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TAG: センサリーデザイン

TENTONTO no.7で、栗原類さんの本を取り上げています

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TENTONTO編集長のユミズタキスです。

先日より配布スタート&web公開をしているフリーペーパー最新号TENTONTO no.7。今日はその特集コーナー【センサリーデザインって、なに?】の話題をお届けします。

今号で伝えたかったテーマ『セーフモード』に相応しい特集を考えてたどり着いたのは、以下のような案内板のイメージでした。

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TENTONTO no.7 web版、公開!

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フリーペーパーの配布開始にあわせて、最新号TENTONTOno.7のweb版を公開いたしました。こちらからご覧ください。

CON TENT S: セーフモードが必要な人たち / 特集 センサリーデザインって、なに? / テントントさんの一日 / すきまにプランクトン / no.7 PINUP / MOVIE REVIEW / クジラのいる透視図 / マンガ アスペ恐竜ダイナ / おまじない

今号のテーマは「セーフモード」。パソコンの調子が悪くなったときに使う「機能限定モード」のことですが、感覚の違いによるストレスに悩ませられやすい当事者も、似たようなモードを自分なりに駆使しています。つまり、自分の調子が悪くなったときになんとかして取り戻そうと、色々な試みをしているのです。

一人ひとりの感覚には、無視できない個人差があります。さらに、発達障害の当事者は、実際に感覚処理障害を合併することもままあり、その差の大きさ由来のストレスにまいってしまいやすいと、私たちは考えています。私もそんな当事者のひとり。当事者のストレス解消法はちょっと変わっていますが、それも感覚の違いから生み出されるものだと思います。

特集では、今年10月に発売されたモデル・栗原類さんの書籍『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』を紐解きつつ、当事者が抱えがちな「感覚の違いゆえの困難」と、欧米でますます盛んになっている「センサリーデザイン」というデザインの考え方についてお伝えします。ぜひ、ご一読下さい。

女性アスペシンガーへの13の質問

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O = オーダー(秩序)

なかなか理解されない「自分ルール」にも、なにかヒントがあるかも。
 
 
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画像出典元:BBC 様 http://www.bbc.com/

テントントさんがやってみたコト 第9回

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。このコーナーでは、多くの人と感覚の違いを持って暮らす人=テントントさんのうち、感覚の違いを多くの人へ伝える活動をされている方々をご紹介していきます。

今回は、このコーナー第2回でご紹介したアスペルガー症候群を持つニュージーランドのポップ・シンガーソングライター、レディホークさんへの別のインタビュー記事を見つけましたので、ご紹介させて頂きます。普段の生活や理想の彼氏、音楽とは、アスペを持った人たちへのアドバイスなどの質問に、とても素直に答える彼女の言葉をご覧ください。

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センサリーなサンタさんがやってくる

センサリーデザイン最前線 第31回

こんにちは、TENTONTOメンバーのmarfです。このコーナー【センサリーデザイン最前線】では、日進月歩で開発の進むセンサリーデザインの話題をお届けしています。近年、日本の街でもハロウィンが終わるとすぐに街全体がクリスマスムードに盛り上がってきますが、本日は一足早いクリスマスのお話です。

一般的なクリスマスといえば、たのしい音楽を響かせ、色とりどりのイルミネーションや、大勢の人々でにぎわいます。そしてサンタクロースはプレゼントの袋を抱え、大きな声で笑う、といった感じでしょう。

しかし、発達障害当事者の中には、大きな音が怖かったり、眩しい光が苦手だったり、人ごみがつらくてムリな人もいます。そういった刺激のために、せっかくのイベントを楽しめないことがままあります。

そこで、自閉症スペクトラムやその他のスペシャルニーズを抱える子供達のために、「センサリー」なサンタクロースがアメリカに住んでいるようです。センサリーなサンタさんは、静かな声で話し、イルミネーションがまぶし過ぎず、人ごみのないゆったりしたところで会ってくれます。「クワイエット・サンタ」、「サイレント・サンタ」などと呼ばれています。ひとりひとりに十分な時間と空間を確保するために、会うには予約が必要だったり、通常のクリスマスよりも早い時期だったりします。

以前もこのコーナーでセンサリーな映画館劇場の取り組みについて取り上げました。海外におけるスペシャルニーズに対する柔軟な姿勢は、感覚の違いをそのままスペシャルな経験に活かしているように感じます。今後も「センサリー」な情報をお届けしたいと思います。

コラム:アスペをいっそ文脈盲と呼んでみる

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N = ナビ(案内)

センサリーデザインに関する知識や、ビッグニュースをお届け。
 
カエテクスティア(caetextia)と言う言葉があります。カエクス(盲)とコンテクスタス(文脈)を合わせた造語で、文脈盲を意味します。アイルランド人の心理学者のジョー・グリフィンとイギリス人の心療内科医のイワン・ティレルが2007年よりこの概念を提唱し、この文脈盲という言葉でASD、特にアスペルガーの特徴を表現、認知を広めていく活動をしています。

公式サイトに詳しい説明がありましたので、こちらより引用します。

http://www.caetextia.com/index.html

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TENTONTOno.7発行前情報①

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ASD & ADHD Magazine TENTONTO 編集長のユミズタキスです。このコーナーでは数回に分けて、現在制作中のフリーペーパーTENTONTOno.7の内容について、少しずつご紹介していきたいと思います。本日はTENTONTOno.7のメインテーマ、およびテーマカラーを発表します!

TENTONTOno.7のメインテーマは『セーフモード』。感覚の違いからストレスを抱え込みやすく、また一般的な範囲での集中力にも問題を抱える発達障害の当事者には、安全に物事に取り組めるモード、いわば『セーフモード』が必要です。そのセーフモードを実現するために必要なのが、ひとりひとりの感覚の違いに寄り添うデザイン。今号の特集では、近年欧米で注目が集まっている『センサリーデザイン』の考え方を解説しつつ、センサリーデザインがつくりだす未来についてご紹介します。他にもテーマにちなんだ企画記事が盛りだくさん。担当の各TENTONTOメンバーが、それぞれのスタイルで当事者なりの『セーフモード』を表現します。

表紙デザインを担当するのは、んとんとちゃんの作者でTENTONTOライターのmarfno.7のテーマカラーは安全で心地よい空をイメージした色『セルリアン』に決定しました。

TENTONTOno.7は2016年11月下旬頃の発行予定となります(発行予定日が遅れ申し訳ございません)。乞うご期待下さい!
 

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フリーペーパーTENTONTO(テントント)は、同名のボランティア団体による、発達障害の当事者には生まれ持った感覚の違い由来の困難があること、そしてそれを解決する未来をつくるデザイン『センサリーデザイン』についてお伝えしているフリーペーパーです。

毎号みなさまよりご協賛という形でご寄付を募集しています。戴いたお金は新刊の印刷費用に当てさせていただきます。ご協賛は一口1,500円よりご応募いただけます。ご協賛についての詳細は、こちらをご覧ください。
 
 

MC Yutaniのradio情報デスク #20

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(金) R = ラジオ(ラジオ)

ツイキャス番組「MC Yutaniのradio情報デスク」を配信します。

こんばんは。ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO メンバーのYutaniです。

本日22:00より、twitterと連動した配信サービス・twitcasting(ツイキャス)でラジオ番組「MC Yutaniのradio情報デスク」を配信しました!

本日の配信テーマは「TENTONTOno.7・制作大詰め」「感覚の違い」「横車を押す」をキーワードに、制作いよいよ大詰めのフリーペーパーTENTONTOno.7の内容についてご紹介した30分でした。

リアルタイムで聞けなかった…という方も、今週の配信は上記再生画面から、過去配信は、ツイキャスの「ライブ履歴」からお聞きいただけます。(下記アドレスをクリックすると、ツイキャス内のTENTONTOページへアクセスできます。『tentontoさんのライブ』表記下のタブから、『ライブ履歴』をクリック!)
http://twitcasting.tv/tentonto/

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Minecraft: Education Edition、いよいよ11月1日よりスタート!

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センサリーデザイン最前線 第30回

こんにちは、TENTONTOメンバーのmarfです。このコーナー【センサリーデザイン最前線】では、日進月歩で開発の進むセンサリーデザインの話題をお届けしています。本日はセンサリーゲームとしてTENTONTOでもおなじみのサンドボックスゲーム「Minecraft」の教育機関向け教材が提供開始されたニュースをご紹介します。今回は既にインターネットと情報セキュリティの最新ニュースのサイトINTERNET Watch様が日本語の記事にして下さっていましたので、こちらの内容を取り上げさせていただきます。

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1026688.html

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コラム:体調が悪いとより苦しい、感覚のずれからの痛み

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O = オーダー(秩序)

なかなか理解されない「自分ルール」にも、なにかヒントがあるかも。
 
 
これまでの記事でも、発達障害由来の生まれつきの感覚のずれについてお伝えしてきました。このずれから生じる問題を解決するデザインがセンサリーデザインです。本日は発達障害の当事者のひとりとして、そのずれについて少し掘り下げてみたいと思います。

感覚が自動でうまく処理できない

私達が挙げる感覚のずれの中でも大きなもののひとつに、専門的には感覚処理障害(SPD)や感覚統合障害(SID)と呼ばれている、自閉症スペクトラム障害(ASD)と併発しやすい困難があります。感覚が過敏すぎたり、鈍感すぎたりするせいで、気持ちが逆立って落ち着かなくなり、イライラしたり、落ち込んだりします。例えば昨日の夜、私は服のタグや縫い目が気になり何度も着替えたり、いつもは好きなサンマの煮汁がとても不快に感じられて汚いものをいじっているような感覚がしました。
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TENTONTO1コマ劇場:集中させてもらえないと

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ユミズ タキス 作