまづきやすい、という内容です。つまづくたびに、パニックになったり、萎縮したり、ヤケになったりと、気分障害という形で二次障害を起こしやすい傾向があることも、お話しました。

こと、ダイナミックな対人間のコミュニケーションよりも、自身の熱中する定常的な何かに意識・意欲が向きやすいASD者であるがゆえに、この問題に具体的な対策を打つことにおっくうのままでいる方は多いと感じています。怠惰がたたり、「ラクチンな人」のみとのコミュニケーションに絞ったり、コミュニケーションそのものを手放したり。コミュニケーションの障害への開き直り、と言えば聞こえは良いですが、徐々に当人と関係者の幸せを蝕んでいく、生産性に欠けたものと私には感じられます。
 
続きを読む »