文学フリマ企画meeting④

201807TentontoMeeting

Photo by TEHO

こんにちは、加間です。先日メンバー7名によって行われた文学フリマ企画meeting第4回目の様子をお伝えします。

まず今回のmeetingでは、文学フリマで販売する冊子の要となるタイトルと概要が決まりましたので発表いたします!

できるテラフォーミング ―7人の発達障害当事者による生活報告書―
テラフォーミングとは”惑星の環境を変化させ、生存可能に改造すること”。本誌は発達当事者である私たち(テラフォーマー)による記録集である。日々を暮らす上での困難と絶望を、7名が自分なりのテラフォーミングスタイルで、僅かな希望に繋げていく。

今回の冊子では、模索して自らが過ごしやすい環境づくりに努める発達当事者の実態を、メンバー各々で綴っていきます。発達当事者は”テラフォーミング”をしないことには、自分の住みやすい環境を手に入れることができないのかもしれない。そんなところから、タイトルが決まりました。

TENTONTOは、ASD者はテントのような小さくて狭い空間だと落ち着く、というところに由来するネーミングだったりします。今回のこの企画は、”テラフォーミングということは、こもってるだけではなくてテントから飛び出しているよね”というような声もあがって、最初からそのような思惑はありませんでしたが、はっとしました。

タイトルや概要が決まって、いよいよ内容の執筆に入ります。冊子ができるまでまだまだ数ヶ月ありますが、頑張っていきたいと思います。

 

また、今回は新メンバーのツダさんが初参加でした。ツダさんは、ASDやADHDなどの発達障害と、ヴァーチャル空間やマインクラフトなどのゲームについて研究をしている方です。私自身はマインクラフトをやったことがありませんでしたが、今回ツダさん含めメンバーとマインクラフトの話をしてみて、興味がないからやってこなかったのではなくて「はまったら怖い」という理由が根底にあることがわかりました。ゲームをプレイするのにも様々なやり方があって、そこにもまたその個人の性質が出てきて面白いと感じました。

発達当事者たちが集まって企画を進めることはやはり容易とは言えないかもしれません。しかしなんとか無理なくそれぞれ生かせる部分を生かしあうことができているのかな、と感じることができたmeetingでした。また、別の大きなプロジェクトも進行中ですので、そちらも進捗があれば発表したいと思います。
 

加間