自分の体調がひと目でわかる!『うっかりぐったりスケール』紹介

petite1

テントント先輩のプチサピエンス 第12回

先輩タキス(画像左、以下タ):皆さんこんばんは。テントントさんの暮らしに役立つちょっとした知恵=プチサピエンスを紹介するコーナー、テントント先輩のプチサピエンス。はじめますよー、るうがちゃん。

後輩るうが(画像右、以下る):うん。おねがいします。前回からずいぶん時間がたったね~。

タ:1年5ヶ月ぶりになるみたいですね。このコーナー、編集長の私ユミズタキスと『アスペ感覚シミュレーションゲーム あすぺるうが』でおなじみ「るうがちゃん」との対話形式で進めてるんです。

る:るうがだよー。テンション低いってよく言われるけど、みんなよろしくね。

る:って、先輩ヨレヨレしてない?

タ:そうなんですよー。実はこのところ無理が効かなくなってきましてね。その割にやりたいことはしっかりやろうという気持ちもまだあるから、その辺りを揺れ動いてへばっているというか。アラサーゆえのかなしみかもです。

る:大変だなぁ。見た目的にもセーサイ欠いてるよ。なんとかならないの?

タ:そこで、今回のプチサピエンス。発達障害当事者は、自分の体調を把握するのを不得手としている傾向があります。もちろん私も、ASDとADHD由来の両症状について、当てはまっていると思います。

る:ふむ。

タ:私の場合想像力が乏しいこともあって、目に見える形にしないと具体的に自分の体調をイメージできないところがあるんですね。そこで、いつものごとく概念図を作ってみたんです。

る:へー。先輩が考えたの?

タ:実はテントントメンバーのボル箱さんに教えてもらったアイデアなんですよ。彼女は大学の学生支援室の方に教えてもらったそうです。

る:ボル箱さんて、新しく入ってくれたメンバーのひとだよね。今度一緒にお茶したいな~。こんにゃく渡したい。

タ:初対面の女性にいきなりこんにゃくは迷惑だと思いますよ…。てか女性かどうか関係ないか…。さ、さて、今回ご紹介するプチサピエンスは、編集長タキス制作(自分用)、『うっかりぐったりスケール』

ぱんぱかぱーん

うっかりぐったりスケール

る:また変な図をつくったね。いつものことだけど。

タ:まあまあそう言わず。ボル箱さんと話す中で、体調に関わる要素として<うっかり><ぐったり>という2つの要素があるんじゃないか、というアイデアが出まして。そこでタキスの人生経験をフル活用して、うっかりとぐったりの度合いの組み合わせで客観的に判断できそうなサインを書き出してみました。

る:この中破、とか、撃沈、とかは?

タ:ああ、これはゲーム『艦隊これくしょん』のマークですね。ニコニ・コモンズのフリー素材を借用させていただきました。自分はゲーム脳なので、こうして書いておけば少しでも楽しい気持ちになるかな、と。

る:言ってることがよくわからないよ。

タ:スミマセン、ちゃんと説明します。『艦これ』ってシミュレーションゲームは、キャラクターを派遣して戦わせて育てるゲームなんです。で、傷ついちゃうとこのマークが付いて、大破の状態になっても戦わせすぎちゃうと、ユニットがロストしちゃうんですよ。なので、体調が大破って書いてあるところの状態になったら休め、って意味になってます。

る:ユニットがロスト?

タ:撃沈、っていう言葉なんですが、文字通り育てたキャラクターがいなくなっちゃうんですよね。

る:それはこわいね。

タ:はい。なのでユニットの体調管理が大切なゲームなんですが、これを自分にも当てはめてみよう、という作戦です。

る:うっかりが精神的な疲労、ぐったりが肉体的な疲労、って風にも見れるね。

タ:鋭いですね。さらに私の場合、ADHD由来で体調が万全な状態でもケアレスミスに事欠かないので、そういった点も考慮して眺めていただけると、私という人間がよりよくわかると思います。

る:先輩のことをよくわかってもなぁ。でも、私も疲れてるときにミスしちゃうときもあるし、人に説明するときにもこの図があると便利かもね。

タ:使い方は色々ありそうなんですが、自分の体調について注意を払うことを習慣づけられるだけでも収穫があるのかな、と、作ってみて思いました。自分の疲労を把握できない感覚に合わせたセンサリーデザイン、のひとつにはなると思います。

タ:さてみなさん、この図の活用法を大募集します!自分でも作ってみた、という方いましたら、ぜひぜひ、感想ください!

る:私もちょっと使ってみてあげるよ。先輩もこれから実践だね。はやくヨレヨレから抜け出そう。

タ:ううっ、るうがちゃん。ありがとう…!

る:あー、のどが渇いたな。クラッシュタイプの蒟蒻畑 ライト、買ってきてくれる?

タ:はい!