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TAG: 感覚

本日からTENTONTOno.2配布開始です

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ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

度々ご案内させて頂いておりました、ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO | no.2を、本日配布開始させて頂きました。この冊子は、感覚の違いに起因した問題を抱えやすいASDやADHDを持つ方々に注目し、感覚の違いから生じる問題をデザインで解決するという知恵、センサリーデザインについての情報を発信するZINE(フリーペーパー)です。

現在ONLY FREE PAPER 渋谷PARCO店 様WIRED CAFE渋谷QFRONT店 様PEOPLE 様千年一日珈琲焙煎所 様にご協力頂き、店頭にて冊子を置かせて頂いております。この度増刷しましたTENTONTOno.1も、合わせて取り扱って頂いております。

今後も様々な場所での当冊子の配布を予定しております。その都度当サイトでご案内させて頂きますので、よろしくお願い致します。

なお、本日ご案内した最新刊のTENTONTOno.2、及びバックナンバーのTENTONTOno.1の送付をご希望の方は無料でお送り致しますので(※送料をご負担頂く場合があります)、送付先のご住所、必要部数、メールアドレスを明記して頂いた上、こちらよりお気軽にお問い合わせ下さい。折り返しご連絡させて頂きます。

また本日よりTENTONTOno.2のweb版も同時公開となります。ZINEのコーナーよりぜひご覧下さい。

コラム:目を合わせられない理由

目は口ほどにものを言う。この言葉は目から得られる情報の多さを、うまく表している気がします。ASDを持つ私は、アイコンタクトがとても苦手です。私の感覚では、アイコンタクトのつもりで相手の目や表情に目をやると、耳元で大声を出されたときのような”やかましさ”に似た、圧倒されたような感覚を覚えます。人と話す時には声の届く適切な立ち位置があるため、アイコンタクトを快適に感じるぐらいの離れたところから話す、という風にできないのが悩ましいです。

科学のニュースを取り扱うサイトLiveScienceに、こんな記事が載っていました。

なぜ自閉症児はアイコンタクトを避けたがるのか?
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一概に語れない理由、ASDのスペクトル性

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センサリーデザインとは? 第5回

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

このコーナーでは、私達TENTONTOが皆さまに一番お伝えしたいこと、センサリーデザインについて、僭越ながらご紹介させて頂きます。第5回は、センサリーデザインの対象をより深く知って頂けるよう、自閉症スペクトラム(ASD)の特徴の様々な現れ方(スペクトル性)をご紹介します。

今回はアメリカ疾病管理予防センターのサイトにまとめられた記載をご紹介させて頂きます。
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コラム:刺激たちと暮らすこと

単に刺激を減らせば良い?

センサリー・スティミュレーター。ASDを持つ方向けの製品機能の説明書きに、よく登場する言葉です。感覚刺激装置という意味で、五感を心地よく刺激することで、嫌なことから自分を一旦離し、気持ちを落ち着かせるような機能を指します。以前センサリーデザイン最前線第1回第3回でご紹介したデザインは、このような機能をデザインの核にしているプロダクトです。

ASDを持つ方へ一般的に抱きがちな支援方法として、自閉症を持つ方は神経が過敏な傾向があるので、目にはサングラスを、耳にはイヤーマフを、と言った形でとにかく刺激をなるべく少なくするものを用意すると良い、というものがあります。簡単にまとめると、刺激を減らすことが重要、という考え方です。これは近年研究の進む自閉症スペクトラム(ASD)という考え方においては、必ずしも適切ではありません。スペクトラムとは自閉症状の多様性を表現する言葉です。
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ASDを持つ子どもとセンサリーデザイン

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センサリーデザインとは? 第4回

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

このコーナーでは、私達TENTONTOが皆さまに一番お伝えしたいこと、センサリーデザインについて、僭越ながらご紹介させて頂きます。第4回は、感覚感受性が多くの人と比べて大きくずれているようなASDを持った子ども達にまま発生する具体的な問題を、どのように理解し解決していくのかをご紹介します。今回はLDの特徴として現れる問題も併せて扱います。

今回も全英自閉症協会のサイトにまとめられた記載をご紹介させて頂きます。
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TENTONTO1コマ劇場:見ざる聞かざる

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『見ざる聞かざる言わざる。…けっこういつものこと。』

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繊細さと頑強さを両立させるデザイン

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画像出典元:OtterBox 様 http://www.otterbox.jp/

センサリーデザイン最前線 第4回

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

このコーナーでは、大学でデザインを学んだ私が見つけた、最新のセンサリーデザインをご紹介します。第4回は、現在手に入るスマホケースの中でも際立って頑丈なケース、OtterBoxをご紹介します。1991年よりアメリカ人のカート・リチャードソンさんが開発しているケースのシリーズです。日本語版の公式サイトがありましたので、詳しくはこちらをご参照下さい。
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計算の宇宙、ライフゲーム

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画像出典元:Wikipedia 様 http://ja.wikipedia.org/

テントントの僕らの目が輝くもの 第2回

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

このコーナーでは、ASDとADHDを持つ私ユミズが感動したもののうち、同じようにASDやADHDを持つ友人たちに紹介して評判が良かった情報をお伝えしていきます。

第2回に取り上げるのは、ライフゲーム。イギリス出身のプリンストン大学教授、ジョン・ホートン・コンウェイさんが1970年に考案した、セル・オートマトンという種類の計算モデルです。日本語版のウィキペディアに、ライフゲームやセル・オートマトンに関する詳しい説明が載っていますので、まずこちらをご覧下さい。
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自分の感覚をしまいこむデザイン

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画像出典元:Kawamura Ganjavian 様 http://www.studio-kg.com/

センサリーデザイン最前線 第3回

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

このコーナーでは、大学でデザインを学んだ私が見つけた、最新のセンサリーデザインをご紹介します。第3回は、徐々に日本でもブームになりつつあるオーストリッチピローをご紹介します。スペイン出身のケイ=ポルティーヤ・カワムラさんとイラン人のアリ・ガンジャビアンさんのデザインユニットによる2012年の作品です。
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コラム:コンビニエンスということ

コンビニに感じるセンサリーデザインらしさ

ASDとADHDを持つ私にとって、コンビニは欠かすことの出来ない暮らしの友です。感覚の違いに由来した様々な日常生活での困ったことを、便利に解決してくれるのがコンビニです。それはつまり、コンビニはセンサリーデザインなのかもしれません。いくつかその理由を考えてみました。
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