(水) S = スヌーズ(うたた寝)
テントントさんのマイペースな日常を、コラムやマンガでつづります。
「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」(通称:わたモテ)を読んだ。2013年にはアニメ化もされた人気漫画だ。僕はこの漫画を読んだことがなかったのだが、「非リア」ネタにアニメ・ゲームのパロディを盛り付けた程度の漫画だと勝手に思っていた。しかし、この認識はすぐに改められた。わたモテはテントントさんあるあるを非常にリアルに描いている漫画だったのだ。
「リアル」と言っても「厳しいし残酷だけど甘えるな、これが現実!」といういわゆる、自然主義的なリアルさではない。確かに、この漫画は救いのない描写で笑いを取ったりすることが多々ある(ほぼ毎回そうだ)。だけれど、主人公・智子(もこっち)の行動パターンはまさに一部のテントントさんの思考を踏襲しているように感じられる。そういう意味でもわたモテは、「実情に即している=リアル」なのだ。
(水) S = スヌーズ(うたた寝)
テントントさんのマイペースな日常を、コラムやマンガでつづります。
TENTONTOメンバーのYutaniです。世界中のポップカルチャー×テントントさんをご紹介するTENTONTOエンタメ部。アスペ(aspie)恐竜の女の子・ダイナが活躍するtwitterマンガ「Dinah the aspie dinosaur」を日本語訳でお届けしています。今回はダイナが度々聞かれる「ほんとに自閉症?」の言葉にうんざりするお話です。
こんばんは。TENTONTOメンバーのYutaniです。
世界中のポップカルチャー×テントントさんをご紹介するTENTONTOエンタメ部のコーナーでは、アスペ(aspie)恐竜の女の子・ダイナが活躍するイギリス発のWEBコミック「Dinah the aspie dinosaur」。作者のクロエ・アスパー(Dinah)さん公認のもと、日本語訳バージョンを毎週、お届けしています。昨年11月に実施したクロエさんへのインタビュー完全版も、日本語版・英語版共にweb公開中。ぜひご覧ください。
通行証チェックの窓口で、係員さんとお話をしているダイナ。どうやら、仕事の関係の手続きのためのようです。係員さんに年齢を低く見られたのか、納得いかない対応をされるダイナ。彼女はどうする?
no.5鋭意制作中のTENTONTOメンバーmarfです。本日はTENTONTOの公式キャラクター「んとんとちゃん」について、改めてご紹介いたします。
んとんとちゃんはテントントさんの女の子で、自閉症スペクトラム(ASD)を持っています。話すときの一人称は「ぼく」。はだしでいるのがすきで、ねこさんと仲良しです。
んとんとちゃんはテントンティアという世界で、自分のためのセンサリーなテントに住んでいます。ねこさんと一緒にお散歩をするのが毎日の日課です。お散歩の途中でお友達のぎゅぎゅちゃん(ASD+ADHDのがんばりやさんな女の子)やふぁっふぁちゃん(ADHDのおてんばな女の子)とお話しすることもありますが、んとんとちゃんはとってもマイペース。自分の決めた日課を大切にしているので、突然遊びに誘われても、いつものお散歩をやり通します。
んとんとちゃんは予定外のことがニガテです。突然知らない人に話しかけられたりするとびっくりしてしまいます。
んとんとちゃんのようにテントントさんはASDやADHD由来の感覚の違いを持っています。敏感すぎたり、鈍感すぎたり、「ふつう」のくくりで見ると、五感やからだの感覚のバランスがとれていないことがあります。そのため、外部からの刺激に過剰に反応してしまったり、逆に受け止め切れずに危険な目に遭うことがあるのです。
刺激を適切に処理し切れないために疲れてしまうテントントさんは多いと思います。んとんとちゃんは気持ちと体を落ち着けるため、安心な場所としてテントを使っています。
んとんとちゃんのマンガは ASD & ADHD Magazine TENTONTO | no.3 で見ることができます。
今後もんとんとちゃんの活躍にご期待ください。
こんにちは。TENTONTOメンバーのYutaniです。
エンタメ部のコーナーでは、海外のスラング(隠語)をキーワードに、多くの人と感覚の違いをもって暮らす人=テントントさんの生活について考えてみる企画をお送りしています。題して、「テントントなスラング」!
今回紹介するのは、いわゆる「天然」な人を指すアメリカのスラングです。
今回もBuzzFeedより、自閉症者のドローイング画集『Drawing Autism』を特集した以下の記事から1枚を紹介。前回の397種の鳥を描いた絵に引き続き、今回も18歳のASD者、デビット・バースの作品。
http://www.buzzfeed.com/alanwhite/13-extraordinary-pictures-by-autistic-artists#.nf8G8aqRB3
“Underground” デビット・バース
評:地下には「悪夢」が暮らしている。私も彼と似たような夢に取り憑かれて、多くの「生きている奇形」の絵を描いたことがある。私の憶測だが、このような夢を見るのは、ASD者特有の「nitpick」な心の表れではないかと思う。つまり、もし手のところに足があったらどう使うんだろう、目が飛び出していたらどう見えるんだろう、と、自分の持っている感覚器のレアケースを、全てのパターン考えてみたくなるわけだ。あらゆるケースの「自分」が、彼の足元で生き生きと蠢いている。このような体性感覚を描いた図は、脳の中の小人「ホムンクルス」と呼ぶに相応しい。
ユミズタキス
こんばんは。TENTONTOメンバーのYutaniです。
アスペ(aspie)恐竜の女の子・ダイナが活躍するイギリス発のWEBコミック「Dinah the aspie dinosaur」。世界中のポップカルチャー×テントントさんをご紹介するTENTONTOエンタメ部のコーナーでは、作者のクロエ・アスパー(Dinah)さん公認のもと、「ダイナ」の日本語訳バージョンを毎週お届けしています。昨年11月に実施したクロエさんへのインタビュー完全版も、日本語版・英語版共にweb公開中。ぜひご覧ください。
2月に入りましたが、寒い日が続きますね。今回は、ダイナのコートに関するエピソードです。前回のように、友達と二人一緒にいるダイナ。場所は学校かどこか、屋内の広い部屋でしょうか。ダイナは随分と厚着をしています。それに気が付いた友達が、こんなことを尋ねてきました。
画像出典元:Oregonlive.com 様 http://www.oregonlive.com
こんにちは、TENTONTOメンバーのmarfです。このコーナーでは、多くの人と感覚の違いを持って暮らす人=テントントさんのうち、自分の抱える感覚の違いに基づいて活動をされている方々をご紹介しています。本日は自閉症をもつ息子をモデルにして小説を書いたブライアン・タシマさんをご紹介します。
ブライアンさんはバンクーバー在住のミュージシャンです。
彼の息子、トーリン・タシマさん(現在17歳)はアメリカにいる自閉症スペクトラム障害をもつ350万人の中の1人です。彼は幼い頃に、数列や対話をそっくり記憶する、地元のモールを歩いては詳細な地図を作る、コンピュータを使う方法とそれを一から作る方法を見つけ出すなどをやってのけました。こういったASD者にみられるシステム指数の高さゆえの突出した能力が、父親ブライアンさんにはまるで魔法か強大な力のように思えたそうです。
それで、ある日トーリンさんが「自分のための本を書いてほしい」とブライアンさんに頼んだことを機に、ヤングアダルトSFファンタジー・シリーズ “Spectraland Saga” を執筆しました。
自閉症を強大な力として使う10代の子が主人公です。また、そのキャラクターはブライアンさんのようにミュージシャンでもあります。音楽が危機の瞬間に彼をもう一つの世界に導きます。
2012年にシリーズの最初の本 “Secret of the Songshell” を出版。2015年秋に第2巻となる ”Mystery of the Moonfire” が出版されました。
Oregonlive.comに”Mystery of the Moonfire” 出版に際してブライアン・タシマさんへのインタビュー記事がありましたので、一部引用してお届けいたします。
Autism becomes a superpower in Vancouver dad’s sci-fi/fantasy series for teens(2015.11.24)