コラム:発達障害と向き合うために



発達障害のあるなしは、たとえば顔の違いと似ています。

顔の美しい人、醜い人、そのどちらでもない人がいます。

全体のうち少数という点で、顔の美しい人、醜い人は

顔が原因の問題に、しばしば遭遇してしまいます。

顔が美しいから、醜いから、つらい、苦しいという気持ち

ひとつとして同じ顔はないので、完全には他者は理解できません。

ですが、全く他者へ伝えることはできないのでしょうか。

私たちは進化の中で、表現するための手段を獲得しています。

感覚の違いでつらい思いをされている方へ、なにかしたい。

そう考えて学ぶ中で、私はセンサリーデザインと出会いました。

センサリーデザインは感覚の違いに寄り添うデザインのことで

感覚の違いから苦しむ人を救うものだと、直感的に思いました。

ましてや「美容整形」を強制するような横暴さはありません。

感覚の違いを理解されない痛みを和らげて

問題に真摯に向き合うための手がかりになる

TENTONTOは、そんな価値を伝える媒体を目指します。


ユミズ タキス