モンティ・パイソンの再来か アスペ四人組のコメディグループ、ドキュメンタリー映画に出演 前編
画像出典元：The New York Times 様 http://www.nytimes.com
テントントさんがやってみたコト 第２２回
みなさんこんにちは。演劇大好き、お芝居には目がないTENTONTOメンバーのmarfです。
生まれつきの発達障害をもちながら、自分たちの特徴を知ってもらいたいと取り組む当事者（テントントさん）の人々を取り上げるこのコーナー。
本日はメンバー全員がアスペルガー症候群という珍しいコメディグループ、その名もAsperger’s Are Us（アスペルガーって僕らのことさ）をご紹介します。
ASDやADHDなどの発達障害の特徴を伝える活動として相性が良いからなのか、このコーナーでは度々、コメディアンとして活動されている方を取り上げてきました。
これまではソロで活動されている方が多かったのですが、今回ご紹介するアスペルガーズ・アー・アスは４人組グループ。その珍しさも手伝ってか、2010年デビューの彼らのドキュメンタリー映画が制作され、今年3月にオースティンで開催された芸術祭“South by Southwest 2016″で初公開されました。
ツアー公演を控えた彼らへのインタビュー記事が、先月末ニューヨークタイムズ紙のウェブサイトに掲載されました。今日明日の2日間で、その内容を日本語訳にしてお届けいたします。
http://well.blogs.nytimes.com/2016/04/28/aspergers-are-us-offers-comedy-for-all/
アスペルガーズ・アー・アスは、みんなのためにコメディを披露する
カレン・ウェイントローブ 2016年4月28日
アスペルガーズ・アー・アスの4人のメンバーは、活動の目的を「自分たち自身が楽しむこと」と、ずっと以前に決めました。
しかし、共に笑ったり、ネタを書いたりしてきた約10年を経て、アスペルガーズ・アー・アス、おそらく唯一の自閉症スペクトラムを持った人々のみで構成されたコメディグループは、コメディ界の革命児となっています。
このグループを特集したドキュメンタリー映画は、今年3月にオースティンでの「サウス・バイ・サウスウエスト・カンファレンス」で初公開され、先日Netflixが買収しました。
グループはこの夏、初の全国ツアーにも備えています。
コメディなんて、アスペルガー症候群の人にとって思いもよらない選択かもしれません。通説では、自閉症を抱えた人達は一般的に「厄介な一匹狼」と考えられているからです。
しかし11年前のサマーキャンプに、１人はカウンセラーとして、他の３人は参加者として参加したときに4人は出会い、実に素晴らしい友人同士になりました。
先日スカイプにてメンバーに取材を敢行。画面には、頭に大きな黒ウサギの耳を付けた、元カウンセラーのノア・ブリトンと大好きなソンブレロを着用した紳士、ジャック・ハンケ―黒バージョンはオックスフォード大学時代のもの―現在はてっぺんが赤いバージョンのソンブレロを愛用。
金曜にボストンのサマヴィル劇場で初公開となるグループの名前を冠した映画について尋ねたとき、彼らはいつものコメディ調で答えてくれました。
「映画に出てくる4人のヘンなやつら、面白かったね。」とブリトン。
「『ジョーズ2』より良かったけど、『ジョーズ3』ほどじゃなかった。」とハンケ。
「なんかちょっとムカつくなあ。」とイーサン・フィンラン（グループのもう一人のメンバー）が付け加えました。
4人目のメンバー、マイケル・インジェミは（父親と名前が同じためにファーストネームをニュー・マイケルに変えたらしい）は、呼び出しに加わりたくなかったようです。
映画製作者のアレックス・レーマンは、彼らの自閉症状を超えた熱い友情の出世物語を知るまでは、短いドキュメンタリーにするつもりだった、とのこと。最終的には2時間に及ぶ映画となりました。
自閉症スペクトラムをもつ人々の多くには、ソーシャルスキル、コミュニケーションの困難、繰り返しを好むふるまいがあり、一部の人には視覚、聴覚、嗅覚の困難が伴います。
誰かがストレス状態になったり、とりわけ「アスピー」な振る舞いをするとき、他の誰かが、―たいていブリトン氏が—落ち着きを取り戻すように促します。
続きは明日公開！おたのしみに
marf
人呼んで「菩薩系クソヤロー」、仏頂面のお絵描きの人。
カフェオレばかり飲んでいるが、寝たいときにはいつでも寝られる。
雑な性格のわりに、自分の爪と前髪はこまめに切りたくなる。
アニメ「プリパラ」のキャラクターでは、ファルルとガァルルが好き。