センサリーなお風呂

sensory-experience

画像出典元:Next Residential 様 http://nextresidential.com.au/

アスペしぐさ 第3回

こんにちは。アスペしぐさ師範代こと、TENTONTOメンバーのボウシです。アスペルガー的な感覚の違い、それに起因する行動を「アスペしぐさ」と名付け、私ボウシが”アスペしぐさ師範代”としてアスペあるあるを紹介するこのコーナー。今回のテーマは「お風呂」です。

身体を清潔に保つため、疲れた身体を休めるため、日常生活で入浴は避けて通れません。しかし、多くの人との感覚の違いを抱えるテントントさんの中には、入浴に苦痛を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私はその一人で、お風呂に入るのが苦手です。ずばり、とても疲れるのです。面倒くさいというのとは少し違って、さっとシャワーを浴びるだけでもとにかくしんどいです。何故疲れるのか、原因をいくつか考えてみました。

・お湯の温度
・浴槽に浸かるか否か
・入浴する時間帯
・どのぐらいの時間で済ませるか
・換気
・洗髪時の楽な体勢
・椅子の種類、有無
・シャンプー、ボディーソープ、洗顔料の種類

色々試してみた結果、どうやら私には「湿度が高くて熱い、密閉されている感じ」がキツい、ということが分かりました。入浴をもっと快適にするアイデアがあるかも?そんな疑問から調べてみると、こちらのセンサリーデザインを発見しました。

Top 5 design trends in bathrooms

1.センサリー体験
新しいバスルームは全ての感覚へ刺激を与える、夢のような経験を提供するものでしょう。バスルームのムードライトと音楽、水温調節と水流マッサージ、あなたの好きな香りは、カンペキなセンサリー体験を作り出し、コントロールします。

オーストラリアの建築デザインを紹介しているこのサイトでは、バスルームにおけるデザイントレンドの筆頭にセンサリー体験が挙げられています。私はお風呂が心地よくなるよう、自分の感覚に合わせて毎回自分で調整していますが、そのような手間なく本人の感覚に合わせて設計されていたら、どんなに素敵でしょう。

とはいえ、このようなデザインを日本の一般家庭ですぐに取り入れるのは難しそうです。これに近いものを考えたとき、私の苦手とする「熱くて湿度が高くて密閉された空間」ではないデザインのお風呂を思い出しました。

それは露天風呂です。湿度、室温が低い屋外の解放された空間のお風呂は私の感覚に合っているようで、入浴に気持ち良さを感じられます。

お風呂のセンサリーデザイン、どうやったら普及するのかな。そんなことを考えつつ、時々は近所のスーパー銭湯の露天風呂に入って、感覚的な気持ち良さを味わっています。

ボウシ