ASDをもつグレアムさんは、スケボーをこよなく愛する
Y = ユース(青春)
熱い思いを胸に活動する、テントントさんのハートフルなチャレンジ。
テントントさんがやってみたコト 第14回
こんにちは、TENTONTO編集長のユミズ タキスです。このコーナーでは、多くの人と感覚の違いを持って暮らす人=テントントさんのうち、自分の抱える感覚の違いに基づいて活動をされている方々をご紹介しています。本日はイギリス在住のアスペルガーをもつスケートボーダー、グレアムさんです。
Y = ユース(青春)
熱い思いを胸に活動する、テントントさんのハートフルなチャレンジ。
こんにちは、TENTONTO編集長のユミズ タキスです。このコーナーでは、多くの人と感覚の違いを持って暮らす人=テントントさんのうち、自分の抱える感覚の違いに基づいて活動をされている方々をご紹介しています。本日はイギリス在住のアスペルガーをもつスケートボーダー、グレアムさんです。
N = ナビ(案内)
センサリーデザインに関する知識や、ビッグニュースをお届け。
画像出典元:Snug Vest 様 http://www.snugvest.com/
ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。
このコーナーでは、大学でデザインを学んだ私が見つけた、最新のセンサリーデザインをご紹介します。第10回はASD(自閉症スペクトラム)を持つ方向けに開発された、気分を落ち着かせる圧迫刺激を手軽に得られるベスト、スナッグベスト(Snug Vest)をご紹介します。
開発者のリサ・フレーザーさんは、このコーナー第1回でご紹介したビーグルのデザイナー、レオ・チャオさんと同じカナダのエミリー・カー美術大学出身で、卒業制作の際にこのスナッグベストのコンセプトを発明されたそうです。
こんにちは、TENTONTOメンバーのmarfです。このコーナー【センサリーデザイン最前線】では、日進月歩で開発の進むセンサリーデザインの話題をお届けしています。近年、日本の街でもハロウィンが終わるとすぐに街全体がクリスマスムードに盛り上がってきますが、本日は一足早いクリスマスのお話です。
一般的なクリスマスといえば、たのしい音楽を響かせ、色とりどりのイルミネーションや、大勢の人々でにぎわいます。そしてサンタクロースはプレゼントの袋を抱え、大きな声で笑う、といった感じでしょう。
しかし、発達障害当事者の中には、大きな音が怖かったり、眩しい光が苦手だったり、人ごみがつらくてムリな人もいます。そういった刺激のために、せっかくのイベントを楽しめないことがままあります。
https://youtu.be/1WAE-6uERrE
そこで、自閉症スペクトラムやその他のスペシャルニーズを抱える子供達のために、「センサリー」なサンタクロースがアメリカに住んでいるようです。センサリーなサンタさんは、静かな声で話し、イルミネーションがまぶし過ぎず、人ごみのないゆったりしたところで会ってくれます。「クワイエット・サンタ」、「サイレント・サンタ」などと呼ばれています。ひとりひとりに十分な時間と空間を確保するために、会うには予約が必要だったり、通常のクリスマスよりも早い時期だったりします。
以前もこのコーナーでセンサリーな映画館や劇場の取り組みについて取り上げました。海外におけるスペシャルニーズに対する柔軟な姿勢は、感覚の違いをそのままスペシャルな経験に活かしているように感じます。今後も「センサリー」な情報をお届けしたいと思います。
O = オーダー(秩序)
なかなか理解されない「自分ルール」にも、なにかヒントがあるかも。
これまでの記事でも、発達障害由来の生まれつきの感覚のずれについてお伝えしてきました。このずれから生じる問題を解決するデザインがセンサリーデザインです。本日は発達障害の当事者のひとりとして、そのずれについて少し掘り下げてみたいと思います。
私達が挙げる感覚のずれの中でも大きなもののひとつに、専門的には感覚処理障害(SPD)や感覚統合障害(SID)と呼ばれている、自閉症スペクトラム障害(ASD)と併発しやすい困難があります。感覚が過敏すぎたり、鈍感すぎたりするせいで、気持ちが逆立って落ち着かなくなり、イライラしたり、落ち込んだりします。例えば昨日の夜、私は服のタグや縫い目が気になり何度も着替えたり、いつもは好きなサンマの煮汁がとても不快に感じられて汚いものをいじっているような感覚がしました。
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画像出典元:KENS 5 様 http://www.kens5.com/
こんにちは、編集長のユミズタキスです。このコーナーでは世界中で次々と生まれている、最新のセンサリーデザイン(発達障害当事者の感覚にやさしいデザイン)をご紹介します。
本日は米・テキサス州サンアントニオのローカルTV局KENS 5のウェブサイトより、今月より公演が始まった自閉症スペクトラム者向けの演劇プログラムをご紹介します。
http://www.kens5.com/features/magik-theatre-first-sensory-friendly-performance-of-season/336535708
2016年。ディラの命日に、スティーブ・エリソン(フライングロータス)はdublabにてスペシャル・ライブ・ミックスを放送した。ミックスはヒップホップ、レア・グルーヴ(その内数点は、ディラとマッドリブがサンプリングに使用した)、エキゾチックなインターナショナル・ミュージック、そしてディラ自身の音源数点を含んでいる。賞賛に値する今回のプロデューサー、フライング・ロータス曰く、「一枚のレコードに、数多くの声」とのことである。安らかに眠れ。
S = シャイン(輝き)
テントントさんの持つちょっと変わった好奇心にスポットを当てます。
画像出典元:Wikipedia 様 http://ja.wikipedia.org/
ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。
このコーナーでは、ASDとADHDを持つ私ユミズが感動したもののうち、同じようにASDやADHDを持つ友人たちに紹介して評判が良かった情報をお伝えしていきます。
第2回に取り上げるのは、ライフゲーム。イギリス出身のプリンストン大学教授、ジョン・ホートン・コンウェイさんが1970年に考案した、セル・オートマトンという種類の計算モデルです。日本語版のウィキペディアに、ライフゲームやセル・オートマトンに関する詳しい説明が載っていますので、まずこちらをご覧下さい。
ジャズトランペットの音色と、ずらりとならんだ毛糸を映し出す光。
音が、波が、光が、瞳の中で混ざり合って、わたしの感覚を刺激する。
marf
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コラム:見えないがうれしい
「橋ガール」をみてしまう
画像出典元:CreativeBloq 様 http://www.creativebloq.com/
編集長のユミズタキスです。今日は、昨日の記事でご紹介した、Honeyslug制作の異色のアクションゲーム「ホホクム」について、TENTONTO誌的な観点から解説をしてみます。
発達障害についての情報を発信する団体のサイトで、そもそもなぜこういったゲームを取り上げるのか。その疑問の答えは、発達障害をもつ人々の「癒し」につながるデザイン要素を模索する中で、ゲームの中にその答えを、当事者である私がまま見出してきたからです。
「ホホクム」もそのひとつです。虹色のヘビになって風変わりな世界を探検するこのゲーム。プレイするといつも私は、日々枯渇している「センサリー体験」の感動を、一気に得られるのです。
ASD者、とくにASDをもつ子どもを「はげます」装置として、日本ではスヌーズレンとしても知られる、幻想的な光のゆらめきによる知覚刺激があります。こういったものに当事者は感動を落ち着きを感じる傾向があるため、欧米、特にイギリスでの施設の導入事例が多いことは、これまでの記事でもご紹介してきました。
ではなんの要素に癒やされているのか。これは当事者である私にとっても、大きな謎のひとつです。街を彩るイルミネーションをはじめ、キレイなものをみると人は癒されるという一般則はありますが、なにをキレイと思うのかに、非ASD者とのズレを感じることが私は多々あります。