テントントなスラング:aspie
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TENTONTOエンタメ部 第2回
TENTONTOメンバーのYutaniです。世界中のポップカルチャーとテントントさんとの関わりをご紹介するTENTONTOエンタメ部。第2回では、テントントさんにまつわるスラングをご紹介します。
スラングとは、特定の人たちの間でのみ通じる隠語や略語のこと。海外のテントントさんのネット上のコミュニティでは、テントントさんが色々なスラングを使ってやり取りをしています。こうしたスラングから、海外のテントントさんがテントントさんでない人に持っているイメージ(またはその逆)や、英語圏の文化について考えてみたいと思います。
さて、今回ご紹介するスラングはこちら。
【aspie / 名詞 / アスペ(AS)の人のこと。「アスペちゃん」】
aspergerを縮めてaspie(アスピー)。かわいらしい響きです。aspieは、アスペルガー症候群(AS)をもつ人に対する英語の愛称。このコーナーでご紹介している漫画「Dinah」の主人公・ダイナーも、親しみを込めてアスピーと呼ばれています。
このスラングは、作家のLiane Holliday Willeyさんが1999年に使い始めた言葉だそう。ご自身もアスペルガー症候群をもつLianeさんは、アスペルガーに関する書籍を多数出版されていて、何冊かは日本語に翻訳もされています。
名字や名前で呼ばれるより、ニックネームで読んでもらった方が、相手との距離が近づいたと感じることはよくあります。こういうスラングが生まれ、広く使われていることは、ASDやADHDを広く受け入れようとする文化が成り立っていることの現れではないでしょうか。何とも素敵なことですね。
海外のコミュニティの中で、テントントさんはどのように受け入れられているのか。これからもスラングの紹介を通して、英語圏の文化・テントントさんたちのコミュニティを覗いてみたいと思います。お楽しみに!