ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。
先日Twitter上でセンサリーデザイン最前線 第2回の記事を取り上げてくださった方がいらっしゃったようで、開設したばかりの当サイトに沢山のアクセスを頂きました。皆さま本当にありがとうございます。
上記記事ではASD、ADHD、LDを持つ方へのゲームを使った支援活動をされているラーニングワークス・フォー・キッズの”マインクラフト”の一記事を和訳してご紹介しました。マインクラフトはこれまでのゲームや構成玩具と比べても格段に低コストかつ深みのある仕組みを備えたゲームで、先日ご紹介したシステム化指数(SQ)の高いASDを持つ方や、好奇心の強いADHDを持つ方に特におすすめです。
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画像出典元:Time Timer 様 http://www.timetimer.com/
こんにちは。ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO メンバーのYutaniです。このコーナーでは世界中の最新のセンサリーデザインをご紹介しています。
人間の感覚は、「視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚・平衡感覚・深部感覚」の7つに大別できるとされています(センサリーデザインとは?第2回参照)。しかしながら、これらのいずれの感覚を使ってもカバーすることが難しい要素もあります。それは、時間です。時間は時計という形で可視化されてはいますが、便宜的に区切った秒/分/時間といった単位を直観的に把握するのは簡単なことではありません。この問題はADHD傾向のある人にとって特に深刻で、仕事や課題を済ませるのに必要な時間を正しく見積もることができない、といった悩みを抱える当事者の人は少なくありません。
ということで今回は、「時間感覚」に関する問題を解消するためのセンサリーデザインを紹介したいと思います。
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私はお日さまや青空が眩しくて苦手だ。強い光に触れると、痛くてしみる感じがする。それに自分で気がついたのは、ずいぶん視力が下がってからだった。
小さい頃はとても目が良かったので、遠くのものまで見えた。よく見えることは、得た情報をちゃんと処理できるならメリットになると思う。私の場合、見えたものを頭の中で処理するスピードが遅いからなのか、見えすぎることが恐かった。それに見てしまったもののイメージひとつひとつに心を絡めとられて、戸惑うことが多かった。だから必要なもの以外見ないようにする、という癖がついた。今考えるとちょっとさみしい癖だと思う。
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ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。
このコーナーでは、ASDとADHDを持つ私ユミズが感動したもののうち、同じようにASDやADHDを持つ友人たちに紹介して評判が良かった情報をお伝えしていきます。
第4回に取り上げるのはシンセサイザーです。今回は2011年に日本のコルグ社より発売されたKORG iKaossilatorというiPhone/iPadアプリをご紹介します。iPhone/iPadをお持ちの方は、こちらのサイトより購入ができます。
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画像出典元:NAPSTUDIO 様 http://www.eriknap.nl/
はじめまして、ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTOメンバーのYutaniです。今回から私も、TENTONTO webで記事を執筆することとなりました。よろしくお願いします。
今回は、服飾のセンサリーデザインについて、事例を取り上げながらお話ししたいと思います。このサイトでもセンサリーデザインとは?のコーナーで触れていますが、この世界にいる「それぞれの人」が「必要なとき」に支えになってくれるのがセンサリーデザイン、というのが私なりの解釈です。
さて、関連しそうなワードをWebで調べてみると、「自閉傾向のある人たちのため」とされる実験的なセンサリーデザインを色々と見ることができます。今回は服飾に関するセンサリーデザインの一例として、NAPSTUDIOさんの「自閉症の子供たちのための」衣服”Autistic clothing”を取り上げます。NAPSTUDIOさんはアムステルダムを拠点に活動中のデザインスタジオで、「アイデンティティー」「インテリア」「相互作用」の3つのキーワードを柱とした制作活動をしています。
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ヘッドフォンをして
ひとごみの中に隠れると
もう自分は消えてしまったんじゃないかと思うの
—For You/宇多田ヒカル(2000)—
私が中学校へ上がるとき、入学祝で叔母がMDウォークマンをプレゼントしてくれた。当時の最新機器、というワクワクもあったけど、今振り返るとあの時イヤフォンという道具に出会っていなければ、私が音を聴くという行動に執着することは無かったんじゃないかと思う。
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ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。
最新号TENTONTOno.2と、増刷しましたTENTONTOno.1の配布ご協力店舗が増えましたので、ご案内させて頂きます。冊子TENTONTOは、感覚の違いに起因した問題を抱えやすいASDやADHDを持つ方々に注目し、感覚の違いから生じる問題をデザインで解決するという知恵、センサリーデザインについての情報を発信するZINE(フリーペーパー)です。
新たにTSUTAYA O-nest 様、UTRECHT 様にご協力頂き、店頭にて冊子を置かせて頂くことになりました。
ご協力頂いております店舗を以下にまとめましたので、お近くの方はぜひお訪ね下さい。
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先輩タキス(画像左、以下タ):こんにちは。このコーナーでは、テントントさんの暮らしに役立つちょっとした知恵=プチサピエンスを紹介するよ。
後輩るうが(画像右、以下る):うん。おねがいします。あれ、このコーナーの第1回はどこだっけ?
タ:第1回は新しく出た冊子、TENTONTOno.2の25ページに載っているよ。ZINEのコーナーをチェックしてみてね。
る:そうだ、センサリーアプリを紹介してもらったんだった。今日は何?
タ:今日は私が考えを整理するときに使っている表を紹介しようと思うんだ。自作のプリントだよ。
る:考えを整理?ぼーっとするのは好きだけど、考えるのは苦手。むずかしそう。
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ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。
本日も昨日に引き続き東京を巡り、最新号TENTONTOno.2と、増刷したTENTONTOno.1を配布させて頂きました。この冊子は、感覚の違いに起因した問題を抱えやすいASDやADHDを持つ方々に注目し、感覚の違いから生じる問題をデザインで解決するという知恵、センサリーデザインについての情報を発信するZINE(フリーペーパー)です。
本日からアップリンク様、VACANT 様、 百年 様、moi 様、タコシェ 様にご協力頂き、店頭にて冊子を置かせて頂くことになりました。
他にも現在ONLY FREE PAPER 渋谷PARCO店 様、WIRED CAFE渋谷QFRONT店 様、PEOPLE 様、千年一日珈琲焙煎所 様にもご協力頂いております。
以下にまとめましたので、お近くの方はぜひお訪ね下さい。
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