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TAG: ハイパー

コラム:目を合わせられない理由

目は口ほどにものを言う。この言葉は目から得られる情報の多さを、うまく表している気がします。ASDを持つ私は、アイコンタクトがとても苦手です。私の感覚では、アイコンタクトのつもりで相手の目や表情に目をやると、耳元で大声を出されたときのような”やかましさ”に似た、圧倒されたような感覚を覚えます。人と話す時には声の届く適切な立ち位置があるため、アイコンタクトを快適に感じるぐらいの離れたところから話す、という風にできないのが悩ましいです。

科学のニュースを取り扱うサイトLiveScienceに、こんな記事が載っていました。

なぜ自閉症児はアイコンタクトを避けたがるのか?
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一概に語れない理由、ASDのスペクトル性

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センサリーデザインとは? 第5回

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

このコーナーでは、私達TENTONTOが皆さまに一番お伝えしたいこと、センサリーデザインについて、僭越ながらご紹介させて頂きます。第5回は、センサリーデザインの対象をより深く知って頂けるよう、自閉症スペクトラム(ASD)の特徴の様々な現れ方(スペクトル性)をご紹介します。

今回はアメリカ疾病管理予防センターのサイトにまとめられた記載をご紹介させて頂きます。
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コラム:刺激たちと暮らすこと

単に刺激を減らせば良い?

センサリー・スティミュレーター。ASDを持つ方向けの製品機能の説明書きに、よく登場する言葉です。感覚刺激装置という意味で、五感を心地よく刺激することで、嫌なことから自分を一旦離し、気持ちを落ち着かせるような機能を指します。以前センサリーデザイン最前線第1回第3回でご紹介したデザインは、このような機能をデザインの核にしているプロダクトです。

ASDを持つ方へ一般的に抱きがちな支援方法として、自閉症を持つ方は神経が過敏な傾向があるので、目にはサングラスを、耳にはイヤーマフを、と言った形でとにかく刺激をなるべく少なくするものを用意すると良い、というものがあります。簡単にまとめると、刺激を減らすことが重要、という考え方です。これは近年研究の進む自閉症スペクトラム(ASD)という考え方においては、必ずしも適切ではありません。スペクトラムとは自閉症状の多様性を表現する言葉です。
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ASDを持つ子どもとセンサリーデザイン

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センサリーデザインとは? 第4回

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

このコーナーでは、私達TENTONTOが皆さまに一番お伝えしたいこと、センサリーデザインについて、僭越ながらご紹介させて頂きます。第4回は、感覚感受性が多くの人と比べて大きくずれているようなASDを持った子ども達にまま発生する具体的な問題を、どのように理解し解決していくのかをご紹介します。今回はLDの特徴として現れる問題も併せて扱います。

今回も全英自閉症協会のサイトにまとめられた記載をご紹介させて頂きます。
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感覚感受性からデザインする

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センサリーデザインとは? 第2回

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

このコーナーでは、私達TENTONTOが皆さまに一番お伝えしたいこと、センサリーデザインについて、僭越ながらご紹介させて頂きます。第2回は、センサリーデザインの考え方の中心にある、それぞれの人固有の感覚感受性についてご紹介します。

全英自閉症協会のサイトに、センサリーデザインについてよくまとまった記載がありましたので、ここから引用しつつ解説させて頂きます。
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