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Dinah #34 「ダイナ、風邪ひいた?」

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TENTONTOエンタメ部 第46回

こんばんは。TENTONTOメンバーのYutaniです。

アスペ(aspie)恐竜の女の子・ダイナが活躍するイギリス発のWEBコミック「Dinah the aspie dinosaur」。世界中のポップカルチャー×テントントさんをご紹介するTENTONTOエンタメ部のコーナーでは、作者のクロエ・アスパー(Dinah)さん公認のもと、「ダイナ」の日本語訳バージョンを毎週お届けしています。昨年11月に実施したクロエさんへのインタビュー完全版も、日本語版英語版共にweb公開中。ぜひご覧ください。

2月に入りましたが、寒い日が続きますね。今回は、ダイナのコートに関するエピソードです。前回のように、友達と二人一緒にいるダイナ。場所は学校かどこか、屋内の広い部屋でしょうか。ダイナは随分と厚着をしています。それに気が付いた友達が、こんなことを尋ねてきました。

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バンクーバーのお父さん、息子のため自閉症スペクトラムの主人公が活躍するSFを書く

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画像出典元:Oregonlive.com 様 http://www.oregonlive.com

テントントさんがやってみたコト 第15回

こんにちは、TENTONTOメンバーのmarfです。このコーナーでは、多くの人と感覚の違いを持って暮らす人=テントントさんのうち、自分の抱える感覚の違いに基づいて活動をされている方々をご紹介しています。本日は自閉症をもつ息子をモデルにして小説を書いたブライアン・タシマさんをご紹介します。

ブライアンさんはバンクーバー在住のミュージシャンです。
彼の息子、トーリン・タシマさん(現在17歳)はアメリカにいる自閉症スペクトラム障害をもつ350万人の中の1人です。彼は幼い頃に、数列や対話をそっくり記憶する、地元のモールを歩いては詳細な地図を作る、コンピュータを使う方法とそれを一から作る方法を見つけ出すなどをやってのけました。こういったASD者にみられるシステム指数の高さゆえの突出した能力が、父親ブライアンさんにはまるで魔法か強大な力のように思えたそうです。
それで、ある日トーリンさんが「自分のための本を書いてほしい」とブライアンさんに頼んだことを機に、ヤングアダルトSFファンタジー・シリーズ “Spectraland Saga” を執筆しました。
自閉症を強大な力として使う10代の子が主人公です。また、そのキャラクターはブライアンさんのようにミュージシャンでもあります。音楽が危機の瞬間に彼をもう一つの世界に導きます。

2012年にシリーズの最初の本 “Secret of the Songshell” を出版。2015年秋に第2巻となる ”Mystery of the Moonfire” が出版されました。

Oregonlive.comに”Mystery of the Moonfire” 出版に際してブライアン・タシマさんへのインタビュー記事がありましたので、一部引用してお届けいたします。

Autism becomes a superpower in Vancouver dad’s sci-fi/fantasy series for teens(2015.11.24)

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アスペル電波傍受:物理エンジンで橋を作った

むにむに教授

ユミズ タキス

スロットがいっぱいです

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marf 作

己ノ脳ニ傾聴ス―自閉症スペクトラム症状の動作音(社会的想像力の欠如 編)

人の話をよく聞くことの「よく」の部分には、「想像力を働かせて」という一要素が入っている。社会生活の中での多くのシチュエーションでそれは起こる。
「想像力を働かせる」ことが求められている、そううっすらと気がついたときには、私は以下のような思考ルーチンを踏んで対処しようとしてしまう。

・ここでいう想像力は、棒と台座を使って天井に吊るされたバナナを取るにはどうしたらいいか想像する、という類のものではない、ということを念頭に置く
・相手の気持ちを考えて、と、言い換えをされる場合もあるが、これは論点ずれを起こしやすい定型文のため、意識して自分で文意を正す
・このような「当たり前」のことを言われて考えこむことそのものが奇異に映るため、生返事に見えないような応答を心掛けつつ、上記2項目を手早く実践する
・マルチタスク化を避けるために、「次の一手」のみ、結局なにをしたらいいのか、を、気が散る中で考える
・こちらがこわばると相手も緊張してしまうので、話を聞きながら可能な範囲でリラックスすることに努める
・丁寧すぎないように注意して、リラックスした笑顔で簡潔に謝辞を述べる、オーバーリアクションを嫌う人の場合は特に注意を払う
・着席後、メモやふせんに書きだしてアウトプットし、その後の作業のマルチタスク化を避ける
・うっすらと感じる周囲からの奇異の視線を気にすると作業能率が低下するので、事実か否かはどうあれ、被害妄想と割り切り頭から排除する
・感じた負荷に応じて、用意して置いた単糖類を含む菓子を食べる

ユミズタキス

ASD&ADHD的マイクラちゃんねる! #27

発達障害(ASD+ADHD)当事者の私ユミズタキス(マミさん)とラッパーでBAP(『幅広い自閉症の表現型』当事者)のYutani(杏子)、パーソナリティ2人で毎週動画配信中の「ASD&ADHD的マイクラちゃんねる!」その1コーナーとして、タキス考案の「アスペ縛り」サバイバル・アスペとラッパーのケーキ工場をお届けしています(これまでのまとめはこちら)。今週は第22話を公開。いよいよかの地、ネザーへ…

【『アスペ縛り』サバイバルルール】
①サバイバルモード・難易度ノーマルでプレイ
食べ物はケーキ、飲み物は牛乳で生活します
③溶岩を明かりにします(松明禁止!かまど、レッドストーン鉱石で明るくなるのはOK)
④生き物を叩いたり、物を投げつけちゃいけません(直接攻撃はNG
⑤防具は衣装が台無しなので着ません
⑥体力が0になってしまったら、おっちょこ記念碑を立てます

動画は↓でご覧いただけます。

【Minecraft】アスペとラッパーのケーキ工場 第22話 【ASD&ADHD的マイクラちゃんねる!#27】 https://youtu.be/_KCmIP1FV_o

「マイクラちゃんねる」へのご意見・ご感想をお待ちしています。ぜひこの記事やYouTubeのコメント欄、Twitterなどからお気軽にどうぞ!

TENTONTOno.5、鋭意制作中です

こんばんは。ASD & ADHD Magazine TENTONTO 編集長のユミズタキスです。

発達障害当事者の感覚に寄り添い、当事者を支える全ての方にこれまでにない支援の形、センサリーデザインを伝えてきた当誌。当サイトTENTONTO webも、もうすぐ一周年を迎えようとしています。

前号からのTENTONTOメンバーの近況としては、TENTONTOの活動に多大な貢献をして下さっていた田中さんわかめさんボウシさんがボランティアスタッフをご卒業され、現在のメンバーは8名となりました。代表として情けない話ですが、出会いあれば別れありとはいえ、変わらないものに憧れるアスペゴコロも手伝い、少し気落ちをしておりました。ですが、これまでメンバーのみなさまから心のこもったお手伝いをしていただけたこと、そして私達を応援してくださる支援者のみなさまへの感謝の気持ちで、これからもこの活動を続けていきたいと強く想っている次第です。

メンバー構成が変わることを機に、次号の冊子ではこれまでと少し装いを変えて、みなさまにお届けしたいと考えています。普段の活動でも、先日のテントン会や、web記事の作成、冊子の打ち合わせを通して、メンバーひとりひとりがセンサリーデザインについて想いを巡らし、みなさまに伝えたいことを伝えられる姿勢になってきたと感じています。

現在、スタッフ総力を上げて最新号TENTONTOno.5を制作しております。2016年初めての発行となるno.5でも、読者の皆様へセンサリーな発見のある冊子を目指します。乞うご期待ください。

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冊子TENTONTOは、発達障害の当事者、または関係者のボランティアメンバーが集まって、生まれ持った感覚の違いゆえの困難があること、それを解決する未来をつくるデザイン、センサリーデザインについてお伝えしているフリーペーパーです。

毎号みなさまより、印刷費用のご協力を募集しております。最新号につきましても、みなさまのご協力を心よりお待ちしております。ご協賛は一口1,500円よりご応募いただけます。ご協賛についての詳細は、こちらをご覧ください。

Dinah #33 「ダイナのサングラス」

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TENTONTOエンタメ部 第45回

こんばんは。TENTONTOメンバーのYutaniです。

アスペ(aspie)恐竜の女の子・ダイナが活躍するイギリス発のWEBコミック「Dinah the aspie dinosaur」。世界中のポップカルチャー×テントントさんをご紹介するTENTONTOエンタメ部のコーナーでは、作者のクロエ・アスパー(Dinah)さん公認のもと、「ダイナ」の日本語訳バージョンを毎週お届けしています。昨年11月に実施したクロエさんへのインタビュー完全版も、日本語版英語版共にweb公開中。ぜひご覧ください。

屋外で二人、友達と一緒のダイナ。まぶしい光が苦手なダイナは、外ではサングラスを掛けて目を守るのが習慣。ところが友達は、ダイナの掛けているサングラスを不思議に思っているようで、いろいろと尋ねてきます。さて、ダイナの返答は?

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英・ロンドンのデザイナーによる、センサリーテントのすすめ

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画像出典元:Play Associates様 http://www.play-associates.com/

センサリーデザイン最前線 第20回

こんにちは。ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 編集長のユミズタキスです。

世界のセンサリーデザイン最先端をご紹介しているこのコーナー。記念すべき第20回を迎えた今回は、当誌TENTONTOを象徴するセンサリー空間、センサリーテントに関する話題をご紹介します。今回ご紹介するセンサリーテントは、イギリス・ロンドンにあるインテリアデザイン事務所、Play Associatesの作品、Moses(モーセ)です。デザイナーはRory Macpherson。

http://www.play-associates.com/projects/moses-mobile-sensory-pod

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アスペル電波傍受:momentum clock

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big blue boo – charlie’s daily sketches

ユミズタキス