北海道のドラッグストアチェーン、「クワイエットアワー」を実施

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画像出典元:ツルハドラッグ https://www.tsuruha.co.jp/

川崎市のイオンスタイル新百合ヶ丘での実施に続き、感覚過敏をもつ発達障害当事者のための「クワイエットアワー」が札幌市内のツルハドラッグでも試験的に実施されることが発表されました。

ツルハが「クワイエットアワー」試験 店内の音量下げ照明暗く 感覚過敏の客に配慮

クワイエットアワーとは、聴覚、視覚の過敏さをもつ発達障害者が安心して施設内で過ごせるよう、特定の曜日や時間帯で施設内の音や光を低減するという取り組みのこと。一例として、英国の大手スーパーマーケット・モリソンズでは、全ての店舗で毎週土曜日の朝、クワイエットアワーを実施しています。川崎市のイオンスタイル新百合ヶ丘での事例については、TENTONTOでも独自に取材を行いました(→【レポート】川崎市 商業施設における「クワイエットアワー」の取り組み(イオンスタイル新百合ヶ丘))。

札幌市内の数店舗で、毎週土曜日の午前中に1時間程度、クワイエットアワーとして店舗内の様相を変える試みになります。この期間は、店内放送オフ、レジ音量を小さくする、照明を3~5割に落とす、従業員の声かけも無くなるとのこと。試験的に実施して反応を見ながら、実施店舗を増やしていく予定です。ツルハドラッグの意欲的なアクションに、当事者としては期待が高まります。今後の動きに注目していきたいと思います。

ユミズタキス

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