no.3後日談:アスペゴコロ代弁者(始動編)

TENTONTOno.3後日談 第3回

MC Yutaniこと、TENTONTOメンバーのYutaniです。

フリーペーパー『TENTONTO』no.3の舞台裏をメンバーがご紹介するこのコーナー。第3回の今回は、僕、Yutaniとタキスによるアスペゴコロ代弁ラップ「アスペゴコロ代弁者」の制作についてお話したいと思います。

MCバトル動画にハマる

ラップやろう!ということが決まったのは、今年3月頃。2月中にTENTONTOno.2冊子を頒布先のお店へ届けて回る作業を終え、早速no.3に向けて動き出そう、としているときのことでした。

僕がTENTONTOに入ったのは去年の11月。no.2ではマンガを描いたり、「一日」コーナーのゲストだったなるやえにしさんとのやり取りを担当しました。実はその少し前、10月頃、僕はYouTubeでMCバトル動画の視聴にハマっていたのでした。ダジャレ(怒られそうですが…)や言葉遊びが好きなので、2人のラッパーが言語スキルを駆使しながら互いの気持ちを競い合う姿を見ている内に、「なんかラップおもしろそうだな~」と思っていました。ですが、実行へ移すところまでは辿り着かず。

ラップやろうよ

no.2の完成と頒布の終わったしばらく後のこと。スカイプ会議にて、編集長タキスから「ラップやろうよ」というアイデアが。面白そうとは思ったのですが、動画で見るラッパーの人みたく自分がカッコよくラップできるのか。一抹(?)の不安がありました。

しかし、「なんとか形にしてみたい!」という思いもありました。「発達障害」という言葉につきまといがちな暗い印象を、ラップを使えばとっぱらうことができるんじゃないか。「ダジャレみたい」とか「アメリカ人のモノマネ」など、とかくいろいろ言われがちな日本語ラップ。僕はもちろん、日本語HIPHOPという形でしか表現できない思いや格好よさ、はたまたワルさもあると考えていますが、「コワさをなくして面白おかしく表現する」という点でもまた大きな武器になるのでは、と思ったんです。

こうして、タキスさんと協力してラップMVを作ることに。とにかく、【日本語ラップ】で【アスペの思い】を【明るく】伝えるのが目標でした。

(『国道編』へつづく…)