ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 公式サイト

TENTONTOweb

TAG: コラム

コラム:刺激たちと暮らすこと

navi
(火) N = ナビ(案内)

センサリーデザインに関する知識や、ビッグニュースをお届け。
 
 

単に刺激を減らせば良い?

センサリー・スティミュレーター。ASDを持つ方向けの製品機能の説明書きに、よく登場する言葉です。感覚刺激装置という意味で、五感を心地よく刺激することで、嫌なことから自分を一旦離し、気持ちを落ち着かせるような機能を指します。以前センサリーデザイン最前線第1回、第3回でご紹介したデザインは、このような機能をデザインの核にしているプロダクトです。

ASDを持つ方へ一般的に抱きがちな支援方法として、自閉症を持つ方は神経が過敏な傾向があるので、目にはサングラスを、耳にはイヤーマフを、と言った形でとにかく刺激をなるべく少なくするものを用意すると良い、というものがあります。簡単にまとめると、刺激を減らすことが重要、という考え方です。これは近年研究の進む自閉症スペクトラム(ASD)という考え方においては、必ずしも適切ではありません。スペクトラムとは自閉症状の多様性を表現する言葉です。

続きを読む »

コラム:跳びはねることがしあわせな理由

order
(木) O = オーダー(秩序)

なかなか理解されない「自分ルール」にも、なにかヒントがあるかも。
 
 
どこまでも続いていそうな青空の下、敷石が敷き詰められたような茶色い地面の上に、小柄なおじさんが立ち尽くしているという奇妙な風景。有名なテレビゲーム『スーパーマリオブラザーズ』のスタート画面です。左手は十字キー、右手はダッシュボタンとジャンプボタン、たったこれだけで画面の中のおじさんを自在に操るこのゲームは、1985年以降に生きる世界中の沢山の人の心を捉えます。ASDとADHDを持つ幼い私も、その中のひとりでした。

続きを読む »

文脈盲ってこんな感じ―「この写真見てよ」と言われたら?

caetextia_tentonto

TENTONTO必修わ~ど 第1回

こんにちは、TENTONTO編集長のユミズタキスです。

昨日お伝えした記事、ひと目でわかる、TENTONTOを読むための専門用語。真っ白で殺風景な概念図のみのご紹介でしたが、Twitterで反響をいただけとても嬉しく思います。

ご好評いただけたことに気を良くして、さっそく本日からコーナー名を『TENTONTO必修わ~ど』と題し、図の中にある言葉をひとつずつ、私なりにお伝えさせていただきます。

本日は「文脈盲」についてお伝えします。
 
続きを読む »

就活 ―ガンバリを評価されちゃって―

 

四月、就活シーズン真っ盛り。電車の中に学生さんであろう、着慣れていないスーツ姿の人達をたくさん見かける季節です。ASDとADHDをもつ私も、かつていわゆるまっとうな就活をしたことがあります。

 

続きを読む »

本人だから、”メルトダウン”は防げる

 
発達障害をもつ人たちの”メルトダウン”について、いかに対峙するか。そのような内容は、国外の支援活動サイトによく散見されます。日本で言ういわゆる癇癪のことですが、メルトダウンと言うと、いよいよ回復不能な、破滅的な事象として、支援者たちが当事者の感情の爆発を捉えていることが伺われます。

なぜ当事者は、”メルト”するほどに熱くなりすぎてしまうのでしょう。それは、発達障害者の多くは自分を精神的に追い込んだり(背伸びのし過ぎ)、実際に他人に追い詰め(虐め)られたりしやすい傾向があること、加えてそのような現実に基本的に”気が付けない”からだと、私は考えています。

続きを読む »

強迫めし ばっかり食い編

150620meshirogo

声を大にして言いたいことがあります。いただきます、と手を合わせてから先は、私とご飯とは”食う食われる”の関係なのです。ですから、あなたからその格闘の様子がどう見えようと、それを根拠に私たちの”真剣勝負”の邪魔をしないでほしいんです。

続きを読む »

支離滅裂の構造―正直さと好奇心が暴れるとき

tentonto_chillrenu

CHILLれぬ日々を過ごす 第9回

みなさんこんにちは、TENTONTO編集長のタキスです。”発達障害当事者の日常”をテーマに、リラックス出来ないASD(自閉症スペクトラム)&ADHD(注意欠陥性・多動性)のココロを描くこのコーナー。今日はみなさんに「支離滅裂になりがちでチルれない」というテーマで、お話をしたいと思います。

続きを読む »

夢のコラボ?ライ・シン・タタルさん、アラン・ガードナーさんを描く

AlanGardener

画像出典元:The National Autistic Society 様 http://www.autism.org.uk

TENTONTO編集長のユミズタキスです。

今日はコアなTENTONTOファンならニヤリ(?)の情報をお届けします。

センサリーデザインとは?のコーナーでセンサリーデザインの核となる感覚感受性についての記事をご紹介した全英自閉症協会のwebサイトにて今年公開された、テントントさんがやってみたコト第2回でご紹介したASDをもつ細密画家、ライ・シン・タタルさんの特集。タタルさんの絵の中に、同じくテントントさんがやってみたコト第13回でご紹介したASDをもつ庭師、アラン・ガードナーさんの肖像画がありました。

Raj Singh Tattal on family, inspiration and what he’s learned

当サイトでご紹介してきたASDをもつ活動家の方たちが、現在進行形でコラボレートしながら活動の幅を広げていることに、私はたいへん勇気づけられます。毎日記事を更新して、1年と1ヶ月が過ぎた当サイト。今後ともよろしくお願いいたします。

【関連記事】

ASD診断から決心、アーティストへ

「自閉症は、世界を見るための方法のひとつにすぎない」ASDの庭師・Alan Gardnerさん

自閉症の感覚過敏って、どんな感じ?(動画)

己ノ脳ニ傾聴ス―自閉症スペクトラム症状の動作音(感覚過敏 混雑時の駅構内編)

多くの人は、それとなく他の人とぶつからない距離感を保って移動できるそうだ。だが、文脈盲の私にはその「それとなく」は極度に難しい。

加えて、ASD者の多くが持つ感覚過敏のあらわれにより、他人の衣服やバッグなどが自分の体に接触するのをとても不快に感じてしまう。

そのため、混雑した駅構内で往年のフリーゲーム気合避けバカ一代なみの「弾幕避けゲーム」を展開する必要がある。

続きを読む »

「クレーン」が知りたい

kin010

画像出典元:長岡労働衛生コンサルタント事務所 様 http://www.nrec.sakura.ne.jp/

テントントの僕らの目が輝くもの 第9回

ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。

このコーナーでは、ASDとADHDを持つ私が感動したもののうち、同じようにASDやADHDを持つ友人たちに紹介して評判が良かった情報をお伝えしていきます。

前々回の橋ガールに引き続き、私タキスの普段のネットサーフィンの様子を少しだけご紹介させていただきます。自閉症スペクトラム症状(ASC)の現れとして、システムに対する感覚が多くの方とくらべ鋭いとされています(システム化指数(SQ)の記事参照)。そのおかげで、構造マニアと言いますか、あるひとつについてどのようになっているか、どんな種類があるのか、きめ細やかに知りたくなってしまう。そんなアスペゴコロが、ふつふつと湧いてくるのです。

続きを読む »