スシズメの満員電車で聴くSHEER MAGはいいぞ

SHEER MAGはアメリカ・フィラデルフィアのパンクロックバンド。通勤に使ってる山手線の朝電車の中で、人とぶつかりたくない(でもぶつからざるをえない混みよう)の中よく聴いてるのがこの曲、Fan The Flames。

今年の4月に転勤になって、カオスな車内の山手線に乗るようになった頃にちょうどSHEER MAGを知った。新アルバムが出たのをPitchforkがベストニューアルバムズで取り上げてたからだ。一応選ばれたアルバムはなるべく聴くようにしてるんだけれど、SHEER MAGにはビビッときた。

Pitchforkの曲セレクトには、超いい音がするもの、って最低条件があると、自分は勝手に思ってる。耳障りなのは論外(とはいえ@0PNI Bite Through Itみたいに超きわどいところ攻めてるのはちゃんと評価するのもポイント高い)、て自分のセンサリーと合致するから、気に入って見てる。

SHEER MAGのいいところは、真にストイックな音作りの姿勢に尽きる。パンクロックの持ってた問題点は、ハジけようの演出の過程でセンサリーの要素=音楽性が失われがちなこととは常々思っていた。でも、そのゼータクの言えなさを越える調和の妙があったとしたらな、みたいな音楽好きのゼータク。それをSHEER MAGの曲に感じられた気がした。

ボーカルのTina Halladayは、ベスト女性ボーカルバンドのボーカルに名前が挙がって納得のいく歌唱力だ。彼女の歌い上げるパンクなフレーズには、歌っていること自体へのウレシサのライブ感がハンパなくて、こっちが勝手にエモくなっちゃう魅力がある。

スシズメの電車の中でMVをみてる触覚過敏の自分が、映像に出てくるこれからヘビに呑まれるだろうハツカネズミと重なっても、SHEER MAGの”ロックバンドの音”が、そんなアリサマの中生きる勇気をくれてる気がした。明日の朝も、多分聴く。

 
 
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ユミズ タキス
「真面目系クズ」こと、ゲーム大好き当誌編集長。
メンバーのYutaniに描かれた似顔絵は「輝くリボン石」。
おとといのラジオで自他共に認める音楽好きと紹介された。
そんなの無理です!とも立場上いえないので、今日はガンバって書いてみた次第。