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プチサピエンス:かんしゃくを鎮めるコツ1

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センサリーデザインに関する知識や、ビッグニュースをお届け。
 
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テントント先輩のプチサピエンス 第5回

先輩タキス(画像左、以下タ):こんにちは。このコーナーでは、テントントさんの暮らしに役立つちょっとした知恵=プチサピエンスを紹介しています。

後輩るうが(画像右、以下る):今日もよろしくおねがいします。すっかり春になったね。気持ちの落ち着かない季節だな。

タ:春の陽気と言うけれど、いつもいつもそうなわけじゃなかったりするよね。気温、気圧、天気のめまぐるしい変化に、元気が出るというより、気が立つのを繰り返して、ぐったりするかんじだね。さっきも雷が鳴っていたよ。

る:五月病って新年度の環境の変化のせいって言われてるけど、あんがい5月がげんなりしやすいってだけかも。

タ:そうかもしれないね。そこで!今回から5回に分けて、来たる5月に備えてそんな不安定な気分を鎮めるためのテクニックを紹介します。MyAspergersChild.comの『アスペルガーの子どもの落ち着かせ方:親のための50のコツ(How to Calm an Aspergers Child: 50 Tips for Parents)』という記事を抜粋しながら、イライラを落ち着けるテクニックを紹介するよ。自分でも実践できるし、家族や友達のテントントさんにも有効なものばかりです。

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センサリーを聴く:Love You Bring

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インテリジェント・ダンス・ミュージック(IDM)。ネットサーフィンをしていると、IDMが好きだという国内外のASD当事者の書き込みを時々見かける。私もその一人で、IDMやそこから継承されたサウンドには思考が整理される感じというか、心のざわめきが平らかになる感じがする。読者の皆さんにも確かめてみてほしい。(IDMアーティストのリスト – Wikipedia)

ユミズタキス

【関連記事】
センサリーを聴く:Boards of Canada『Dayvan Cowboy』

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米・レストランにて自閉症スペクトラム児向けセンサリーキットの貸出スタート

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画像出典元:The American Canyon Eagle 様 http://napavalleyregister.com/eagle/

センサリーデザイン最前線 第39回

こんにちは。今回初めてweb記事を投稿しますTENTONTOメンバーのボル箱です。

今回は、カリフォルニア州ナパのピザ・レストランでの、自閉症スペクトラムの子どもにセンサリー・キットを貸し出す試みをご紹介します。

キットの内容は、聴覚過敏を和らげるイヤー・マフ、圧覚を刺激してリラックスさせる重めのひざかけ、おもちゃといったものですが、この試みがどのようになされたのか、ニュースメディアThe American Canyon Eagle より和訳してお届けします。

http://napavalleyregister.com/eagle/news/local/sensory-kits-help-make-napa-pizza-restaurant-a-more-welcoming/article_e693fe81-8774-50f5-a301-de64e13504b8.html

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己ノ脳ニ傾聴ス―自閉症スペクトラム症状の動作音(社会的想像力の欠如 編)

 
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O = オーダー(秩序)

なかなか理解されない「自分ルール」にも、なにかヒントがあるかも。
 
 
 
人の話をよく聞くことの「よく」の部分には、「想像力を働かせて」という一要素が入っている。社会生活の中での多くのシチュエーションでそれは起こる。
「想像力を働かせる」ことが求められている、そううっすらと気がついたときには、私は以下のような思考ルーチンを踏んで対処しようとしてしまう。

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アスペル電波傍受:Patek Philippe 5175R Grandmaster Chime Watch

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E = エモ(感動)

「体感できるセンサリー」をお届け。動画や音楽をご紹介します。
 
 
 

パテック フィリップ

モノが出来上がる工程。精緻な部品と、職人の技。ずっと眺めていたい。

ユミズタキス
 
 
 

~こちらは2016/02/09公開の記事の再掲載です~

 

「クレーン」が知りたい

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S = シャイン(輝き)

テントントさんの持つちょっと変わった好奇心にスポットを当てます。
 
 
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画像出典元:長岡労働衛生コンサルタント事務所 様 http://www.nrec.sakura.ne.jp/

テントントの僕らの目が輝くもの 第9回

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

このコーナーでは、ASDとADHDを持つ私が感動したもののうち、同じようにASDやADHDを持つ友人たちに紹介して評判が良かった情報をお伝えしていきます。

前々回の橋ガールに引き続き、私タキスの普段のネットサーフィンの様子を少しだけご紹介させていただきます。自閉症スペクトラム症状(ASC)の現れとして、システムに対する感覚が多くの方とくらべ鋭いとされています(システム化指数(SQ)の記事参照)。そのおかげで、構造マニアと言いますか、あるひとつについてどのようになっているか、どんな種類があるのか、きめ細やかに知りたくなってしまう。そんなアスペゴコロが、ふつふつと湧いてくるのです。

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TENTONTO1コマ劇場:スペクトラム=いろいろな色

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CMYKの絵です。こういう絵を描くと、「こんなものは誰にでもできる、創作なんかじゃない」と、たびたび美術の先生あたりに手厳しく言われてきた。

絵心のある人からみると、生産性のない機械的で退屈な作業に見えるらしい。でも本人にとっては、SQを使ってたのしく描いたラクガキ。

ユミズタキス

心拍数や皮膚の表面温度から”感情の爆発”を予測するリストバンド

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センサリーデザイン最前線 第18回

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO メンバーのmarfです。

このコーナーでは世界で次々と生まれる、最新のセンサリーデザインをご紹介します。第18回は第16回に引き続き、自閉症とテクノロジーに関するカンファレンス、オーテック2015で発表されたアシスティブ・テクノロジー(補助技術)、「バイオメトリック・リストバンド」をご紹介。The Telegraphより一部和訳してお届けします。

ASC(自閉症スペクトラム症状)のひとつに、自分のコンディションをうまく把握できないことがあります。暑すぎたり、寒すぎたり、体の不調をうまく伝えられないとき、このリストバンドが役立つそうです。心拍数や皮膚の表面温度といった情報をリストバンドによって測定し、そこから得られた体調の変化を支援者がアプリでモニターできるというもの。気付かずに放っておけば不快になりすぎて”爆発”してしまうような状況でも、このシステムがあれば、適切なタイミングで家族や支援者が適切な処置を施せるかもしれません。

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アスペル電波傍受:Opaque Cover

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O = オーダー(秩序)

なかなか理解されない「自分ルール」にも、なにかヒントがあるかも。
 
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私のアスペ的感覚を刺激する、美しくも煩わしい「模様」。どこか不快なのは、そこから「仕組み」が見えてしまうから。

ユミズタキス
 
 

~こちらは2016/03/16公開の記事の再掲載です~

 

自閉症の感覚過敏って、どんな感じ?(動画)

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センサリーデザインとは? 第13回

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。このコーナーでは、私達TENTONTOが皆さまに一番お伝えしたいこと、『センサリーデザイン』のお話をご紹介しています。

度々このコーナーでご紹介してきた全英自閉症協会のウェブサイト。センサリーデザインを詳細に伝える、貴重な資料が掲載されています。

感覚感受性からデザインする(第2回)
センサリーデザインを用いた支援とは(第3回)
ASDを持つ子どもとセンサリーデザイン(第4回)

上記の内容の掲載元である“自閉症者のセンサリーな世界(The sensory world of autism)”の記事に、自閉症者の感覚過敏を伝える動画が追加されました。





この動画では、専門的には感覚処理障害(SPD)や感覚統合障害(SID)と呼ばれる、自閉症スペクトラム障害(ASD)と併発しやすい感覚過敏を、VFXを用いて視覚化しています。私自身もこの動画の彼の感覚に類する困難を抱えて生活していますが、その辛さを的確に表現していると感じました。多くの人には「おしゃれな壁紙」「おもしろいテレビ」「心地良い太陽の光」でしかない刺激や、「水滴の音」「ソファのバウンド」「カーテンのひだ」といった気にも留めないような繰り返しが、激しい不快感としてアスペルガーや自閉症の当事者を襲います。


センサリーデザインは、ひとりひとりが生まれもった感覚にぴったりと合わせた設計をするという、新しいデザインの考え方です。それは『誰もが快適な空間づくり』の限界を真摯に受け止めて、感覚の違いから生まれる他者に理解されにくい苦しみを解決するアイデアです。


 
 

~こちらは2015/08/26公開の記事の再掲載です~