画像出典元:UD Style https://jp.toto.com/ud/
TOTO株式会社のユニバーサルデザインについての特設サイト「UD Style」において、発達障害当事者や保護者が公共のトイレを利用する際に戸惑うことについて、課題と解決策を伺う座談会形式のコラムが掲載されています。
座談会企画:発達障がいを“手がかり”として、すべての人に使いやすいトイレを考える | UD Style TOTOのユニバーサルデザイン | TOTO
座談会では、国立重度知的障害者総合施設「のぞみの園」の日詰正文氏、一般社団法人日本発達障害ネットワーク(JDDnet) 元事務局長の橋口亜希子氏が、インタビュアーからの質問に答える形式です。
社会に生きる上での障害は程度問題なのだから、精神障害のひとつである発達障害も程度問題である。ただ精神がどんなものであるか、まだあまりわかっていない時代だからこそ、この程度問題は難しい。
研究者は今必死に研究しているし、社会の構成員も理解しようとしている。しかしまだ時間がかかる。だから発達障害に関することは、さっと解決してスッキリできないことである。つまり、苦渋である。
その本質から外れていない提案には実がある。センサリーデザインは感覚の程度問題を扱い、試みる。
耳元で羽虫が飛べば不快。例えばそんな感覚における個々人の程度問題を実際に捉えようとすること。そこから得られたものを基に設計を行ない、そのひとの「正常」を創る。そこから始めていくというアイデア。
それがセンサリーデザイン。
ユミズタキス
画像出典元:NHK出版 https://www.nhk-book.co.jp/
こんばんは。編集長のmarfです。この度、センサリーデザイン最前線第40回、第50回でご紹介した池上英子教授のご厚意により、2019年3月11日に発売となった『自閉症という知性』(NHK出版新書 580)をご献本いただきました。
池上教授が4人の自閉症スペクトラム当事者との交流を経て書かれた本作。TENTONTOでは数回に分けて、本書籍のレビューをお届けします。前回に引き続き、ユミズがレビューします。
『自閉症という知性』レビュー
文:ユミズタキス
・第1章を読んで
NHK「自閉症アバターの世界」でも取り上げられた、セカンドライフ上で自己実現を図るラレさんに迫る。ゲームをつくったりするぼくからすれば、ラレさんのやっていることをゲームにして、お金を払って誰もが楽しめるようになればいいのに、と思うけれど、ラレさんはどう考えるのだろうか。
画像出典元:NHK出版 https://www.nhk-book.co.jp/
こんばんは。編集長のmarfです。この度、センサリーデザイン最前線第40回、第50回でご紹介した池上英子教授のご厚意により、2019年3月11日に発売となった『自閉症という知性』(NHK出版新書 580)をご献本いただきました。
池上教授が4人の自閉症当事者との交流を経て書かれた本作。TENTONTOでは数回に分けて、本書籍のレビューをお届けします。
『自閉症という知性』レビュー
文:ユミズタキス
・ぱっと読んでみて
ぼくも本書で語られている当事者らと同じく、経済的に有利になる機会を度々放棄してまで、自身の肉体と精神を組み替えるような奇妙な術を時間をかけて開発してきた。この推理と試験を重ねて作られた痛ましいノウハウの数々は、多くの人からみて快適さからかけ離れた見栄えをしていると知っている。だから口外を避ける。
TENTONTOメンバーのTEHOです。本日より公開のドキュメンタリー映画「描きたい、が止まらない」。アウトサイダーアーティストの発達障害(自閉症スペクトラム)当事者を追うこの邦画を鑑賞してきました。また東中野にて、公開記念イベントのアーティスト本人によるトークショーにも参加してきました。
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発達障害という精神の障害。趣味嗜好の偏りや強迫性、感覚の過敏がみられることも多い当事者の思考回路に、もし非当事者がダイブできるのなら。その特異な精神世界を伝えるような芸術表現を探すコーナー
明滅。回転。残響音。光に対する感受性。
ユミズタキス
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昨日は都内新宿のレストランにて、今年新たにボランティアに参加することになったTENTONTOメンバーを交えてミーティングを行ないました。参加メンバーは7名、夜からの集まりだったのでお酒を飲みたい方は軽く飲みつつの、新年会的な合計2.5時間程度の会でした。
昨年発行、文学フリマ東京にて出展した『できるテラフォーミング』の反響についてや、今年初めのミーティングということもあり今後の活動方針についてミーティングをしました。今回は新メンバーもいたので、ひとりひとり感覚の違いがあることを伝える啓蒙団体としてどのようにボランティアができるか、といった内容も改めて話をしました。思い思いに時間を過ごしてもらえるように留意したこともあり、和やかな雰囲気で話ができたかと思います。
今年はイベントにいらしてくださったお客様や店舗様からも要望が多かったフリーペーパーTENTONTOno.9の発刊に向けて動くこと、そのための調査やアイデア出し、記事作成が活動の中心になりそうです。モチベーションの高いメンバーが多数所属して下さっていることが、編集長としてはとてもありがたく感じています。たのしく読める冊子を目指してがんばりたいと思います。