Szynkierの新作脱構築音楽アルバム『Teghnojoyg』でセンサリーを聴こう

Babe, Terror

感覚の鋭敏さが伴わないことには、感覚の違いについて思いを巡らせてデザインする「センサリーデザイン」は形になりません。発達障害者が不快に感じる感覚刺激を排した上で、魅力的な感覚刺激に「夢中になれる」からこそ、ストレスを感じにくくなり安らぎとなるのがセンサリールームはじめ、センサリーデザインの本質だと思います。

今月はサンパウロのエレクトロニックプロデューサー、Claudio Katz Szynkierが「Babe, Terror」名義で発行した新作アルバム『Teghnojoyg』の脱構築的な音楽をTentonto読者に聴いてもらい、より安心の得られるデザインを是とする声を高めるため、当事者・関係者自身に感覚の語彙を増やしてもらいたい、という試みでの記事紹介です。ぜひアルバムを聴いて、2023年のブラジル世界を生きる芸術家の抱く諸々の感覚について思いを馳せてみてください。

Babe, Terror – Teghnojoyg (YouTube)

思いを馳せる力こそが、センサリーデザインを実現する力。

ユミズ タキス