Photo: 桐野零
先日、正式に引っ越して以来初めて実家に顔を出した。ふと思い立って父親にプレゼントを渡すことにしたのだ。私と父はほとんど会話を交わさない。不意に会ってしまう時があれば「こんにちは」が交わされる。夜も「こんにちは」だし、朝も「こんにちは」だ。
私の父は生粋のゲーマーで、60年間ゲームと共存してきたようなそんな男である。私は過去一度だけ、父にプレゼントをしたことがある。この時も今回同様思い立った私は、糸井重里さんの手がけたMOTHERシリーズのキーホルダーをガチャガチャで全種類集めた。3回かぶったらあげるべきではないと考えていたのだが、6種類のキーホルダーを2回だけ被らせてコンプリートすることに成功した。そして何か義務感を感じながらその6種類のキーホルダーを何の前触れもなくプレゼントした。自信はないが、おそらく喜んでいたと思う。
今回は、食べることに対し興味がそがれてしまったことを母から聞きつけ、アップルパイとイチゴのケーキをプレゼントした。ケーキ一つをあげるのは何だか気が引けたので、ならば二つあげようと考えた。「2つのケーキです。2つともあなたが食べて構わないものです」と告げ、冷蔵庫に詰め込んだ。父は状況が読み込めていなかったようだが、相槌のような吐息のような音を発していた。久しぶりにこんにちは以外の声を聞いた気がした。
わ田かまり
画像出典元:https://www.newscientist.com
こんにちは、ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 編集長のユミズタキスです。
私たちのフリーペーパー最新号TENTONTOno.5でご紹介した、カナダ在住の発達障害者支援活動家スチュアート・ダンカンさん。彼のマインクラフトを使った自閉症スペクトラム児とその親への支援活動の最新記事が、先日New Scientistで紹介されました。
世界中から注目の集まるDuncanさんの、自閉症児に寄り添うセンサリーな支援活動。本日はNew Scientistの記事を日本語訳にしてお届けします。
こんばんは。TENTONTOメンバーのYutaniです。
世界中のポップカルチャー×テントントさんをご紹介するTENTONTOエンタメ部のコーナーでは、アスペ(aspie)恐竜の女の子・ダイナが活躍するイギリス発のWEBコミック「Dinah the aspie dinosaur」。作者のクロエ・アスパー(Dinah)さん公認のもと、日本語訳バージョンを毎週、お届けしています。昨年11月に実施したクロエさんへのインタビュー完全版も、日本語版・英語版共にweb公開中。ぜひご覧ください。
通行証チェックの窓口で、係員さんとお話をしているダイナ。どうやら、仕事の関係の手続きのためのようです。係員さんに年齢を低く見られたのか、納得いかない対応をされるダイナ。彼女はどうする?
こんばんは。TENTONTOメンバーのYutaniです。
先月Youtubeで公開した動画【Minecraft】プリパラ『トライアングル・スター』 ステージ再現してみた 【ASD&ADHD的マイクラちゃんねる!#33】の再生回数が、5000回再生を突破しました!23回の高評価もいただいてます。大反響、本当にありがとうございます!
プリパラ作ってみた【Minecraft】シリーズは、私たちが去年の7月から配信している番組「ASD&ADHD的マイクラちゃんねる!」のコーナーのひとつとして、定期的にお届けしています。
今年3月末に発行したフリーペーパーTENTONTOno.5では、「TENTONTOメンバーの当事者が今、夢中になっているゲーム」としてマイクラとプリパラを取り上げています。僕がタキスとのマイクラ協力プレイについて語ったアスペと一年間マイクラ実況やってみた。や、メンバーのなるやえにしによるプリパラ・コラムなど、盛りだくさんの内容です。
フリーペーパーの内容はwebでも無料で同時公開中です。ぜひご覧ください。「ASD&ADHD的マイクラちゃんねる!」も、引き続きよろしくお願いします!
ここに映ってるのは間違いなく、「正気じゃない」何かだろう。けれど、それは決して暗かったり、後ろ向きな類のものではないと僕は思う。
プリセットのキャラクターとモジュールが織り成す、「正気じゃない」、でもポップで可笑しい実験動画。この部屋の壁紙、落ち着かないだろうな。
Yutani
画像出典元:http://www.today.com
みなさん、こんにちは。TENTONTOメンバーのmarfです。
自閉症スペクトラムをもつ10歳の男の子が書いた“I Am”という詩が、今話題になっています。2週間前にFacebookにて投稿されたこの詩は、自閉症児を育てる親たちを中心に大きな反響を呼び、今日までに3万以上Likeされています。
本日はThe Huffington Post Australiaにこの詩についての記事がありましたので、一部を日本語訳にしてご紹介いたします。
10-Year-Old Boy’s Moving Poem Gives A Glimpse At Life With Autism(2016/04/12)
10歳のベンジャミン・ジルー君は自閉症スペクトラムを持っています。彼は学校の授業で「私は○○です」「私は○○と思います」のような言葉を使って詩を書くことになりました。今回の“I Am”と題した詩は、そこで書かれたものです。
(以下拙訳です)
続きを読む »