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TAG: ADHD

アスペル電波傍受:コヤスケの石割

Tamaki Yamanaka

この動画にたどり着いたのは、布団の上でぼんやりしていて、自分にとって理想的な何かへのアプローチの仕方は石工(いしく)のような感じかもしれない、という、なんだかよくわからない着想がわいたときだ。

ネットサーフィンしていると石工の使う、コヤスケという聞きなれない道具が目に入る。石に狙ったように衝撃を与えて割ったり、削ったりするこの職人道具のYouTube動画に、おおっ、と感動する。

なんだかよくわからないことをしているようでいて、職人さんはたくさんのことを考えて手を動かしていて、それを結果につなげる。発達障害当事者の一見よくわからない行動や言動も、同じように結果につながればな、と思った。

ユミズ タキス
 
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あまさず討論:散らかってたって、居心地よければいいじゃん?

徹底討論

コーギィ&ヨーゴのあまさず討論 第3回

TENTONTOメンバーTEHOによるコーナー『その感覚は論題だ!コーギィ&ヨーゴのあまさず討論』。犬のコーギィと猫のヨーゴが、ASDやADHDの感覚の違いについて毎回ひとつテーマを決めて、抗議vs擁護で分かれて話し合う新感覚ディベートコラムです。

ヨーゴ(以下ヨ) :今回の議題は「散らかってる部屋」について、だニャ。
コーギィ(以下コ) : うーん、早速だけど…

コ : 部屋を散らかしっぱなしにできる感覚が、僕は理解できないよ!
ヨ : ニャニャッ?!…ヨーゴは片づけが苦手なのニャ!そもそも、コーギィは散らかってる部屋の何が嫌ニャ?

コ : まず、散らかしてると虫が出てきちゃうとこだよ!僕、虫は見るのも嫌なんだ…。
ヨ : その点は大丈夫ニャ。
コ : え?

ヨ : 虫が苦手なアロマを焚いたり、市販の駆除薬を駆使したり。生ゴミだけは溜めないようにしたり…。
コ : スゴイ、何もしてないようでいて、そんな対策を…!
ヨ : ニャ♪こうしてやることやってれば、散らかってても何とかなるニャ!

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アスペとラッパー、プールを作る

shine
S = シャイン(輝き)

テントントさんの持つちょっと変わった好奇心にスポットを当てます。
 
 
こんばんは。MC Yutaniこと、TENTONTOメンバーのYutaniです。先日始まったTENTONTOによるYouTube番組、「ASD&ADHD的マイクラちゃんねる!」早くも第3回を公開します!

発達障害をもつ方にオススメのゲームとして度々ご紹介しているゲーム『マインクラフト(Minecraft)』。 Yutani(司会・ラッパーBAPユミズタキス(本誌編集長、ASD・ADHD)ほか、TENTONTOメンバーがMinecraftでいろいろなものを作る様子や、発達障害当事者の「感覚の違い」に関するトークなどをYouTubeでお届けします。

第3回では「アスペとラッパー、プールを作る」と題して、Yutaniとタキスの2人が夏ならでは(!?)のプール建設に挑戦。果たしてうまく作れるのか!本編(Part.1〜3)動画は↓からご覧いただけます。

【Minecraft】「アスペとラッパー、プールを作る①」ASD&ADHD的マイクラちゃんねる!#3 https://youtu.be/0GfR7OE8QiQ

【Minecraft】「アスペとラッパー、プールを作る②」ASD&ADHD的マイクラちゃんねる!#3 https://youtu.be/YhRrsF6mRo8

【Minecraft】「アスペとラッパー、プールを作る③」ASD&ADHD的マイクラちゃんねる!#3 https://youtu.be/UR4asej5O2Y

この記事やYouTubeのコメント欄、Twitterでご意見・ご感想をお寄せいただけるとうれしいです。「ASD&ADHD的マイクラちゃんねる!」をよろしくお願いします!
 
 
 

~こちらは2015/08/07公開の記事の再掲載です~

 

思案ちゃん 5

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画:もぐらアスファルト直下

センサリーを聴く:KAYTRANADA – LITE SPOTS

KAYTRANADA

ブラック・カルチャーとアンドロイド。発達障害者支援の活路としてロボット技術が挙げられることがあるけれど、愛嬌のあるロボットによって多くの人が優しい気持ちになれるかもしれないだけで、その役割も果たしてしまっているかもしれない。

ユミズタキス

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史上初の安価なセンサリーロボット”Leka” 介助者との通信機能も搭載

カナダのコメディアン、40代でADHDの診断を受ける

youth
Y = ユース(青春)

熱い思いを胸に活動する、テントントさんのハートフルなチャレンジ。
 
 
patrick-mckenna

画像出典元:ADDitude 様 http://www.additudemag.com/

テントントさんがやってみたコト 第10回

TENTONTO メンバーのYutaniです。多くの人と感覚の違いを持って暮らす人=テントントさんのうち、感覚の違いを多くの人へ伝える活動をされている方々をご紹介するこのコーナー。第10回では、40代でADHDの診断を受けたカナダのコメディアン、Patrick McKennaさんをご紹介します。

Patrickさんは、1991年〜2006年にかけてカナダで放送されていたコメディ番組「The Red Green Show」への出演で一躍人気になりました。2009年には、Patrickさんは自身の障害をテーマにしたドキュメンタリー映画「ADD & Loving it?!(注意欠陥ってサイコー!?)」に出演しています。

ADHDは決して心良いものではないけれど、自分は障害に苦しむ人の中でも幸せな人間だった、と語るPatrickさん。薬の投与で症状を和らげながら、発達障害のアウェアネスと医薬による症状の緩和を広めるために活動されています。WebマガジンADDITUDEのインタビュー記事より、自身の障害に対する彼の思いを紹介します。

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あまさず討論:世間話って疲れない?2

徹底討論

コーギィ&ヨーゴのあまさず討論 第2回

TENTONTOメンバーTEHOによるコーナー『その感覚は論題だ!コーギィ&ヨーゴのあまさず討論』。犬のコーギィと猫のヨーゴが、ASDやADHDの感覚の違いについて毎回ひとつテーマを決めて、抗議vs擁護で分かれて話し合う新感覚ディベートコラムです。前回に引き続いて「世間話」について、コーギィとヨーゴが話し合います。

犬のコーギィ(以下コ): 無駄話が楽しい…。そういう考えもあるのかぁ。

猫のヨーゴ(以下ヨ): ニャー。

コ : でもさ、せっかく誰かと話をするんだし。お互いの理解を深められるように話できた方が、有意義じゃない?

ヨ : うーん、ヨーゴは『本音と建前』ってやつの『建前』のトコだけで、十分だからニャァ~。コーギィはそれじゃ嫌ってことニャ?

コ : 『建前』は、慎重に話すのに必要だと思うよ。けれど、それに終始しちゃうと…ちょっと…なぁ。そうなるとやっぱり、世間話にはそれ以上の価値を感じないよ。

ヨ : ニャー、果たしてそうかニャ?

コ : え?

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自閉症者向けの”リラックス開館時間”でプログラミングを学ぼう

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画像出典元:MK CITIZEN http://napavalleyregister.com/eagle/

センサリーデザイン最前線 第44回

こんにちは、TENTONTOメンバーのボル箱です。ここ最近暑いですね。私は引っ越してから初めて近所の市民プールに行ってみました。お水が気持ちよくてセンサリーでしたね。波がひんやりと腕に当たる感じとか、ぷかぷか浮く感じが好きなんですよね。でも途中意識が朦朧としてスポドリをぐびりと飲んで休みました。皆様熱中症にはくれぐれもお気を付けください。

さて、今回はイギリスの博物館での自閉症スペクトラム(以下ASD)の人のためのリラックス開館時間を設ける試みをご紹介します。ニュースメディアMK CITIZENより和訳してお届けします。

http://www.miltonkeynes.co.uk/news/tnmoc-wins-prize-to-develop-relaxed-openings-for-people-with-autism-in-milton-keynes-1-8071503

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思案ちゃん 4

cyan-chan-4

画:もぐらアスファルト直下

コラム:世の中の「裏ワザ」

order
O = オーダー(秩序)

なかなか理解されない「自分ルール」にも、なにかヒントがあるかも。
 
テレビゲームが好きな人は、「裏ワザ」という言葉をご存知だろう。説明書やプレイ画面には明確に示されていないけれど、ふとしたきっかけで手に入る便利なアイテムや、自分のステータスを強化できる隠し要素のことだ。

世の中には「裏ワザ」がたくさんあると思う。つまり、「明文化されていたり、誰かがキチンと教えてくれたりする訳ではないけれど、それを知っていると生活が便利になったり、むしろ知らないとものすごく不便なこと」。いわゆる不文律と言い換えても良いだろう。

僕にとってのそれは、コンビニやビデオ店のポイントカードだった。なぜか。まず、ポイントという概念がよくわからなかった。景品と交換できたり、お金として使えたり。溜めたポイントがどう使えるかはお店によって違う。後者の場合、払ったお金(円)が何ポイントになって返ってくるかというルールも決まっていたりする。還元率というやつだ。最近ではクレジット機能が加わった「便利な」ポイントカードが増えているけれど、カードごとに登録している口座が違ったりするととてもヤヤコシイ。「ヤヤコシイこと」がねずみ算式に増えてきている気がする。

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