ビーズソファYogibo、日本でのセンサリールームプロジェクトを始動

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提供:PR TIMES https://prtimes.jp/

センサリーデザイン最前線 第60回

TENTONTO編集長のmarfです。最新のセンサリーデザインの話題をお届けするコーナー、センサリーデザイン最前線。2015年より特集してきたこのコーナーですが、6年経って60回目になる本日の記事。いよいよここ日本で、企業による本格的なセンサリールームのプロジェクトがはじまりましたので、記事にてご紹介します。
 
 
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000018338.html


 

快適すぎて動けなくなる魔法のソファYogibo(ヨギボー)を展開する株式会社ウェブシャーク(大阪市中央区/代表取締役社長 木村誠司)は、スタジアム、競技場などに設置されているセンサリールームのプロデュース事業「Yogibo Sensory Friendly Project(ヨギボー センサリーフレンドリー・プロジェクト)」を始動いたします。

センサリールームとは

大歓声や鳴り物、光りや音響を駆使した派手なショーアップが行われるスポーツ観戦。それに付随する音や照明が苦手な感覚過敏なファンを受け入れる取り組みが世界的に進んでいます。ムードや音などが落ち着いた観戦環境、心を落ち着ける空間がスタジアムなどに求められるようになりました。それが「センサリールーム」です。

「Yogibo Sensory Friendly Project(ヨギボー センサリーフレンドリー・プロジェクト)」とは

欧米を中心に「センサリーフレンドリー」という取り組みが広がっております。センサリーフレンドリーとは、自閉症スペクトラム症状やADHD(注意欠陥・多動性障害)を持つ発達障害当事者の方のうち、大きな音や明るい照明が苦手という方に向けた取り組みです。

本プロジェクトでは、スタジアム・野球場・競技場・コンサート会場などでまだセンサリールームが導入されていない施設にセンサリールーム導入の総合プロデュースを行います。まだ環境が未整備である施設に迅速にセンサリールームを増やすことで、感覚過敏の症状をお持ちの皆様に喜んで頂きたいと思います。

Yogiboは様々な人たちにリラックスやハッピーを届けるブランドとして世界展開しており、米国ではすでにセンサリールームのプロデュースや導入実績があります。日本においてもセンサリールーム導入がさらに加速するよう尽力いたします。スポーツや文化活動に誰しも参加できることが、特別なことではなく「当たり前のこと」として受け入れられるストレスのない社会の実現を目指し、当事業を推進してまいります。

導入をご検討の施設・企業様は、この機会に是非お問い合わせ下さい。

 
 

「ヨギボー センサリーフレンドリー・プロジェクト」。センサリールームという耳慣れないことばを、人をダメにするビーズソファで有名なYogiboがプロジェクトとして国内に広めようとしていること。発達障害の当事者でない人々に伝わる言葉でセンサリーを説明すると、簡単にいえば「人をダメにするようなリラックス感」になるんだ、ということが、今更ながら新鮮でした。感覚の違いを持っていても、なかなかその違いを説明するのが難しい当事者のひとりとして大変頼もしく感じます。

私自身はスポーツ観戦はほとんど行ったことがないですが、もし国内でこのような本格的なセンサリールームが導入されたら、そのスタジアムまで行ってみたいと思います。真にスポーツファンで、感覚の違いに困っていらっしゃる方がこういったプロジェクトが進むことで、より快適にスポーツ観戦を楽しめる日が来るといいですね。

取り組みの詳細は、Yogiboの公式ページをご覧ください。
自閉症児童のGood Friend
 
 
marf
 
 
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