ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 公式サイト

TENTONTOweb

ARCHIVES : 2015年 3月

『シンプル・シモン』DVD発売されました

simon1

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

冊子TENTONTOno.1でご紹介しました映画『シンプル・シモン』のDVDが発売、レンタル開始されましたので、当サイトTENTONTO webでもご紹介致します。詳しい情報はこちらの公式サイトをご覧ください。

http://www.tc-ent.co.jp/sp/simple-simon/

『シンプル・シモン』はASDを持つ主人公シモンが引き起こすドタバタを描くラブコメディ映画で、2011年アカデミー賞外国語映画賞スウェーデン代表作品です。監督・脚本・製作を手掛けたアンドレアス・エーマンは、取材を含めASDを持つ人々と関わった経験を通してシモンの人物像を作り上げています。
続きを読む »

TENTONTOno.2配布場所が増えました4

150309

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

この度最新号TENTONTOno.2と、増刷しましたTENTONTOno.1の配布ご協力店舗が増えましたので、ご案内させて頂きます。冊子TENTONTOは、感覚の違いに起因した問題を抱えやすいASDやADHDを持つ方々に注目し、感覚の違いから生じる問題をデザインで解決するという知恵、センサリーデザインについての情報を発信するZINE(フリーペーパー)です。

新たにBOOKSルーエ 様トムズボックス 様CoLLabo 様鞆の津ミュージアム 様READAN DEAT 様にご協力頂き、店頭にて冊子を置かせて頂くことになりました。

ご協力頂いております店舗を以下にまとめましたので、お近くの方はぜひお訪ね下さい。
続きを読む »

「時間」はむずかしい

frontline7

画像出典元:Time Timer 様 http://www.timetimer.com/

センサリーデザイン最前線 第7回

こんにちは。ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO メンバーのYutaniです。このコーナーでは世界中の最新のセンサリーデザインをご紹介しています。

人間の感覚は、「視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚・平衡感覚・深部感覚」の7つに大別できるとされています(センサリーデザインとは?第2回参照)。しかしながら、これらのいずれの感覚を使ってもカバーすることが難しい要素もあります。それは、時間です。時間は時計という形で可視化されてはいますが、便宜的に区切った秒/分/時間といった単位を直観的に把握するのは簡単なことではありません。この問題はADHD傾向のある人にとって特に深刻で、仕事や課題を済ませるのに必要な時間を正しく見積もることができない、といった悩みを抱える当事者の人は少なくありません。

ということで今回は、「時間感覚」に関する問題を解消するためのセンサリーデザインを紹介したいと思います。
続きを読む »

TENTONTO1コマ劇場:なまえ

ntomanga150307x

marf 作

 

コラム:見えないがうれしい

ネオンの光がにじんで溶けていくみたい

私はお日さまや青空が眩しくて苦手だ。強い光に触れると、痛くてしみる感じがする。それに自分で気がついたのは、ずいぶん視力が下がってからだった。

小さい頃はとても目が良かったので、遠くのものまで見えた。よく見えることは、得た情報をちゃんと処理できるならメリットになると思う。私の場合、見えたものを頭の中で処理するスピードが遅いからなのか、見えすぎることが恐かった。それに見てしまったもののイメージひとつひとつに心を絡めとられて、戸惑うことが多かった。だから必要なもの以外見ないようにする、という癖がついた。今考えるとちょっとさみしい癖だと思う。
続きを読む »

シンセサイザーのある生活

ikaossilator

テントントの僕らの目が輝くもの 第4回

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

このコーナーでは、ASDとADHDを持つ私ユミズが感動したもののうち、同じようにASDやADHDを持つ友人たちに紹介して評判が良かった情報をお伝えしていきます。

第4回に取り上げるのはシンセサイザーです。今回は2011年に日本のコルグ社より発売されたKORG iKaossilatorというiPhone/iPadアプリをご紹介します。iPhone/iPadをお持ちの方は、こちらのサイトより購入ができます。
続きを読む »

服飾のセンサリーデザインから考える

frontline6

画像出典元:NAPSTUDIO 様 http://www.eriknap.nl/

センサリーデザイン最前線 第6回

はじめまして、ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTOメンバーのYutaniです。今回から私も、TENTONTO webで記事を執筆することとなりました。よろしくお願いします。

今回は、服飾のセンサリーデザインについて、事例を取り上げながらお話ししたいと思います。このサイトでもセンサリーデザインとは?のコーナーで触れていますが、この世界にいる「それぞれの人」が「必要なとき」に支えになってくれるのがセンサリーデザイン、というのが私なりの解釈です。

さて、関連しそうなワードをWebで調べてみると、「自閉傾向のある人たちのため」とされる実験的なセンサリーデザインを色々と見ることができます。今回は服飾に関するセンサリーデザインの一例として、NAPSTUDIOさんの「自閉症の子供たちのための」衣服”Autistic clothing”を取り上げます。NAPSTUDIOさんはアムステルダムを拠点に活動中のデザインスタジオで、「アイデンティティー」「インテリア」「相互作用」の3つのキーワードを柱とした制作活動をしています。
続きを読む »

TENTONTOno.2配布場所が増えました3

paperimg1

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

最新号TENTONTOno.2と、増刷しましたTENTONTOno.1の配布ご協力店舗が増えましたので、ご案内させて頂きます。冊子TENTONTOは、感覚の違いに起因した問題を抱えやすいASDやADHDを持つ方々に注目し、感覚の違いから生じる問題をデザインで解決するという知恵、センサリーデザインについての情報を発信するZINE(フリーペーパー)です。

新たに恵文社一乗寺店 様ask a giraffe 様mumokuteki 様にご協力頂き、店頭にて冊子を置かせて頂くことになりました。

ご協力頂いております店舗を以下にまとめましたので、お近くの方はぜひお訪ね下さい。
続きを読む »

TENTONTO1コマ劇場:いろいろいろいろ

ntomanga1503x1

marf 作

 

コラム:イヤフォンで守れるもの

ヘッドフォンをして
ひとごみの中に隠れると
もう自分は消えてしまったんじゃないかと思うの
—For You/宇多田ヒカル(2000)—

私が中学校へ上がるとき、入学祝で叔母がMDウォークマンをプレゼントしてくれた。当時の最新機器、というワクワクもあったけど、今振り返るとあの時イヤフォンという道具に出会っていなければ、私が音を聴くという行動に執着することは無かったんじゃないかと思う。
続きを読む »