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CATEGORY: コラム

コンビニ×攻略本×マインクラフト

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コンビニエンスストアに置いてある、占いや歴史、軍事など、買い手を選ぶ一風変わった本(謎本)たち。先日その中に、私を狙い澄ましたような本と出会いました。

ファミリーマートで買ってしまったのは、写真のMinecraft完全ガイド。自分が謎本市場(アスペマーケット)に所属していることを実感させられます。

さて、わかる人にはすごくよくわかる、というアスペ感覚のひとつに、私は”攻略本好き感覚”というものがあると、常々思っています。

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感覚に合わせた、外出用「3段階装備」 後編

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絵:わかめ

アスペしぐさ 第5回

こんにちは、TENTONTOメンバーのボウシです。昨日の記事に引き続き、アスペしぐさ師範代ことボウシ流の身を守る「外出用装備」をご紹介します。
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感覚に合わせた、外出用「3段階装備」 前編

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絵:わかめ

アスペしぐさ 第4回

こんにちは、TENTONTOメンバーのボウシです。アスペルガー的な感覚の違い、それに起因する行動を「アスペしぐさ」と名付け、私ボウシが”アスペしぐさ師範代”としてアスペあるあるを紹介するこのコーナー。今回のアスペしぐさ、テーマは「外出」です。

外の世界はたくさんの情報、刺激で溢れていて、感覚に過敏なタイプのテントントさんは、少し外に出るだけでもかなり疲れるのではないでしょうか。私も外出が苦手で、どこかへ出かける際にはそれ相応の「装備」をしないと、ヘトヘトに疲れてしまいます。

今回はそんな感覚過敏を持つ、アスペしぐさ師範代ことボウシ流の身を守る「外出用装備」を、3段階に分けてご紹介します。

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センサリーなお風呂

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画像出典元:Next Residential 様 http://nextresidential.com.au/

アスペしぐさ 第3回

こんにちは。アスペしぐさ師範代こと、TENTONTOメンバーのボウシです。アスペルガー的な感覚の違い、それに起因する行動を「アスペしぐさ」と名付け、私ボウシが”アスペしぐさ師範代”としてアスペあるあるを紹介するこのコーナー。今回のテーマは「お風呂」です。

身体を清潔に保つため、疲れた身体を休めるため、日常生活で入浴は避けて通れません。しかし、多くの人との感覚の違いを抱えるテントントさんの中には、入浴に苦痛を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私はその一人で、お風呂に入るのが苦手です。ずばり、とても疲れるのです。面倒くさいというのとは少し違って、さっとシャワーを浴びるだけでもとにかくしんどいです。何故疲れるのか、原因をいくつか考えてみました。

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参照機関:消火器を0個取得

東欧の某国に留学中のTENTONTOメンバー、なるやえにし(ADHDと軽度ASDの当事者)から、現地での日常生活の一コマをお届けします。なるやさん、滞在中の学生寮でナニカを見つけたようです。
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コラム:発達障害と向き合うために

発達障害のあるなしは、たとえば顔の違いと似ています。

顔の美しい人、醜い人、そのどちらでもない人がいます。

全体のうち少数という点で、顔の美しい人、醜い人は

顔が原因の問題に、しばしば遭遇してしまいます。

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コラム:私も僕も俺もみんなアニマル

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Photo: 傘子

皆さんいかがお過ごしでしょうか、わ田かまりです。少し肌寒くなりましたね。秋を所々で感じています、とびきりのサツマイモを食したいです。

さて、月のほとんどは閉塞的な生活を送っているのですが、五日くらい驚く程開放的になれる日というのが変則的に存在しまして(あるいは意図的に開放的にする)、今月はその一日に動物園を当てました。特別、動物を見るのが好きという訳ではなかったのですが、以前から人間以外の動物を少し知っておきたいという欲があり、機会を設けて行くことにしました。

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マンガから得た二つの「居場所」

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絵:わかめ

アスペしぐさ 第2回

こんにちは。アスペしぐさ師範代こと、TENTONTOメンバーのボウシです。前回のアスペしぐさでは、マンガを「察する感覚」の違いを補うことに役立てていたお話をご紹介しました。今回はマンガに「居場所のある安心感」を得ていた、私のエピソードをお伝えします。

前回触れた、ASD者が抱えやすい「察する感覚」の違い。感情の機微などの明文化されないものを察する感覚のズレは、時として周囲から「空気の読めない」と評価され、孤立してしまう原因になります。【テントントさんがやってみたコト】では多くのテントントさんが、感覚の違いから社会的な場で困難を抱えていたと語っています。そして、ロッククライミング音楽漫才などの自分に合った活動の中に居場所を見つけています。

私自身もその一人で、家でも学校でも周囲の状況がよく把握できずに、「居場所のある安心感」が得られにくい日々でした。特に中学校では、思春期特有の明文化されていないルールが増え、とても混乱しました。

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コラム:めろめろのくたくたになりたい

私は没入感に憧れる。
延々と歩き続けたり、泳ぎ続けたり。
色を塗り続けたり、折り紙を折り続けたり、
ときどきうっかりマフラーを編みすぎたり。
自分が、いま、ここ、に居るなぁと体感できるほど集中できることは、
私の中で価値が高い。
洗濯機に入れられた洋服みたいに、私が飛び込んだら勝手に振り回してくれるような魅力を持った何か。
そういうものに身も心もめろめろになりたい。
めろめろのまんま力を使い果たしてくたくたになりたい。

私は茫漠とした風景を前にすると何とも言えない気持ちになる。
草原フェチと呼んだらいいのだろうか、だだっ広くて見通しの良すぎる風景を眺めることがだいすきだ。
目が融けてしまうくらい、そういう風景を見続けたいがために電車やバスに乗ることもある。

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コラム:季節と感情の共存

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Photo: 

8月もお盆を過ぎまして後半にさしかかりましたね。日もだんだんと短くなってきているので、あっという間に秋が来るのでしょう。気がついたら季節が変わることは、歳を重ねる毎に当たり前になってくるのかもしれませんが、もしそうならそれは少し勿体ないなと感じています。

さて、今夏はどことなく“夏”という季節感を感じられていませんでして、心もとない日が長く続きました。私の中で、季節感と感情とは強い結びつきを持っており、この二つは常に共存をしています。どちらかが欠けていれば、記憶または思い出などの蓄積する抽象物が一切身体に残らない、いわば空白の期間になってしまうのです。

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