センサリーを聴く:SML – “Roundabouts” (live at Zebulon, LA)

SML

感覚の鋭敏さが伴わないことには、感覚の違いについて思いを巡らせてデザインする「センサリーデザイン」は形になりません。発達障害者が不快に感じる感覚刺激を排した上で、魅力的な感覚刺激に「夢中になれる」からこそ、ストレスを感じにくくなり安らぎとなるのがセンサリールームはじめ、センサリーデザインの本質だと思います。

今月はロサンゼルスで活躍する、事前打ち合わせ無しの即興演奏にこだわったエクスペリメンタルジャズバンド「SML」の新アルバムをご紹介。ライブアルバム『Spontaneous Music Live』の、実験的な構成でありつつも心地よくハイポな感覚を刺激する音楽を聴いてもらい、より当事者的な安心の得られるデザインを是とする声を高めるため当事者・関係者自身に感覚の語彙を増やしてもらいたい、という試みでの記事紹介です。ぜひアルバムを聴いて、音色の感覚について思いを馳せたり、会話のきっかけにしてみてください。

思いを馳せる力こそが、センサリーデザインを実現する力。

ユミズ タキス