編集長のユミズです。本日は、個人的に開発に2年間関わってきたゲーム『エヴェレット・エフェクト』が今週末に発売となるためその告知と、ゲーム体験のもつ発達当事者にとってのセンサリー(感覚的な居心地の良さ)について書かせていただきたいと思います。
Photo by TEHO
こんにちは、加間です。先日メンバー7名によって行われた文学フリマ企画meeting第4回目の様子をお伝えします。
まず今回のmeetingでは、文学フリマで販売する冊子の要となるタイトルと概要が決まりましたので発表いたします!
できるテラフォーミング ―7人の発達障害当事者による生活報告書―
テラフォーミングとは”惑星の環境を変化させ、生存可能に改造すること”。本誌は発達当事者である私たち(テラフォーマー)による記録集である。日々を暮らす上での困難と絶望を、7名が自分なりのテラフォーミングスタイルで、僅かな希望に繋げていく。
今回の冊子では、模索して自らが過ごしやすい環境づくりに努める発達当事者の実態を、メンバー各々で綴っていきます。発達当事者は”テラフォーミング”をしないことには、自分の住みやすい環境を手に入れることができないのかもしれない。そんなところから、タイトルが決まりました。
画像出典元:AV Watch https://av.watch.impress.co.jp/
TENTONTO編集長のユミズです。ひとりひとりの感覚の違いに寄り添うデザイン、センサリーデザインの最新の話題をお届けするこのコーナー。本日は今日付けのオーディオ・ビジュアル総合情報サイト『AV Watch』にて掲載された、パナソニックが開発中という最新のセンサリープロダクトの話題です。
画像出典元:AV Watch https://av.watch.impress.co.jp/
こんにちは、tentontoメンバーのTEHOです。今日は先日行われた、今年11月の文学フリマを目指しての第三回目のmeetingの様子をお伝えしたいと思います。
前回の話し合いでは「感情整理、不安解消法」に焦点をあてた本を目指そうというように、完成像のイメージをメンバー間で共有しました。今回は企画を更に進展させるために内容を固めていくべく、メンバー各人がどのように感情整理、不安解消と向き合っているのかを話し合って共有しました。私が普段漠然と考えていた私の不安解消法も、メンバーに話を聞いてもらったり突っ込まれたりする中で理解がより深まりました。より良い文章を書くにあたって、題材に関する見方が広がった点において今回のmeetingは個人的にもとても有意義な話し合いとなりました。
また、表紙はどのようなものにしようかということも話し合い、ありがたいことに私の撮った写真を表紙にしてはどうかという案をいただきました。なかなかに責任重大ですが、今までにないような文芸誌の表紙を飾るのにふさわしい写真を撮るべくモチベーションが上がっております。ご期待いただければと思います。
次回のmeetingではいよいよ文学フリマに参加の申し込みをし、より具体的な詳細を決められたらと考えております。
TEHO
先月末、ことし11月の文学フリマを目指して作成中の発達障害者向け本について、メンバー5名で第二回のmeetingを行いました。第一回では「発達障害者向けの手帳術」という題材で進めていこうか、という話が出ていましたが、今回の話し合いでは手帳にこだわらず、当事者各々で実施している「感情整理、不安解消法」に焦点をあてた本にしていくのはどうか、という話になりました。メンバーからも実体験や意見を積極的に話してもらえたので、視野が広がりました。
私事ですが、実は最近新しい仕事を始めました(や、やったー!)(でもやっぱり人、怖い…)(あぁ…大丈夫かな…)。数ヶ月前からすると環境が一気に変わったこともあり、いろいろ思っていることがありますが、できることなら長く続けてみたい。それを叶えるためには、自分に合った”ライフハック”を取り入れることや、自身の生活スタイルを再考することが必要な気がしています。(が、がんばるぞ!)
感情の整理をすることは、生活を送っていく上でも何かにチャレンジする上でもプラスになることが多いと感じています。ただ私自身に関しては、整理をやりすぎてしまう傾向が災いして、臆病になったりニヒリズムに陥ってしまうケースも多発しがちだったり。……人間は不完全な生き物だということを、忘れてはいけませんね。
今月のmeetingでは、いよいよ申し込みができるように内容をまとめていきたいと思います。
余談
わ田かまりという活動名を、加間 衣記(かま いき)という活動名に変更しました。わ田かまりという文字列は大して面白くもないのに変に奇抜で、単純にこれからもやっていける自信がなくなったからです。こんなところにも神経質さが出ていて恥ずかしいかぎり。しょぼい人間ですが、メンバーと一緒になんとか頑張っていい本を作っていきたいです。
先日、編集長ユミズタキスさんと都内の某ファミリーレストランにてミーティングを行いました。その内容は、私の提案した「発達障害者向けの手帳術」に関する本作りについて。まだまだ動き出したばかりですが、形にするべく動いていきたいと思っています。
以前TENTONTOでも記事にてご紹介しましたが(→自閉症スペクトラム者、痛みの感覚が鋭いから人付き合いを避ける?驚きの研究結果)、ASD傾向のある当事者の方はとても繊細なところがあると言われています。これは私にも当てはまり、ほとんど人と会わない生活を送っているのにも関わらず、本当に些細なことで傷つきます。そのとき要因は、私の場合は他人の言動や表情であることがほとんどです。いとも簡単にガラスのハートは粉砕されます。崩れる音が相手に聞こえちゃうかもというくらいのショック具合。しかし、そんな自分の心の動きを冷静に見ている自分もいるような気がします。不思議ですね。
話は変わって、私のADHD傾向について。ADHDをもつ男性は実際の行動での多動傾向(多動/衝動性傾向)が強く、ADHDをもつ女性は脳内の多動傾向(不注意傾向)が強く出やすい、とされています。一応私も女のようで、いつもいつもあーだこーだ脳内で理屈や不安なことをこねくり回して過ごしています。そしてこの脳内でこねくり回す行為によって、自分が傷つくこともしばしばあります。脳内は密室で行き止まりです。こねた理屈と理屈がぶつかって日々行き場を失っています。
そんなガラスのハートと、かたいのかやわらかいのかよく分からない不可解な脳みそを持ちながらも、なんとか生きなくてはなりません。私はそんな自分の生活を支えるべく、日々の感情管理の術として手帳を活用しています。手帳の活用方法は様々ですが、この本では何かヒントになるようなものを提供できたらな…なんてことを考えています。いい風にこねくり回していきたいな…。いい風に。
長くなりましたが、ひとまずは11月の文学フリマを目標に動いていきます。ちょっとだけ暖かく見守ってくださったらそれはもう、とても嬉しいです。
わ田かまり